目次
【第1回】超入門!超重要!カメラの4つの露出モードを理解しよう
【第2回】写真のグレードが一段上がる! 9つの「写真の構図」テクニック
【第3回】写真の露出とは?シャッタースピード・絞り値・ISO感度のカメラの基礎知識
【第4回】カメラ初心者必見! 一眼レフカメラのレンズ(単焦点・ズーム)の種類や特徴を解説
【第5回】ネットで写真を使用する際に注意すべき!写真の著作権について
【第6回】【PC版】写真編集・加工ソフト(フォトレタッチ)人気おすすめ10選
【第7回】屋外(野外)で人物写真(ポートレート)を綺麗に撮影するテクニック紹介
【第8回】カメラ初心者必見!撮影スキルを上げるために覚えておきたいカメラ・写真用語集
【第9回】初心者でも綺麗な料理写真が撮れる!ライティング撮影基本テクニック紹介
【第10回】スマホ写真から卒業!デジタルカメラの特徴と一緒に買いたい機材・アクセサリー
今回ご紹介するのは、パソコン版の写真編集・加工(フォトレタッチ)ソフトです。
フォトグラファーやクリエイティブな仕事をしている方にとって、パソコンでの編集作業は必要不可欠。しかし、「こんな機能があったら便利なのに」「もっと使いやすいソフトはないかな」といった悩みを持つ方もいるのではないかと思います。
そこで、高機能で使いやすい写真編集ソフトをまとめたので、ぜひチェックしてみてください。
写真編集・加工ソフト(フォトレタッチ)おすすめ10選
クリエイターにおすすめのパソコンで使える写真編集ソフトをご紹介します。
1 Adobe Photoshop CC
出展:adobe
Photoshop CCは、写真の編集からデザインの作成など、多彩な機能を発揮するオールインワン編集ソフトです。
写真編集においては、写真の明るさやコントラストなどの基本調節はもちろん、合成写真や失敗写真の修正を行うことができます。
また、写真にうつる被写体の表情を変化させたり、パーツを移動させて全く違った写真の表現をするなど、クリエイティブな機能が満載です。
Webページや広告デザイン、イラスト作成など幅広い分野に対応しており、Photoshop CCひとつであらゆる目的を果たすことを実現しています。
Photoshop初心者から上級者まで、使い方を学べる無料のチュートリアル動画が用意されており、編集テクニックを習得できます。
2 Adobe Lightroom Classic
出展:adobe
写真の編集から管理まで、クリック操作で誰でも簡単にクリエイティブを生み出せるLightroom Classic。
RAW画像を現像したい方におすすめで、カメラメーカーや新旧のモデルを選ばず使うことができます。
自動オンラインストレージに連携しており、簡単に写真のバックアップができるので写真の管理も楽ちんです。
その他、自動タグ付け機能で写真をすぐに見つけられるので、たくさん写真が溜まっても探し出すのに手間がかかりません。
また、Lightroom Classic内で編集した写真はどのデバイスからでもアクセスできるので、外出先でもスマホやタブレットから編集作業を行えます。
3 PortraitPro
出展:PortraitPro
世界60万人以上のクリエイターが愛用!ベストセラーといわれているポートレート写真専用のレタッチソフト。
PortraitProは顔、年齢、性別を検知する人工知能を搭載しており、人物に合った補正を行います。
顔の整形コントロールで目と口を修正したり、汗やテカリなどを削減してくれ、自分でレタッチすると違和感のある部分も自然に仕上げてくれます。
また、口紅やアイシャドウなどのメイクを追加できる機能で、人物の肌色を良くしたりメイクを濃くすることも可能なので、後からイメージを変更したい場合に大変便利です。
PortraitProは、広告写真のレタッチや、ポートレートフォトグラファーの作品制作において欠かせないソフトです。
4 PhotoPad
出展:microsoft
Windows版とMac版に対応。抜群の操作性で世界中のクリエイターが認めるPhotoPad。
初心者からプロまで本格的な編集を楽しめるソフトで、高速で編集作業を進められるところが特徴です。基本的な写真補正・加工はもちろん、合成や背景の差し替えなどのクリエイティブな機能も搭載しています。
他にも、異なる露出で撮影した写真を重ねて理想通りの写真を演出する「HDR合成」や、特定の領域にエフェクトやフィルタを加える効果が用意されており、どの機能も簡単な操作で行うことができます。
また、写真を美しく補正するだけでなく、古い写真の修復にも対応しているのでさまざまなシーンで活躍してくれるソフトとなっています。
5 Fotophire編集ツールキット
出展:Fotophire
Wondershareが提供するクリエイティブな写真編集に適したFotophire。
編集ツールキットには200種類以上のエフェクトや100種類以上のフォトフレームなどが搭載されています。
明るさや色補正などのレタッチはもちろん、自在にぼかしやシャープをコントロールできる「クリエイティブブラー」も使用できます。
大量の写真をまとめて編集したいときには一括処理機能がおすすめで、編集時間を節約したいときに最適です。
有料版と無料版があり、いろいろなソフトを試してみたい方も気軽に試せるところが魅力的です。
6 InPixio
出展:inpixio
難易度の高い写真編集は「inpixio」で解決!
