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【Instagram集客活用法 3/5】フォロワーを増やす7つのテクニック

【Instagram集客活用法】Instagramをビジネスに活用するメリット

第1回:Instagramをビジネスに活用するメリット
第2回:SNS活用では必須の運用目標とルールの策定
第3回:フォロワーを増やす7つのテクニック
第4回:効果的な運用に活用したいツールやアプリ
第5回:ビジネスプロフィールで活用できる機能
番外編:Instagramとは何者だ? リリースから2019年3月までの歴史を探る
番外編:Instagramとは何者だ? 13のデータで捉えるビジネスチャンスの正体
番外編:Instagramで成果を上げている10の企業アカウント

第1回はInstagramがビジネスに与えるインパクト、第2回は運用ルールなどリスクヘッジを中心としたテーマでお送りしました。
今回のテーマは、Instagramアカウントを運用している多くの人が知りたいであろう「フォロワーを増やすテクニック」です。

それでは、早速フォロワーを増やす7個のテクニックを見ていきましょう。

テクニック1~3 ハッシュタグ活用編

ハッシュタグとは、そのSNS上で効率よく検索するための機能で、Twitterにも導入されています。
実は、Twitterでフォロワーを増やす場合、ハッシュタグ活用の重要性はあまり高くありません。Twitterではハッシュタグによるつながりよりも、「リツイート」によるつながりのほうが圧倒的に強いからです。
しかし、Instagramでフォロワーを増やすうえで最重要といっていいほど重要です。
それは、「リツイート」機能がないInstagramでは、フォロワー以外の人に投稿を見てもらう手段が、ほとんどハッシュタグしか存在しないからです。

アカウント開設当初、当然、フォロワーはほとんどいません。そんな中、フォロワー以外にも見てもらうチャンスを作るハッシュタグは、フォロワーを増やすうえで欠かせない施策です。
一応、Instagramにも「シェア」ボタンが用意されていますが、投稿に面白さがあればリツイートで拡散されるTwitterとは違い、あまり使われていません。Instagramではハッシュタグの活用が成果を分けると考えましょう。

テクニック1 ハッシュタグの投稿数・エンゲージメント数を見る

Instagramで「#青空」は、2019年4月12日時点で4,040,338件の投稿があり、人気のハッシュタグといえる

Instagramで「#青空」は、2019年4月12日時点で4,040,338件の投稿があり、人気のハッシュタグといえる

こちらは、Instagramで「#青空」というハッシュタグで検索した画面です。非常に多くの投稿があり、人気のハッシュタグといえます。
しかし、アカウント開設初期にこうしたハッシュタグを狙うことはオススメしません。投稿数が多すぎるため、注目される時間が非常に短いからです。今、私が「#青空」の検索結果を、新着順に見たところ、平日の昼間(4/12 15:15)にもかかわらず、10分間で34件もの投稿がありました。
この中で注目を浴びることは難しいでしょう。

狙い目のハッシュタグは、ハッシュタグの種類にもよりますが、1,000~3,000程度の投稿数のものです。

Instagramで「#青空好き」は、2019年4月12日時点で1,776件の投稿があり、狙い目と考えることができる

Instagramで「#青空好き」は、2019年4月12日時点で1,776件の投稿があり、狙い目と考えることができる

こちらは、「#青空好き」というハッシュタグの検索画面です、「#青空」というハッシュタグと、ほとんど同じニーズがある(どちらも青空の写真を見たいと思って検索されている)ハッシュタグですが、投稿数は2000分の1以下です。

一日の投稿件数は数件程度で、「#青空」よりも長い間注目を集めることができるでしょう。

「投稿数が少ないということは、見る人も少ないんじゃ?」

おそらくそんな疑問を抱いたと思いますが、実際、「#青空好き」と検索する人は「#青空」と検索する人よりも少ないでしょう。
しかし、「注目を集めることが難しい(=投稿が多い)」と「見てもらうチャンスが少ない(=投稿が少ない)」を天秤にかけたとき、やはり狙うべきは「#青空好き」です。

これは、ハッシュタグで検索した際の人気投稿に対するエンゲージメントを比べればわかります。

ハッシュタグで検索した際にブラウザ版では9枚の投稿が「人気投稿」として表示され、その後は新着順に並んでいます。スマホアプリでも、「人気投稿」と「新着」に分かれており、「人気投稿」を見れば、そのハッシュタグで発生するエンゲージメントを知ることができます。

