SNS動画広告の活用方法-成功の鍵はここにある-

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SNS動画広告の活用方法-成功の鍵はここにある-

最近ではWebマーケティングが注目されるようになり、プロモーションの方法をチラシや店頭POPから、Web広告に切り替える企業が増加しています。

そんなWeb広告の中で、いま最も注目されているのはSNSの動画広告です。

SNSの動画広告は、

・拡散性が高い

・潜在顧客にリーチできる

・細かくターゲットを絞り込める

などの大きなメリットがあります。

この記事ではSNSでの動画広告活用について紹介します。

拡散性が高い

SNS動画広告を使う1つ目のメリットは「拡散性の高さ」です。

Twitterのリツイートやいいね機能、Facebookのシェア機能など、SNSには自分が興味を持った広告コンテンツを友人に拡散できる機能があります。より多くの人に拡散されるためには、動画内容にも工夫が必要です。話題性やインパクトのあるビジュアルを意識して制作しましょう。

またユーザーにシェアしてもらうためには、シェアする理由を与えることがおすすめです。知らない間に自社の情報を拡散してもらえる「シェア」は自社のブランディングにもつながります。

潜在顧客にリーチできる

SNS動画広告を使う2つ目のメリットは「潜在顧客へのリーチ」です。

Web広告で人気の高いリスティング広告は、あくまでも「顕在層」が対象で、自社のサービスや商品を既に認知している見込客に配信されるため、「潜在層」まではアプローチできません。

一方、SNS広告は潜在層をターゲットとした認知促進に強みがあります。ターゲットに合わせてSNSや広告の種類を使い分けることで、効果を最大化できます。

細かくターゲットを絞り込める

SNS動画広告を使う3つ目のメリットは「セグメントの細かさ」です。

ユーザーの情報(年齢・性別)や興味関心、地域など自社のターゲットに合わせて広告を配信できます。

あらかじめターゲットのペルソナを細かく設計し、親和性の高い広告を配信しましょう。

SNS動画広告のコツ

成功事例|Instagram

今回紹介するのは「ニフティ不動産」です。ニフティ不動産は、Facebook広告の動画作成機能を利用して、既存動画をフィードやストーリーズといった各面に最適化しながら広告を配信し、ユーザーの反応率やアプリインストール数の改善に繋げました。

特にストーリーズ広告では、思わずタップしたくなるようなスピード感のある動画でより多くの内観イメージを紹介しながら、スタンプを配置するなどユーザーに親近感を持たせるよう工夫したそうです。

その結果、今までの広告よりもリーチを4倍に伸ばし、アプリインストール数を23%も増加させることに成功しました。

Instagramは日本国内においてアカウント数が3,000万件を越え、10代~40代あたりの方々が多く利用しているSNSです。男女比率は男性が43%、女性が57%であり若干女性が多いという特徴があります。自社の商品やサービスの特性からターゲティングを行い、ターゲットに合わせたクリエイティブを作ることで、成功へと導くことができます。

成功事例|Facebook

ディズニーの英語システムを提供している「ワールド・ファミリー株式会社」は、Facebookの動画広告で成功を収めています。

実際に申し込めばどのような教材が手に入るのか、ユーザーに中身がわかるように「開封シーン」を動画で表現しています。この広告配信に合わせて、豪華商品が当たるキャンペーンを実施し、キャンペーンページへの誘導をゴールと設定しました。

FacebookだけでなくInstagramにも配信し、より多くのユーザーへ情報を拡散したのです。さらに既存顧客に基づいたターゲティング設定により教材に興味を示しやすいユーザーへの配信を行いました。効果の高い広告を優先的に配信できるように、予算最適化を利用することでより高い効果を生み出したと考えられます。

