【SEO対策決定版】第7回-SEO対策に必要なツール

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第1回:SEOとは|Googleの理念を基に真のSEOとは何かを理解する
第2回:SEOの3つの柱|テクニカル・オンページ・オフページSEO
第3回:サイト運営者なら知っておきたい!metaタグを理解しよう
第4回:オンページSEO(内部対策)のキーワード選定方法
第5回:SEOライティングの基礎|タイトルとディスクリプション・コンテンツライティング
第6回:SEOの内部対策vs外部対策
第7回:SEO対策に必要なツール
第8回:Googleアナリティクスで確認する指標
第9回:今後のSEO

SEO対策大全の第6回目は、SEO対策に最低限必要なツールとその使い方を解説していきます。「コンテンツ is King」といわれるSEOですが、「良いコンテンツを作り続ければ成果が出る!」だけで続けることは大変です。成果が出ているのか、質のいいコンテンツが作れているのかを裏付るデータを計測し、分析を行うためにはツールが必要となってきます。
SEOを学びたいけどどのツールを準備すべきか、どのように使うべきかわからない方は必見です!

SEOで最低限必要なツールは4個+αだけ!

「SEO ツール」と検索すると、SEO向けのツール20選、30選などといった記事に出会うことかと思います。
確かにSEO対策を助けてくれる便利なツールはWeb上にゴロゴロと転がっているのですが、本当に必要なのは4つ+αだけ

SEO初心者の方はまず、

  1. Googleアナリティクス
  2. Googleサーチコンソール
  3. Googleキーワードプランナー
  4. Ubersuggest(ウーバーサジェスト)

の4つだけを導入しましょう。

特に、1~3の3つはGoogleの公式ツールなので、ウェブサイトを始めたらすぐに取り入れることをおすすめします。
上記の基本ツールはどれも無料で使えるので、初期費用の投資などは必要ありません。

そして、以下の5~7のツールはサイトが育ってきた際に、あると便利なツールです。

  1. Rank Tracker
  2. Ahrefs
  3. Moz Bar

それでは早速それぞれの特徴と使い方の解説をしていきます。

1. Webサイト全体の分析に必須「Googleアナリティクス」

サイトを開設したら、まずサイトと紐付けておきたいのがGoogleアナリティクスです。いまやほとんどすべてのWebサイトに入っているといっていいほど普及していますね。
GoogleアナリティクスはGoogleの公式ツールで無料で使用することができ、アクセス解析・分析に役立ちます。

週次や月毎にデータを比べて期間別に比較をすることで、サイトの成長度や改善すべき点を数値とグラフから読み取ります。

分析と振り返りを数値化してしっかりと行うことでSEOの効果をアップさせることができます。

ツールの種類内部SEOツール
できることPV・訪問者数チェック、トラフィック元の確認・リアルタイム・人気ページチェック・ユーザーのサイト上での行動を把握
料金無料
おすすめ度★★★★★

2. SEO対策には欠かせない「Googleサーチコンソール」

Googleサーチコンソールは、サイトにどんな検索キーワードでユーザーが訪問しているのか、検索画面上でのクリック率、Googleの検索結果画面でのキーワードの順位などを知ることのできるツールです。
こちらもGoogleの公式ツールで、利用に費用はかかりません。

サイトを開設したら紐付けておくとよいでしょう。

SEOがわかってくると、サーチコンソールを覗くのが楽しみになってきます。

月間検索ボリュームの多いビッグキーワードでは上位を取るのが難しいですが、その分上位にランクインできた場合の検索流入数はかなり大きくなります。

また、ミドル〜ロングテールキーワードで確実に上位をとって検索からの流入をコツコツと積み上げていくことの大切さも実感できるはずです。

ビッグキーワード、ミドルキーワード、ロングテールキーワードについては、part4のオンページSEOでのキーワード選定方法で解説しているので参考にしてください。

ツールの種類順位チェックツール
できることキーワード の合計クリック数・合計表示回数・CTR・順位 チェック
料金無料
おすすめ度★★★★★

3. SEOキーワードを発掘する「Googleキーワードプランナー」

GoogleのキーワードプランナーはGoogle広告内にある無料ツールです。Gmailアドレスがあれば誰でも使用可能です。

コンテンツを作成する際に、そのキーワードに検索される需要があるかを知ることはとても大切です。また、狙っているキーワードに関連するキーワードのコンテンツも埋めていくことで高いSEO効果が狙えます。

Googleキーワードプランナーは、本来はGoogle広告 に出稿する際に使用するためのツールですが、ここからサイト上で作成するコンテンツのキーワード設計をすることができ、SEO対策では主流な方法です。