「#青空」の人気投稿の中で一番いいねが多いのものは4,055件

「#青空」の人気投稿の中で一番いいねが多いのものは4,055件

私が確認したタイミングで、「#青空」の人気投稿で一番いいねが多かったのは上記の投稿でした。いいね数は4,055件です。

「#青空好き」の人気投稿の中で一番いいねが多いのものは842件

「#青空好き」の人気投稿の中で一番いいねが多いのものは842件

こちらは、「#青空好き」で検索した際、一番いいねが多かった投稿で、842件のいいねがついています。

他のハッシュタグの影響ももちろんありますが、「#青空」と「#青空好き」を比較したとき、競争は2000分の1、効果(エンゲージメント)は5分の1程度ということになります。
単に投稿数が多いハッシュタグを狙うよりも、中規模の投稿数があるハッシュタグを選んだ方が効率的といえるでしょう。

テクニック2 ハッシュタグが持つニーズを考える

Instagramは顕在的なニーズを持ったユーザーではなく、潜在的なニーズを持ったユーザーへのアプローチが効果的です。顕在層にアプローチするのであれば、特定キーワードでのSEO対策や広告施策のほうが効果的でしょう。

あなたがヘアサロンを経営していて、Instagramは潜在層へアプローチするものと考えたとき、「#ヘアサロン」というハッシュタグは有効でしょうか。
あなたがInstagramアカウントを運用する目的は、自分のヘアサロンに集客することです。
「#ヘアサロン」というハッシュタグで投稿する人は、すでにお気に入りのお店で髪を切った後でしょう。もしくは、美容師や他のヘアサロンが自社の宣伝のために投稿しているケースがほとんどです。

「#ヘアサロン」と検索すると、すでにヘアカットを終えた人か、ヘアサロン自身の投稿が多い。また、有名美容室やモデルの投稿が人気投稿を占めており非常に競争が激しい。

「#ヘアサロン」と検索すると、すでにヘアカットを終えた人か、ヘアサロン自身の投稿が多い。また、有名美容室やモデルの投稿が人気投稿を占めており非常に競争が激しい。

もちろん、ヘアサロンがInstagramを活用するうえで「#ヘアサロン」というハッシュタグを活用することは重要です。このハッシュタグで検索する人は、ヘアサロンを探している潜在層と考えられるからです。
しかし、「#ヘアサロン」というハッシュタグで投稿する人はアプローチすべき潜在層ではありません。
そのため、自身の投稿に「#ヘアサロン」とつけるのはいいですが、7つ目のテクニックでも紹介するように、積極的にアプローチすべきハッシュタグではありません。

自分のお店のターゲット層が「30代女性」で「大阪に住んでいて流行に明るい」人であれば、「#lucuaosaka」や「#thepostofficeshop」というハッシュタグはどうでしょうか。
「#lucuaosaka」は、JR大阪駅直結のLUCUA Osakaのハッシュタグで、30代女性に人気のブランドが集まっています。
「#thepostofficeshop」も、大阪で30代女性に人気のTHE POST OFFICE SHOPというブランドのハッシュタグです。
これらのハッシュタグで投稿したり、検索したりするユーザーの多くは、「30代女性」で「大阪に住んでいて流行に明るい」というターゲット層とマッチするかもしれません。

テクニック3 独自のハッシュタグを使う

ハッシュタグをつける際、テクニック1と2で紹介したリーチを広げるためのハッシュタグに加えて、自分のビジネスに関係のある投稿がまとめられる独自のハッシュタグも併せて使いましょう。
先述のTHE POST OFFICE SHOPであれば、アカウントの投稿にすべて「#thepostofficeshop」が含まれています。また、ユーザーもこのお店を訪問したり、商品を買ったりした際に「#thepostofficeshop」を付けて投稿しています。
これにより、新しくこのブランドを知ったユーザーは、「#thepostofficeshop」で検索するだけで、そのブランドに関する投稿を見ることができます。

例えば、「#ファッション」で検索したユーザーが、上記の投稿を見て、このブランドの商品に興味を示したとします。独自のハッシュタグがあれば、ユーザーはそのブランドに関する様々な情報を得ることができます。逆に、独自のハッシュタグがなければ、それ以上にそのブランドについて知ることができません。

