【Instagram集客活用法 4/5】効果的な運用に活用したいツールやアプリ9選

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【Instagram集客活用法】Instagramをビジネスに活用するメリット

第1回:Instagramをビジネスに活用するメリット
第2回:SNS活用では必須の運用目標とルールの策定
第3回:フォロワーを増やす7つのテクニック
第4回:効果的な運用に活用したいツールやアプリ
第5回:ビジネスプロフィールで活用できる機能
番外編:Instagramとは何者だ? リリースから2019年3月までの歴史を探る
番外編:Instagramとは何者だ? 13のデータで捉えるビジネスチャンスの正体
番外編:Instagramで成果を上げている10の企業アカウント

Instagramがビジネスに与える影響から始まり、運用ルールの策定、フォロワーを増やすテクニックについて紹介した当連載ですが、今回は「効果的な運用に活用したいツールやアプリ」をテーマにお送りします。

フォロワーを増やすテクニックで、効果的なハッシュタグや写真の質を紹介しました。
しかし、最大30個つけるハッシュタグを、効果的なものを毎回手動で探すのは大変です。写真の質が重要とは言っても、一眼レフカメラを購入したり、カメラマンを雇ったりするのは難しいでしょう。

そこで活用したいのが、スマートフォンやパソコンから気軽に使えるアプリやツールです。
Photoshopのように専門的なツールでなくとも、写真をオシャレに加工できる簡単なツールはたくさんありますし、スマートフォンの写真撮影をサポートしてくれるものも数多くあります。
また、効果を大きく左右するハッシュタグも、効率的に検索したり、効果を予測したりするツールがリリースされています。

非常に多機能な有料ツールもありますが、多くの場合は無料で利用できるもので十分と思います。
今回は、Instagramの運用に活用したい、無料アプリや無料ツールを紹介します。

写真加工・撮影編|投稿の質上げるカメラアプリやフィルターアプリ

Instagramはなんといっても写真が中心のSNSです。ハッシュタグや投稿内のテキストを工夫しても、肝心の写真が“インスタ映え”しなければ、エンゲージメントは得られません。

Instagram投稿には、写真を撮るカメラアプリ、写真を加工するフィルターアプリが必要になります。
それぞれを適切に使うことで、プロの撮影のように…とはいかなくても、“インスタ映え”する写真を投稿できるようになります。

iPhoneカメラ-グリッド機能できれいな構図を実現

iPhoneであれば最初から入っているカメラアプリですが、最近のiPhoneカメラの性能はプロ仕様の一眼レフカメラ顔負けです。
最新のiPhoneⅩであれば、次のようなスペックになっています。

  • 12MP広角カメラと12MP望遠カメラ
  • 広角:ƒ/1.8
  • 望遠:ƒ/2.4
  • デュアル光学式手ぶれ補正
  • 4Kビデオ撮影(24fps、30fpsまたは60fps)
  • 1080p HDビデオ撮影(30fpsまたは60fps)
  • 720p HDビデオ撮影(30fps)
  • ビデオの光学式手ぶれ補正

何がすごいのかあまりピンとこないかもしれませんが、数十万円の一眼レフカメラと比べてもそん色ないスペックです。
もちろん、まだまだ一眼レフカメラでしかできないことも多くありますが、Instagram活用においては十分でしょう。

このiPhoneカメラですが、“グリッド“という機能を使うだけで、グッと写真の質を上げることができます。
写真では、構図が重要になってきます。プロのカメラマンや撮影になれた人であれば、カメラに映った画面を見てきれいな構図を作れるでしょうが、初心者ではなかなかうまくいきません。

しかし、iPhoneカメラには“グリッド”という機能が用意されており、設定>>カメラからオンにするだけで通常のカメラ撮影にグリッド線を表示することができます。

iPhoneカメラの設定には“グリッド”という機能があり、写真撮影の際、きれいな構図を作ることができる。

iPhoneカメラの設定には“グリッド”という機能があり、写真撮影の際、きれいな構図を作ることができる。

グリッド利用することで、は縦横を3分割して被写体を配置する「三分割構図」というテクニックを自然に取り入れられる。

グリッド利用することで、は縦横を3分割して被写体を配置する「三分割構図」というテクニックを自然に取り入れられる。

写真全体を縦横それぞれで3分割した「三分割構図」は、数ある構図テクニックの中でもよく利用されるものの一つで、初心者でも取り組みやすいものです。
また、Instagramは基本的に正方形にトリミングして投稿することになりますが、グリッドを使うことで、トリミングされたときの見栄えをイメージして撮影することができます。

たったこれだけで写真の質が一つ上がることは間違いありませんので、ぜひ活用してみてください。

Foodie-LINEが運営する食べ物特化のカメラアプリ

Foodieは株式会社LINEが運営する食べ物の撮影に特化したフード専用カメラアプリで、24種類の「食べ物フィルター」や“真上撮り”をサポートする「ベストアングル機能」などが魅力。

Foodieは株式会社LINEが運営する食べ物の撮影に特化したフード専用カメラアプリで、24種類の「食べ物フィルター」や“真上撮り”をサポートする「ベストアングル機能」などが魅力。