キーワード選定方法については、【SEO対策決定版】第4回-オンページSEO(内部対策)のキーワード選定方法にて解説をしています。

ツールの種類キーワード選定ツール
できることキーワードの洗い出し・月間検索ボリューム・広告価値のチェック・関連キーワード
料金無料
おすすめ度★★★★★

4. より深くSEOキーワードを探すUbersuggest(ウーバーサジェスト)

より深くSEOキーワードを探すUbersuggest(ウーバーサジェスト)

画像:Ubersuggest

Ubersuggestは、Googleキーワードプランナーだけでは拾いきれないキーワードをピックアップするのに使えるキーワードツールです。こちらも無料で使用することができます。

検索ボリュームもGoogleキーワードプランナーより詳細にわかるので参考になります。
直近12ヶ月の検索ボリュームの変化も知ることができ、無料ツールの中ではかなり高機能です。

トラフィックを増やすための機能が満載なおすすめのツールです。

ツールの種類キーワード選定ツール
できることキーワード調査・ドメイン調査・サジェストキーワード・検索ボリューム・ドメインパワー・キーワード難易度・クリック単価・SERP分析
料金無料
おすすめ度★★★★★

より深いSEO対策に使いたいツール

ここからはサイトが成長してきたタイミングで、あると便利なSEOツールです。
ここまで紹介したGoogleアナリティクス、Googleサーチコンソール、Googleキーワードプランナー、UbersuggestはSEO対策に力を入れるかどうかにかかわらず、Webサイトの運営に必須のツールなので必ず入れておきましょう。
これから紹介するSEOツールは、よりSEO対策に力を入れていきたい場合に使えるツールです。

5. Rank Tracker

ranktracker

画像:Rank Tracker

Rank TrackerはMac、Windows、Linaxで使えるSEO順位をトラッキングしてくれるツールです。
Googleサーチコンソールでもデータを取ることはできますが、毎日自動計測をしたいという方にはこちらがおすすめです。

Windowsを使用している場合はGRCというSEOランキングを計測するツールもあります。

ツールの種類順位チェックツール
できること自動で順位の計測
料金有料(無料版あり)
おすすめ度★★★★☆

6. Ahrefs

ahrefs

画像:Ahrefs

被リンク調査や競合調査を含めたSEO全般の分析をするのに使えるのがAhrefs(エイチレフス)というツール。
競合サイトの分析や被リンク調査、オーガニックキーワード、オーガニックトラフィックなどを調べることができ、Webマーケティング会社も使用しているツールです。

似たような機能を持った―ツールにSEMrushというものがあり、同様におすすめです。
非常に細かい分析結果を得ることができ、中〜上級者向けではありますがまずは試してみて自分に合ったものを使うのが良いでしょう。

ツールの種類被リンク分析ツール・競合分析ツール
できること被リンクチェック・キーワードチェック・自サイト分析・ky王号サイト分析・オーガニックキーワード分析
料金$99〜
おすすめ度★★★★★

7. Moz Bar

Moz Bar

画像:Moz Bar

Moz Barはあると便利なChromeブラウザ拡張機能・プラグインです。PA(Page Authority:ページの強さ)とDA(Domain Authority:ドメインの強さ)を検索画面上で知ることができます。

自分の作ったコンテンツがあるキーワードで上位を獲得している時に、前後のPA、DAと見比べることで改善点を見つけることができます。

また、ページ解析をチェックすると、オンページ上でのtitleタグ、metaディスクリプションタグ、hタグ等がきちんと入力されているかどうかを一目で確認することもできます。

titleタグとmetaタグについては、【SEO対策決定版】第3回-サイト運営者なら知っておきたい!metaタグを理解しようにて詳しく解説しています。

ツールの種類権威性チェックプラグイン
できること検索結果画面でのPAとDAのチェック
料金無料
おすすめ度★★★★☆

SEOに必要なツール まとめ

第7回目はSEOに必要な最低限のツール4個+αを紹介しました。ネット上には何十ものSEOツールがあふれていますが、実際に必要なのは基本的なツール
だけです。ツールを使用する場合には、“狭く深く”を意識し、しっかりと分析・改善に活かしましょう。
次回はSEOの指標(CTR、滞在時間、直帰率、訪問ページ)などについて解説していきます。
次の記事をぜひお楽しみに!

SEO対策のシリーズ記事は下記リンクにまとめてあります。こちらも併せてご覧ください。

【決定版】SEO対策大全-検索からの集客力を高める方法

当記事は「Misaki Hoshi」からの寄稿記事です

ライター:Misaki Hoshi
海外IT企業にて月間400万PVのサイトの編集長や20サイト以上の運営を務め、社内SEO教育も行う。現在は退社し、独立。SEOのコンサルタント業や、自身の開催するオンラインライター講座でSEOライティングを教える。人生のヒントやメンタルヘルスへの理解向上を目指すLIFEカタログ(https://life-catalog.com)を運営。
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