THE POST OFFICE SHOPの投稿にはすべて「#thepostofficeshop」が含まれており、顧客も同じハッシュタグをつけて投稿するため、ブランドに関する投稿がまとまっている。

THE POST OFFICE SHOPの投稿にはすべて「#thepostofficeshop」が含まれており、顧客も同じハッシュタグをつけて投稿するため、ブランドに関する投稿がまとまっている。

アカウント開設当初や新ブランドの立ち上げであれば、こうした独自ハッシュタグの効果は低いでしょう。しかし、アカウントが育ち、ブランド認知が広がるにつれ、こうしたハッシュタグは新規顧客で大きな効果を持ちます。

テクニック4~6 写真投稿編

Instagramは写真中心のSNSです。ハッシュタグの活用など、様々なノウハウを駆使しても、肝心の写真がオシャレじゃないと、効果もほとんどでないでしょう。
ここからは、フォロワーを増やすためのInstagram写真投稿に関するノウハウを紹介します。

テクニック4 写真の質にはとことんこだわる

 

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2019.4.9

音羽山 清水寺|Kiyomizu-dera templeさん(@feel_kiyomizudera)がシェアした投稿 –

こちらは、京都の寺院「清水寺」のInstagram投稿です。見ての通り、写真の質が圧倒的でおそらく専任のカメラマンを起用しています。
20代女性が多いInstagramの中で、寺院というのは決して華やかな印象のある、”インスタ映え”するトピックではないでしょう。しかし、徹底して写真の質にこだわり、Instagramで“映える“投稿により、17万人近いフォロワー数、平均して数千件のいいね数を得ています。
外国人観光客の誘致が重要な寺院では、意外なほどInstagramの活用が進んでいます。しかし、写真の質が圧倒的な清水寺ほど多くのエンゲージメントを得ているアカウントはなかなかありません。

Instagramでは、写真がすべてです。ハッシュタグを検索したとき、アカウントページに移動したとき、投稿にかかれているテキストやコメント、いいね数などは表示されません。正方形の写真が並んでいるだけで、ユーザーは写真だけを見て詳細を見るか判断します。

テクニック5 写真のテイストはアカウントで統一させる


第1回のInstagramを効果的に活用している企業事例でも紹介しましたが、効果的なアカウントは、投稿全体に統一感があります。
上記は積水ハウスの投稿ですが、少しマットでやわらかい印象があります。家は構造や壁紙はもちろん、家具や光の入り方で様々な見え方があります。しかし、積水ハウスの投稿は強く光が差し込むシーンであっても、マットに見える編集を加え、統一感を持たせています。

アカウントをフォローするということは、タイムラインにそのアカウントの投稿が表示されるということです。自分のタイムラインは自分の好みで満たしたいというのが、多くのInstagramユーザーの望みです。そのため、テイストが様々で、どんな投稿が出てくるかわからないアカウントは、一見すると面白みがありますが、フォローする気にはなれません。

積水ハウスのInstagramアカウントは、4万人弱のフォロワーがいて、多くの投稿に1,000~3,000件のいいねがついています。
企業アカウントでは、ネタ切れを回避するために、独自のキャラクターやキャラクター性を押し出した投稿をすることがあります。しかし、積水ハウスのアカウントは事業の根幹である住宅の写真のみで、他の住宅関連企業のアカウントよりはるかに多くのエンゲージメントを得ています。

テクニック6 1投稿の写真枚数は慎重に判断

2017年2月、Instagramに1つの投稿に最大10件の写真や動画をシェアできる機能が導入されました。これにより、スライドショーのようにストーリーを伝えたり、複数の訴求を1つの投稿伝えたりできるようになりました。
しかし、上手く活用されているアカウントで、複数枚投稿はほとんど使われていません。
実際、多くのハッシュタグで検索した際、人気投稿に上がっているのは写真1枚の投稿がほとんどです。

これは、「写真は資産である」「写真の質がすべてである」というInstagramを活用するうえで欠かせない考え方のためです。
写真の質が重要ということを伝えましたが、質の低い写真を複数枚投稿するくらいなら、厳選して手間をかけて編集した1枚を投稿したほうがエンゲージメントを獲得しやすい傾向にあります。

