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カメラ初心者必見! 一眼レフカメラのレンズ(単焦点・ズーム)の種類や特徴を解説

カメラのレンズについて解説

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【第2回】写真のグレードが一段上がる! 9つの「写真の構図」テクニック
【第3回】写真の露出とは?シャッタースピード・絞り値・ISO感度のカメラの基礎知識
【第4回】カメラ初心者必見! 一眼レフカメラのレンズ(単焦点・ズーム)の種類や特徴を解説
【第5回】4月公開予定!
【第6回】4月公開予定!
【第7回】5月公開予定!
【第8回】5月公開予定!
【第9回】6月公開予定!
【第10回】6月公開予定!

今回はカメラ初心者へ向けて、一眼レフカメラのレンズについて解説していきたいと思います。カメラのことがよくわからない方は、カメラボディとレンズがセットになっているレンズキットを最初に購入する方が多いと思います。しかし、初心者から中級車へステップアップする際に、「次にどんなレンズを買えばいいかわからない」というお悩みをよく耳にします。
そんな方へ向けてレンズについての種類や特徴をまとめていきます。

レンズの種類は大きく分けて2種類

一眼レフカメラのレンズには大きく分けて「ズームレンズ」と「単焦点レンズ」の2種類あります。それぞれで、カメラのセンサーサイズであるフルサイズ用とAPS-C専用のレンズが発売されています。APS-C専用のレンズは、フルサイズ機では使用できませんが、フルサイズ対応のレンズはAPS-Cのカメラでも使用可能になります。

それではズームレンズと単焦点レンズについてそれぞれ解説していきたいと思います。

ズームレンズとは?メリット、デメリット紹介

ズームレンズ

撮影 : 小野友暉

ズームレンズとは焦点距離を変えられる(ズームできる)レンズのことを言います。単焦点レンズと違い、状況に合わせて様々な焦点距離で撮影できるため、建築物やポートレート、スナップ、風景など、撮るジャンルが特に決まっていないという人にとってはとても便利なレンズです。

ズームレンズのメリット

ズームレンズは焦点距離を変えられるので、1本で幅広い焦点距離をカバーできます。

焦点距離を変えられるので利便性が高い

撮影 : 小野友暉

なのでわざわざレンズを交換する必要性も少ないというメリットもあります。とても利便性の高いレンズなので様々なジャンルの写真を撮る人におすすめです。

ズームレンズのデメリット

ズームレンズは単焦点レンズと比べると、開放F値が暗いものが多いというデメリットがあります。そのため暗い場所で撮影するには、ISO感度をあげるか、シャッタースピードを遅くするかしなければなりません。そうなるとノイズの多い写真になるか、手ブレが症じてしまいます。また焦点距離によって、画質にバラツキがあり、一般的には高倍率であるほど画質が低くなってしまうというデメリットもあります。

ズームレンズの種類

ズームレンズには以下の種類のレンズがあります。標準域を担うズームレンズが一般的に一番安価で、次に広角ズームレンズ、望遠になればなるほど高価になりがちです。

  • 広角ズームレンズ
  • 標準ズームレンズ
  • 高倍率ズーム
  • 望遠ズームレンズ

ズームレンズの特徴

ズームレンズについての特徴をまとめていきます。

「F値変動タイプ」と「F値固定タイプ」のズームレンズ

ズームレンズにはズームすることによって、開放のF値が変動する「F値変動タイプ」全てのズーム域でF値が変動しない「F値固定タイプ」があります。カメラ初心者向けのレンズキットに付属しているズームレンズはほぼ「F値変動タイプ」のズームレンズになります。「F値変動タイプ」のズームレンズは、焦点距離によってF値が変動してしまうので、暗くなりやすいです。特に、望遠側にいけばいくほど暗くなってしまいます。

F値が変動しない「F値固定タイプ」の方が、「F値変動タイプ」に比べて安定して明るい写真を撮ることができますが、その分大きく、重く高価なレンズとなります。

「F値変動タイプ」はボカすのには向いていない

「F値変動タイプ」はだいたい開放F値がF3.5になるので、背景を大きくボカすような写真には向いていません。大きく背景のボケた写真を撮影したい場合、「F値固定タイプ」の開放F2.8のレンズ、もしくは単焦点レンズを選択すると良いでしょう。

背景をぼかすのには向いていない

撮影 : 小野友暉

単焦点レンズとは?メリット、デメリット紹介

単焦点レンズのメリット・デメリット

撮影 : 小野友暉

続いて、単焦点レンズについて解説していきます。単焦点レンズとは、焦点距離が固定でズームのできないレンズのことを言います。被写体を大きく撮ろうとした場合、ズームレンズはズームして被写体を大きく捉えるのに対し、単焦点レンズは撮影者が被写体に寄ったり離れたりしなければなりません。その分、ズームレンズよりもボケを活かした写真を撮ることができるので、より写真を楽しむために2本目の追加レンズとして単焦点レンズを選ぶ方も多いです。

 