この広告によりウェブサイトでのコンバージョン数は2.4倍になり、訪問増加率は19%という成果が得られました。

Facebookの国内月間ユーザー数は3,000万人、世界に注目すれば27億人を越えています。30代~50代の利用が高く、50代男性の場合は、半数程度が利用しているというデータもあります。年齢層は高めとですが、主婦やビジネスマンに向けた広告配信には最適です。

成功事例|LINE

動画広告を活用することにより、新規定期購入者と売り上げを増加させたのが「エーザイ株式会社」です。

エーザイ株式会社は医薬品や美容サプリの製造販売を行う企業で、「美チョコラ」と言いう商品に対してLINE動画広告を活用し、新規の定期購入者を2倍増加させることに成功しました。

動画制作に凝るのではなく、静止画で成績の良かったものに動きを加えるという方法で動画広告を配信したのです。動画制作は時間がかかり、専門的な知識が必要だと思っている方も多いとは思いますが、静止画クリエイティブにアレンジを加えるだけでも充分成果につなげられます。

LINEを使用している国内ユーザーは、約8,600万人で幅広い年代の男女が利用しています。SNSの中でもコミュニケーションツールとしての利用が多く、ユーザーのほとんどが毎日使用しているという強いメリットがあります。

SNS動画広告を成功させるポイント

ここからは動画広告を成功させるために重要なポイントについて解説いたします。静止画の広告と違い、動画だからこそのポイントがほとんどです。これから動画広告を活用したい方は最後までお読みください。

伝えたいことを最初に!

動画広告は他の広告と違い、広告を途中でスキップできます。

そのため伝えたいことを最後に盛り込んでしまうと、内容を見られないままスルーされてしまう可能性があります。

まずは最初に「利用者にどのようなメリットがある広告なのか」を伝えるようにしましょう。

SNSの動画広告は、自社の商品やサービスを知らない顧客を効果的に掘り起こす手段です。潜在している利用者に関心を持ってもらうためにも、的確な表現を意識しましょう。

ターゲットを明確に!

多くの人が利用しているSNSでは、ユーザー層を限定することも大事なポイントです。

あなたの企業が中高年向けのアイテムを販売したいと思っているのに、若者に配信しても決していい効果を期待することができません。かつ広告の内容にマッチしている媒体を選ぶことも大事です。

SNSの特徴を理解し、自社のターゲットに合わせて使い分けることが重要です。

参考:知っておきたい!SNSアカウントの使い分け|4種のSNSの使い分け

テキストを活用する!

SNSは移動中にも利用されるため、動画広告の音声が無い(マナーモード)見え方にも配慮する必要があります。重要な箇所はテキストで説明したり、字幕を使用するのがポイントです。
文字が多すぎてもユーザーは疲れてしまうため、しっかりと絞りましょう。

最終的な目的を明確にしておく!

これは動画広告に限ったことではありませんが、広告を配信する際は必ず目的を明確にしておきましょう。

認知度促進のためなのか、ウェブサイトへの誘導が目的なのかによりクリエイティブや広告文を変える必要があります。目的に合わせたメッセージを伝えることが重要なため、動画を作る前から「何をしてもらいたいのか」を明確にしておくと良いでしょう。

そうすることで、広告配信後の分析も行いやすくなり、PDCAを早く回せます。

まとめ

今回はSNSの動画広告について解説しました。SNSの中でもFacebook・Instagram・Twitter・LINE などそれぞれ特徴の違いがあり、利用しているユーザー層も違います。それぞれの企業で商品・サービスの内容、目的に合わせてマッチしたSNSを選択しましょう。

動画広告を成功させるには

  • 広告の目的を明確にしてから
  • 自社のターゲットに合わせたSNSを選び
  • 動画の最初5秒に伝えたいことを含ませ
  • 重要な箇所はテキストで補助すること

上記4つのポイントが必要です。

これらのポイントを守りながら動画広告を活用すると、動画広告が成功に一歩近づきます。これから動画広告を始めようと思っている方は、まずこの4つから取り入れてみましょう。