「Instagramは写真中心のSNSだから写真がたくさんあったほうがいい」

たしかに、質の高い写真がたくさんあれば効果的です。専門のカメラマンがいて質の高い写真を大量にとれるのであれば別ですが、基本的には1投稿1枚に集中したほうがいいでしょう。

ただし、何かの手順を示すときや、ストーリーを伝えるときなど、複数枚投稿が有効な場合もあります。

テクニック7 アクション編

最後に紹介するテクニックはInstagram内の様々なアクションについてです。Instagramでは、適切なハッシュタグをつけ、質の高い写真を投稿することで多くの人に見てもらえるかもしれません。
しかし、それらは半分運頼みです。そのハッシュタグで潜在顧客層が検索するか、人気投稿に選ばれるか、見ているユーザーにとって質が高い投稿になっているかは、投稿してみるまで分かりません。
そのため、確実にフォロワーを増やし、Instagramを通じた集客・ブランディングを行うには、こちらからユーザーにアクションを取る必要があります。

テクニック7 投稿したハッシュタグの投稿に反応している人を狙う

Instagramでできるユーザーに対してとれるアクションは、大きく「いいね」「コメント」「フォロー」の3つです。細かくは「シェア」やストーリーズについている「クリックAction」などもありますが、まずはこの3つを抑えておきましょう。

Instagramをプライベートで使った経験があるなら、あえて説明する必要はないでしょう。
ここでポイントとなるのは、「誰に」対していいねやこめんと、フォローを行うかです。
こうしたアクションを無作為に行っても効果はありませんし、フォロワーに対してフォロー数が多すぎる不格好なアカウントになってしまいます。

そこで、アクションとる基準になるのが、自身が投稿したハッシュタグにある投稿に対して、アクションしているユーザーです。
例えば、梅田にあるカジュアルファッションのアパレルショップのアカウントであれば、お店の服やモデルの写真に「#梅田」や「#カジュアルファッション」「#カジュアルコーデ」などのハッシュタグをつけて投稿するでしょう。

この時、「#カジュアルファッション」というハッシュタグで投稿している他のユーザーや、その投稿にいいねやコメントしているユーザーはどんなユーザーでしょうか。
投稿している人は、カジュアルファッションをプロモーションしているショップがほとんどでしょう。こうしたユーザーは潜在層ではなく、競合と考えられます。

一方、そうした投稿にいいねやコメントしているユーザーはどうでしょうか。競合店の投稿に反応しているということは、競合店の顧客層、またはカジュアルファッションに興味のある潜在層であると考えられます。
こうしたユーザーが、Instagramでアプローチするべきユーザーです。

自分が投稿したハッシュタグで投稿しているユーザーにアプローチしてしまいがちですが、前述した「ヘアサロン」や「カジュアルファッション」の例のように、多くのハッシュタグでそこに潜在層はいません。
その投稿に反応しているユーザーこそが潜在層です。

もちろん、潜在層が投稿するハッシュタグも存在するでしょう。こうした判断をするには、そのハッシュタグが持つニーズを考える必要があります。

まとめ|フォロワーを増やす7つのテクニック

今回は、【Instagram集客活用法】第3回で、フォロワーを増やすテクニックを7つ紹介しました。
InstagramはFacebookのように機能が多いSNSではありません。Facebookであれば、グループやFacebookページ、イベント等の機能があるため、これらを駆使することが求められます。
しかし、Instagramは「①質の高い写真を撮って」「②適切なハッシュタグをつけて投稿し」「③潜在層のアカウントにアクションする」だけです。

細かなテクニックは他にもいろいろありますが、まずはこの基本が大切です。

次回は、より効果的にInstagramを活用するために、質の高い写真を撮るために使いたいアプリや、効果的なハッシュタグを見つけるためのツールを紹介します。

第1回:Instagramをビジネスに活用するメリット
第2回:SNS活用では必須の運用目標とルールの策定
第3回:フォロワーを増やす7つのテクニック
第4回:効果的な運用に活用したいツールやアプリ
第5回:ビジネスプロフィールで活用できる機能
番外編:Instagramとは何者だ? リリースから2019年3月までの歴史を探る
番外編:Instagramとは何者だ? 13のデータで捉えるビジネスチャンスの正体
番外編:Instagramで成果を上げている10の企業アカウント