画像:APP STORE

FoodieはLINEが運営する食べ物特化のカメラアプリで、食べ物の写真を奇麗にとれるため、飲食店のInstagram運用ではぜひ活用したいアプリです。
食べ物特化ですが、Foodieを使って自撮りを行う有名インスタグラマーも多く、様々なシーンで活用できます。

食べ物の撮影に最適化された24種類のフィルターを使って魅力的にする「食べ物フィルター」、“真上撮り”をサポートしてくれる「ベストアングル機能」、自動でぼかしを入れてプロのような仕上がりを実現する「アウトフォーカス機能」、40段階の明るさ調整で暗い場所でも撮影も可能にする「明るさ調整機能」「トーチ機能」など、使い勝手のいい機能が用意されています。


画像:LINE

VSCO-統一感のある雰囲気を創れる本格派アプリ

VSCO(ヴィスコ)は細かな調整まで行える本格派加工アプリで、好みの加工パターンを保存することで、ワンタップ編集、Instagramアカウントの統一感を演出できる。

VSCO(ヴィスコ)は細かな調整まで行える本格派加工アプリで、好みの加工パターンを保存することで、ワンタップ編集、Instagramアカウントの統一感を演出できる。

画像:APP STORE

VSCOは非常に多機能なフィルターアプリで、写真を自分好みの作品に仕上げることができます。
VSCOを利用するには会員登録が必要ですが、これによりVSCO内で写真好きが集まるSNSが形成されています。VSCOで加工された参考になる写真が数多くあるので、自身のスキルアップにも役立ちます。
シャープ処理や色温度、粒子の大きさ調整など、非常に凝った細かな調整も可能なうえ、写真を組み合わせて簡単にGif画像を作ることもできます。

PicsArt-世界で3億人以上がダウンロードした直感的フィルターアプリ

PicsArtはアメリカ発、3億人以上がダウンロードしたモンスターアプリでAPP STOREの「写真/ビデオ」カテゴリで常に上位にいる。

PicsArtはアメリカ発、3億人以上がダウンロードしたモンスターアプリでAPP STOREの「写真/ビデオ」カテゴリで常に上位にいる。

画像:APP STORE

PicsArtもVSCOのように非常に多機能なフィルターアプリです。しかし、VSCOよりも操作が直感的で、かわいい、オシャレ系のフィルターが多いことからインスタグラマーの間で大きな人気を得ています。
どちらも非常に多機能ですが、シック、クールなテイストを作りたければVSCO、かわいい、オシャレ系のテイストを作りたければPicsArtと使い分けてもいいかもしれません。

特に秀逸なのが「マジック」という機能です。この機能では、ボタン1つで元の画像を様々なテイストのイラスト調にできます。
また、スタンプやテキスト編入も簡単で、初級者から上級者まで、誰にでもオススメできるアプリです。

Phonto-日本語アプリが充実した文字入れアプリ

Phontoは写真に文字を入れるアプリで、豊富な日本語フォント、柔軟なデザインが可能な定番アプリ。

Phontoは写真に文字を入れるアプリで、豊富な日本語フォント、柔軟なデザインが可能な定番アプリ。

画像:APP STORE

写真に文字を入れるだけで、グッと作品っぽくなったり、自社のプロモーションに必要な情報を的確にアピールすることができます。
Phontoは写真に文字を入れるアプリですが、日本語フォントの多さが魅力です。また、フォントの数だけでなく、文字に背景や縁取り、影などを設定する「スタイル」、文字を傾けたりカーブさせたりできる「傾き」「カーブ」機能も魅力的です。

Instagramは写真中心のSNSです。写真だけでは伝えきれないことを、普通に投稿テキストに書いても十分に伝わらないかもしれません。そんな時は、Phontoを使って写真にテキストを加えてみましょう。

Canva-圧倒的テンプレート数の簡易デザインツール

CanvaはInstagram用のテンプレートが豊富で、写真素材も大量に用意されており、写真が取れなくても質の高い写真をInstagramに投稿できる。

CanvaはInstagram用のテンプレートが豊富で、写真素材も大量に用意されており、写真が取れなくても質の高い写真をInstagramに投稿できる。

画像:APP STORE

以前、「無料のデザイン作成ツール【Canva】実際に作ったデザイン5つを紹介」という記事で紹介したCanvaですが、Instagram用のテンプレートも多く、スマートフォンアプリもリリースされています。

とにかくテンプレート数が多く、無料で利用できる写真素材も豊富にあります。そのため、写真がなくてもCanvaの中で投稿を作ってしまうことができます。

ハッシュタグ活用編|効果的なハッシュタグを効率的に発見&活用

次はハッシュタグを効果的に活用するためのツールを紹介します。
フォロワーを増やすテクニックで紹介したように、ハッシュタグはフォロワー以外に投稿を見てもらう重要なチャンスです。
また、第1回の記事で紹介したように、「女性ユーザーのSNSを活用した購買行動-ハッシュタグ検索と購買行動の関係性」の調査によると、Instagramの20代女性ユーザー60.5%がハッシュタグ検索を参考に、商品やサービスの購買に至った経験があります。

