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屋外(野外)で人物写真(ポートレート)を綺麗に撮影するテクニック紹介

屋外(野外)で人物写真(ポートレート)を綺麗に撮影するテクニック紹介

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【第8回】カメラ初心者必見!撮影スキルを上げるために覚えておきたいカメラ・写真用語集
【第9回】初心者でも綺麗な料理写真が撮れる!ライティング撮影基本テクニック紹介
【第10回】6月公開予定!

今回は、屋外で人物写真(ポートレート)を綺麗に撮影するためのテクニックをご紹介したいと思います。Webや印刷物などで人物写真はよく使われます。人物写真の撮影テクニックを習得して、目を惹きつける綺麗な写真を撮れるようになりましょう。

人物写真(ポートレート)の基本テクニック

それではまず人物写真におすすめのレンズと基本テクニックを紹介していきたいと思います。

人物写真(ポートレート)におすすめのレンズ

人物写真を撮影する場合、最も定番のレンズの焦点距離は50mmになります。50mm以下の焦点距離はより広い範囲が写るのですが、写真に歪みが生じてしまいます。短い焦点距離で人物写真のバストアップで撮影すると、立体感は出るものの歪んでしまい頭でっかちな写真になりがちです。場合によっては違和感のある写真になってしまうので、焦点距離50mmあたりのレンズを使うことをおすすめします。

そして、ズームレンズよりは、開放F値の低い単焦点レンズを使用することをおすすめします。明るいレンズでより背景のボケさせることで、綺麗な人物写真が撮れます。

太陽(光)の位置を意識しよう

屋外(野外)で人物写真(ポートレート)を綺麗に撮影するテクニック紹介 太陽の位置を意識

撮影 小野友暉

屋外で人物写真(ポートレート)を撮影する場合、光源となる太陽の位置を確認しなければなりません。太陽をどの位置にして写真を撮影するかで、写真の出来栄えが大きく変わります。基本的には、「順光」「半逆光」「逆光」の3種類の特徴を押さえていれば、ある程度光をよんで撮影することができます。

順光で撮影する

順光とは、被写体(モデル)の正面に太陽を持ってくる位置になります。太陽の光を正面から受けるため、モデルさんからすれば少し眩しいかもしれません。順光で撮影した写真は、顔の光が当たっている部分と影になっている部分でメリハリがあり、コントラストが高くなります。綺麗な表情を撮影したい場合にはあまりオススメはしません。

逆光で撮影する

逆光とは、被写体(モデル)の背中に太陽を持ってくる位置になります。コントラストは低めでソフトで柔らかい雰囲気の綺麗な写真を撮影することができますが、逆光で顔に光が入らないためモデルさんの顔が暗くなってしまうデメリットがあります。その場合、レフ板もしくはクリップオンストロボで顔に光を程よく当ててあげればより綺麗な人物写真に仕上がります。

レフ板、クリップオンストロボが用意できない場合は、カメラの露出補正ダイアルで露出を〜+2くらいに設定してあげると、背景は白く飛んでしまう可能性がありますが、綺麗な人物写真が撮れます。

半逆光で撮影

半逆光は、太陽を被写体(モデル)の斜め後ろに持ってくる位置になります。逆光と同じようなソフトで柔らかい印象を得られるのと、写真に立体感も与えられるので、人物写真を撮影する上では一番おすすめです。露出補正ダイアルでやや明るめに設定してあげるととても綺麗な写真に仕上がります。

人物写真(ポートレート)のピントの合わせ方

続いて、人物写真を撮影する場合のピント位置についてまとめていきます。引きの全身写真を撮影する場合、ピント位置は基本的には顔に合わせてあげます。

バストアップ、または顔の寄りを撮影する場合、ピント位置は顔の中でもモデルさんの目に合わせるのが人物撮影の基本になります。真正面から顔を撮影する場合は、左右の目どちらかにピントを合わせれば問題ないのですが、注意しなければならないのが、少し斜めを向いたカットを撮影する時のピント位置です。カメラに対して斜めを向くと目とカメラの距離が左右の目で変わります。その場合は基本的に手間にある(カメラマンに近い方の)目にピントを合わせてあげましょう。実際に試すとお分かりいただけると思いますが、奥の方の目にピントを合わせると、写真として見たときに違和感があります。

人物写真(ポートレート)の応用テクニック

屋外(野外)で人物写真(ポートレート)を綺麗に撮影するテクニック紹介 応用編

基本を押さえたところで、より綺麗な使える写真を撮影するための応用テクニックをいくつかご紹介します。

モデルの表情やポーズが硬い場合の対応

人物写真はやはり被写体(モデル)の表情が一番よく見られるため、重要なポイントとなります。写真慣れしていない方がモデルの場合、撮影者側がしっかりと緊張をほぐしてあげなければなりません。ただ黙って闇雲にシャッターを切るだけでは被写体(モデル)の表情は良くなりません。最低でも以下の項目は実践するようにしましょう。