単焦点レンズのメリット

単焦点レンズは開放F値が小さい(明るい)ため、ズームレンズよりも大きくぼかすことができます。また、ズームレンズよりも構造がシンプルな分、小型で軽量かつ高画質なレンズが多いです。またズームレンズに比べると、物にもよりますが比較的安価なものも多く、手が出しやすいというメリットがあります。

単焦点レンズのデメリット

単焦点レンズは焦点距離固定のため、撮影状況や被写体によってはレンズを何本も用意しなければなりません。様々な焦点距離の単焦点レンズを揃えようと思ったら、結局コストがかかってしまうというデメリットがあります。自身の撮影するジャンルにあったレンズを揃えていかなければならないため、賢く揃えていく必要があります。

単焦点レンズの種類

単焦点レンズには以下の種類のレンズがあります。種類が豊富なため、すべての種類のレンズを揃えるとなると相当なコストがかかります。

  • 超広角(魚眼)レンズ
  • 広角レンズ
  • 標準レンズ
  • 中望遠レンズ
  • 望遠レンズ
  • 超望遠レンズ
  • マクロレンズ

単焦点レンズの特徴

単焦点レンズについての特徴をまとめていきます。

ボケの活かした写真を撮りたいなら単焦点レンズ

単焦点レンズは、ズームレンズに比べて開放F値が低いため、明るくより背景のボケた写真を撮ることができます。

単焦点レンズのボケを活かした写真

撮影 : 小野友暉

ボケを生かした写真を撮りたい場合は、単焦点レンズを選びましょう。

F値の幅が広い単焦点レンズは様々な表現ができる

開放F値が低い単焦点レンズは、ズームレンズに比べて、F値の選択の幅が広くなります。そのため、背景のボカシ具合を自分好みに調整したり、明るく撮ったり暗く撮ったりと、様々な表現が可能になります。

表現の幅が広がる

撮影 : 小野友暉

単焦点レンズで背景のボケた写真を撮るテクニック

写真を撮る上では背景をボカして被写体をひき立たせるのは非常によく使うテクニックです。背景がボケるほど、綺麗な写真になりやすくなります。より背景のボケた写真を撮るにはまず、開放F値の小さい、単焦点レンズを使うことをおすすめします。明るい単焦点レンズを使うことを前提として、より背景をボカすためのテクニックを紹介します。

1、開放F値で撮影する

単焦点レンズで撮影する場合、一般的に開放F値はF1.4かF1.8になります。背景をボカすためには、開放F値で撮影しましょう。逆にF32などの大きい絞り値で撮影すると、背景までピントが合った状態になってしまいます。

2、背景との距離を撮って撮影する

被写体と背景の距離は写真のボケに大きく影響します。同じ絞り値でも、被写体と背景の距離が遠ければ遠いほど、大きくボケた写真になります。大きくボカしたい場合は背景との距離を考えて撮影しましょう。逆にボケ具合を小さくしたいときは被写体と背景との距離を縮めてあげることでボケ具合を調整できます。

3、被写体にカメラを近づける

カメラと被写体の距離によっても背景のボケの大きさは変わります。カメラと被写体の距離が近いほど背景は大きくボケます。一点気をつけなければならないのが、レンズごとに最短撮影距離があるということ。最短撮影距離より短い距離で撮影してしまうと、被写体にピントが合わなくなってしまうので気をつけましょう。

4、長い焦点距離で撮影する

焦点距離が長ければ長いほど、背景のボケは大きくなります。大きいボケの写真を撮る場合は焦点距離の短い広角単焦点レンズより、焦点距離の長い、望遠単焦点レンズを選びましょう。そうすることで大きなボケの写真を撮影することができます。

最後に | 一眼レフカメラをより楽しむにはレンズの特性を理解しよう

以上、一眼レフカメラのレンズ(単焦点レンズ、ズームレンズ)についての種類や特徴をまとめました。様々なレンズを使ってみると、写真の上達のスピードが上がることはもちろん、写真の幅も広がり、よりカメラを楽しむことができます。レンズの特性を理解し、自分に合ったレンズを選べるようになりましょう。

当記事は「関西写真部SHARE」からの寄稿記事です
 
【関西写真部SHARE】
「楽しいことを生み出しみんなと分かち合う」をコンセプトに自由なアイディアと行動で、様々な企画を実行する団体。写真展や撮影会の開催、写真専門メディアの運営などを行っている。

【カメラマン】
小野友暉 プロフィールページ
鹿児島県出身。大阪在住の写真家。1992年11月20日生まれ。現在26歳。主に関西で活動する。女性のポートレートを中心に料理写真、スナップ写真、アート写真等様々な写真を撮る。関西写真部SHARE代表。カメラ以外にもWebを使ってマイクロビジネスを展開中。

【ライター】
かんばらふうこ プロフィールページ
兵庫県出身。1999年5月20日(19歳)。 高校三年生の秋にライターを始め、2018年1月に関西写真部SHAREの専属ライターになる。フォトグラファー・モデルに向けた記事の執筆から、企業のプロモーション記事の制作も行なっている。