inpixioは「不要なオブジェクトの削除」や「不要な背景の切り取り」、「フォトモンタージュ作成」を効率よく行うことができる編集ソフトです。
写真の背景にうつる不要な人物やモノ、撮影者の影をブラシでなぞるだけで完全に削除することができます。
フォトモンタージュを使えば、3ステップで背景を別の場所に変更することが可能で、個性的な写真を作成することができます。
inpixioサイトで「ダウンロード」をクリックするだけですぐに使えるので、今すぐ写真編集作業を行いたい方はぜひダウンロードしてみてください。
7 Luminar
出展:sourcenext
多くの有名写真家から評価され注目を集めている、MacとPC用の写真編集ソフト。
Luminar独自のAIツールが採用されており、写真を自動で加工してくれます。「アクセントAIフィルター」を適応すれば、手動での操作が必要だった編集も一度にまとめて行ってくれます。
Luminarの魅力はAIツールだけでなく、プロフォトグラファーが作成した60種類のフィルターを使えるところにもあります。
自分では再現しきれない色味もワンクリックで仕上げられるので、表現の幅が広がります。
8 Zoner Photo Studio 18
作業時間短縮に徹底したWindowsのフォトソフトウェア。
写真のダウンロード・整理・管理・編集・RAW現像のすべてをZoner Photo Studioひとつで実現し、どの作業もクリックだけで簡単に行えます。
ピクセル単位で細かく編集することができ、コラージュやオブジェクトの色の変更、パノラマの作成が可能です。高度な技術が必要な編集も数回のクリックで完結するので、初心者でもストレスなく使用できます。
また、編集した写真でオリジナルの絵葉書を作成し世界中に送るサービスもあります。遠くに暮らす家族や友人へのギフトにおすすめです。
Zoner Photo Studio 18の新機能は30日間無料で試用するか、オンラインで購入できます。
【Zoner Photo Studio ダウンロードURL】
9 PaintShop Pro 2019 Ultimate
プロ仕様の編集機能を搭載した写真編集ソフト。
PaintShop Proの魅力は、人工知能が写真を分析し最適な明るさ・色味に仕上げる「Pic-to-Painting プリセット」が搭載されていることです。編集する写真が多くて時間がかかる、アーティスティックな写真作品に仕上げたいときに活躍してくれます。
また、360°カメラで撮影した写真の編集が可能で、傾き補正や平坦化することができます。
自動塗りつぶしを利用すれば、三脚を自動的に除去したり天球効果を作りだせるので、これまで手間と時間をかけていたクリエイターも時間短縮しながら快適に編集を行えます。
それだけでなく、PaintShop Proにはシミやしわの除去、歯を白くできる「メークオーバーツール」、古い写真を綺麗に補正できる画像復元機能などのプロフェッショナルなツールが満載です。
10 CyberLink PhotoDirector
最先端の写真編集ツールを収録し、思い通りの編集を実現するソフト「PhotoDirector」。
人物写真の編集に便利な機能が充実しており、「正美肌&人物写真 補」を使えば、肌の気になる部分を細かく調節したり、大人数の写真も簡単に補正することができます。
PhotoDirectorはレタッチ初心者でも本格編集を楽しむことができ、ワンクリックでフリンジ補正をしたり、歪んでいる部分を綺麗に整えてくれます。
写真だけでなく動画の編集も可能で、動画からそれぞれの人物のベストショットを選び1枚の写真に合成する「ベストグループショット」や、ブラシで指定した写真の一部だけが動く「Motion Stills」などのユニークな機能が搭載されています。
編集後は付属している25GBのストレージに保存し、いつでも編集プロジェクトで作業を行えます。
おすすめフォトレタッチソフトまとめ
以上、写真編集・加工(フォトレタッチ)におすすめのPC版ソフトをご紹介しました。
今回ご紹介したソフトはどれも、フォトレタッチをスキルアップしたい、いつものソフトに物足りなさを感じている、というクリエイターの表現の幅を広げてくれます。
ソフトによって特徴も違うので、自分の編集スタイルに合ったソフトをダウンロードしてみてください!
当記事は「関西写真部SHARE」からの寄稿記事です
【関西写真部SHARE】
「楽しいことを生み出しみんなと分かち合う」をコンセプトに自由なアイディアと行動で、様々な企画を実行する団体。写真展や撮影会の開催、写真専門メディアの運営などを行っている。
【カメラマン】
小野友暉 プロフィールページ
鹿児島県出身。大阪在住の写真家。1992年11月20日生まれ。現在26歳。主に関西で活動する。女性のポートレートを中心に料理写真、スナップ写真、アート写真等様々な写真を撮る。関西写真部SHARE代表。カメラ以外にもWebを使ってマイクロビジネスを展開中。
【ライター】
かんばらふうこ プロフィールページ
兵庫県出身。1999年5月20日(19歳)。 高校三年生の秋にライターを始め、2018年1月に関西写真部SHAREの専属ライターになる。フォトグラファー・モデルに向けた記事の執筆から、企業のプロモーション記事の制作も行なっている。
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