ハッシュタグの活用では、そのハッシュタグがどの程度投稿されており、自分の投稿やビジネスとどの程度かかわりがあり、自身が望んだユーザー層にリーチできるかどうかを考える必要があります。
これらを投稿のたび手動で検索するのは非常に手間がかかるうえ、正確な情報を入手できないかもしれません。

効果的なハッシュタグを見つけるツールを使うことで、運営の手間や効果が大きく改善されるでしょう。

ハシュレコ-特定ハッシュタグから関連ハッシュタグを見つける

ハシュレコは1つのハッシュタグから関連するハッシュタグをたどって見つけることができる。

ハシュレコは1つのハッシュタグから関連するハッシュタグをたどって見つけることができる。

画像:ハシュレコ

ハシュレコは、1つのハッシュタグから関連するハッシュタグを次々と発掘できるツールです。
写真を投稿する際、すぐに思いつくハッシュタグがいくつかあると思います。食べ物の写真だったら「グルメ」「食べ物」などです。しかし、これらだけでは十分ではありません。
ハシュレコで「グルメ」と検索すると、「グルメ」と一緒に投稿されているハッシュタグが50個以上も表示されます。観光地名や有名なお店の名前もありますが、使えそうなものに「食べスタグラム」や「メシ通」というものを見つけました。
「食べスタグラム」を再度ハシュレコで検索すると、「食べ歩き」「カフェ巡り」「女子会」「幸せいっぱい」など、さらに関連するものが多く見つかりました。

このように、すぐに思いつくハッシュタグを元に、様々な関連語をたどっていくことができます。クリップボードにコピーしたり、そのハッシュタグをInstagramで検索したりといったことも1クリックでできます。

タグジェネ-関連語だけでなくキーワードを含む語も検索

タグジェネでは検索したキーワードを含むタグと、関連語を検索することができる。

タグジェネでは検索したキーワードを含むタグと、関連語を検索することができる。

画像:タグジェネ

タグジェネはハシュレコのように、パッと思いつくキーワードから関連語を探していくツールです。ハシュレコと違い、検索キーワードを含む他のタグを検索できるため、ニッチなタグを発見しやすい特徴があります。

タグジェネで「グルメ」と検索すると、検索結果には「大阪グルメ」「グルメ女子」「グルメ巡り」など、グルメを含んだタグが表示されます。
関連タグを開くと、「カフェ」「スイーツ」など、ハシュレコのような関連タグが表示されます。

ハシュレコとタグジェネでは同じキーワードで検索しても微妙に違う関連語が表示されます。なので、両方活用することで取りこぼしを防ぐことができます。

また、タグジェネの検索結果にはハッシュタグの横に「S,A,B,C,D,E」というアルファベットが表示されていますが、これはその播種タグの盛り上がりを表しています。

インスタツール-ハッシュタグ投稿件数の調査ツール

インスタツールでは検索したハッシュタグの投稿件数を調べられる。ハシュレコやタグジェネで集めたハッシュタグの調査に有効。

インスタツールでは検索したハッシュタグの投稿件数を調べられる。ハシュレコやタグジェネで集めたハッシュタグの調査に有効。

画像:インスタツール

インスタツールは、検索したハッシュタグの投稿件数を調べることができます。第3回の記事で、ハッシュタグの選定はハッシュタグの投稿数が重要と紹介しましたが、その際の判断基準に使えます。
ハシュレコやタグジェネを使うと、多数のハッシュタグ候補を見つけると思います。Instagramでは最大30個までハッシュタグをつけることができますが、乱立させるとプロモーション色が強くなりすぎたり、見栄えが悪くなったりするので、必要最低限に抑えたいところです。
インスタツールを使って、極端に投稿数が多い、少ないものを省けば、効果のないハッシュタグを除外することができます。

まとめ|効果的な運用に活用したいツールやアプリ

今回は、Instagramを効果的&効率的に運用するために使いたいツールを、全部で9つ紹介しました。
Instagramは主要SNSの一つで、ビジネス活用が進んでいます。そのため、有料ツールや自動でフォロー&リフォローやいいねをしてくれる自動ボット系ツールも多くあります。
しかし、個人の感性や感覚が重要なSNSにおいて、ツールに頼りすぎてうまくいった例はほとんどありません。
今回紹介したものも、活用することは重要ですが、それがすべてではありません。あくまでも、Instagram運用をサポートするツールという認識で、適切に活用していきましょう。

第1回:Instagramをビジネスに活用するメリット
第2回:SNS活用では必須の運用目標とルールの策定
第3回:フォロワーを増やす7つのテクニック
第4回:効果的な運用に活用したいツールやアプリ
第5回:ビジネスプロフィールで活用できる機能
番外編:Instagramとは何者だ? リリースから2019年3月までの歴史を探る
番外編:Instagramとは何者だ? 13のデータで捉えるビジネスチャンスの正体
番外編:Instagramで成果を上げている10の企業アカウント