シャッターを切るときほどモデルに話しかける

シャッターを切る瞬間無口になってしまうカメラマンがとても多いです。常に喋っている必要はありませんが、ずっと黙って黙々とシャッターを切られると、モデルさんは今の表情やポーズが正しいのか不安になります。

「今の表情とてもいいですね」「もう少し上を向いてください」など、褒めてあげたり指示するだけでも不安を解消させてあげられます。意識して喋るようにしましょう。

表情が硬いなら動きのある撮影を

指示だけではなかなかモデルさんの緊張をほぐすことはできません。そんな時は歩きながら撮影したり、後ろすがらから振り向いてもらったり、動きのある撮影を試してみましょう。動いているうちにだんだん緊張がほぐれてきます。じっと止まって撮影していても緊張がほぐれることはありません。

自分も一緒になって笑顔になる

笑顔のカットを撮影したい場合、「モデルさんに笑顔になってください」と指示しても表情が硬いことが多いです。そんなとき一番効果的なのが自分の一緒に笑顔になってあげることです。一人で笑顔を無理やり作るよりも、会話しながら一緒になって笑顔になって、その瞬間を切り取る方が自然な表情を撮影することができます。モデルさんの一番いい表情を切り取れるようになりましょう。

写真の使用目的によって構図を変えよう

撮影した写真をどういった目的で使用するかを頭に入れておくと、写真の撮り方も大きく変わってきます。例えばWeb掲載用で使用する写真を撮影する場合、横型にトリミングすることが多いです。人物写真だからといって、全身の写真を縦向きで撮影してしまうと、使用する際に横向きにトリミングできなくなって、思うように使用できません。

また、キャチコピーなどの言葉を入れてポスターやチラシなどの広告物として使う写真の場合、言葉を入れるスペースにあらかじめ余白を作って撮影しなければなりません。このように、使用目的をしっかりと理解して撮影できるようになると、最終の形になったときに綺麗になります。

屋外で人物撮影するのにあったらいいアイテム

屋外(野外)で人物写真(ポートレート)を綺麗に撮影するテクニック紹介 カメラ以外の便利なアイテム

カメラ以外のアイテムで、屋外の人物撮影にあったらいいアイテムをご紹介します。

レフ板

あまりお金をかけずに、写真を生まれ変わらせたいのであれば、安価で購入できるレフ板を購入することをオススメします。5000円もあればそれなりの大きさのレフ板が購入できます。レフ板は逆光・半逆光での撮影シーンで大活躍します。白レフ・銀レフ・金レフと種類がありますが、まずは白レフから始めると良いでしょう。オモテ面と裏面でレフの色が違うものもあります。

クリップオンストロボ

ワンランク上の綺麗な写真を求める場合は、クリップオンストロボを使用することをおすすめします。暗い場所での光量不足を補うためによく使われるクリップオンストロボですが、日中の明るいシーンでも使用することがあります。クリップオンストロボがあれば、逆光や半逆光で被写体が真っ黒に写るシーンや、人物をより際立たせたい時に「日中シンクロ」というテクニックで綺麗な写真を撮影することが可能になります。

 

最後に

以上、屋外での人物撮影のテクニックを紹介しました。今回ご紹介したポイントを押さえればある程度の質の人物写真を撮影することがきます。ぜひ応用テクニックまで試してみて、綺麗な人物写真を撮影してみてください。

当記事は「関西写真部SHARE」からの寄稿記事です
 
【関西写真部SHARE】
「楽しいことを生み出しみんなと分かち合う」をコンセプトに自由なアイディアと行動で、様々な企画を実行する団体。写真展や撮影会の開催、写真専門メディアの運営などを行っている。

【カメラマン】
小野友暉 プロフィールページ
鹿児島県出身。大阪在住の写真家。1992年11月20日生まれ。現在26歳。主に関西で活動する。女性のポートレートを中心に料理写真、スナップ写真、アート写真等様々な写真を撮る。関西写真部SHARE代表。カメラ以外にもWebを使ってマイクロビジネスを展開中。

【ライター】
かんばらふうこ プロフィールページ
兵庫県出身。1999年5月20日(19歳)。 高校三年生の秋にライターを始め、2018年1月に関西写真部SHAREの専属ライターになる。フォトグラファー・モデルに向けた記事の執筆から、企業のプロモーション記事の制作も行なっている。