【Google サーチコンソール】インデックス登録リクエストができない状態に対する対処法

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第1回:サイト改善・SEO対策の基本活用
第2回:SEO分析のための用語理解
第3回:バブルチャートでコンテンツマーケティングを飛躍させる方法
第4回:インデックス登録リクエストができない状態に対する対処法

2020年10月14日からアップデートに伴い、Google search consoleでインデックス登録リクエストの利用ができなくなり、無効とされていました。ちなみに、現在は解消しています。

モバイルインデックス作成と正規化の過程で生じた問題によって、Google検索に大きな影響がでてしまい、通常では見られなかった順位変動が起こったと思われます。しかしながら、サイト運営者の皆さんの中には「何かしらの影響が出ていたのは理解できるけど、そもそもインデックスについて詳しく知らない」という人もいるでしょう。

そこで、今回は「インデックス登録リクエスト」と「Google search consoleでインデックス登録の利用ができなくなった理由」について詳しくまとめていきます。

サイト運営者の方はもう一度基本を確認するためにも、ぜひご一読ください。

2020年10月14日からインデックス登録の機能が利用できなくなった

2020年10月14日より起こったインデックス登録の機能停止により、Googleの検索に大きな影響が起こったことは記憶にありませんか?

ちなみに、現場からはこんな声が上がっていました。

  • Google search consoleでインデックス登録をしようと思ったのに、できない。
  • ページの操作が一時的に無効になっている。
  • 現在インデックスリクエストの登録は停止していますと、表示がでてしまう。

いつも当たり前のようにできていた作業ができないと、驚いてしまう人も少なからずいるはずです。今回起こった問題の根本的な原因は、モバイルインデックスと正規化の過程におけるものだったと言われています。

この間にどのようなトラブルが起きていたかというと・・・

  • 良質サイトなのに、インデックスが突如削除された。
  • 連日のように、検索順位が大幅に入れ替わり、運営者は困惑。
  • ドメインパワーの強いサイトが上位に来てしまう
  • コアアップデートが始まってしまった。

グーグルの公式サイトによれば、2020年10月14日の時点で「今後数週間で再び有効になる見込み」と掲載されていましたが、2020年10月20日付近にほぼ解決したようです。

【基本】インデックスとは

Google search consoleでインデックス登録のトラブルに困惑したという人もいれば、そもそもインデックス登録についてよく分かっていないという方もいらっしゃることでしょう。

基本の知識となりますが、ここでは「インデックスの役割」と「インデックス登録と検索の関係性」を深掘りしていきます。

インデックスの役割

「インデックス」とは、検索エンジンがWeb上にある無数のページをぐるぐると巡回してデータを集め、その情報を記録していくことを指します。ページにどのような内容が書かれているのか、また画像や動画の詳細などを記録していくものがインデックスです。

インデックス登録をしていないと、検索に表示されない

ユーザーが入力する検索ワードと、登録されたインデックスの情報が結びついているからこそ、ページが検索結果に表示されます。

ですから、インデックス登録されていないサイトは検索に上がってきません。インデックスとして送信されていないページは検索エンジンに認識されていないからです。

検索エンジンはクローラーと呼ばれるロボットを使い情報収集をしているわけですが、クローラーは以下の作業を繰り返しています。

  1. サイトのURLをリストアップ
  2. 実際のサイトを確認
  3. リスト作成

でも、クローラーがいつ自分のサイトを巡回してくれるのかは、わかりません。巡回頻度が何時間~数週間と、リクエストを申請する側で予想するのは難しいのです。

インデックス登録ができないと検索結果に表示されないことから、インデックス登録はWebマーケティングやサイト運営には、必要不可欠なものであることが分かります。

インデックス登録できなくなった理由

タイトルにもあるように、今回の大きな問題点は「Google search consoleでインデックス登録ができない状態になってしまった」というものです。

さて、インデックス登録ができなくなってしまった理由は何なのでしょうか?Google公式にある説明を抜粋しましたので、実際の説明文をもとに確認をしていきましょう。

2020 October 14,ongoing

The “Request Indexing” feature of the URL Inspection Tool has been disabled in order to make some technical updates. We expect it to be re-enabled in the coming weeks. In the meanwhile, Google continues to find and index content through our regular methods, as covered here.

抜粋:Data anomalies in Search Console – Search Console ヘルプ (google.com)

この文章を簡単に訳してまとめてみると、インデックス登録のリクエスト機能が技術的なアップデートによりできなくなってしまった旨が記載されています。

そして、グーグルでは通常の方法でコンテンツを探しだしてインデックス登録をしていくという対策法も載っていました。

技術的アップデートは何のことなのか?

グーグルの公式ページでもインデックス登録のリクエスト機能ができなくなった理由は、「技術的なアップデート」と公表しています。サイト運営者の皆さんからしてみれば「技術的なアップデート?」と疑問を抱いてしまうと思います。

正直なところ、技術的なアップデートのハッキリとした詳細は公表されていないようです。しかしながら、ネット上では「技術的なアップデートはコアアップデートのことでは?」という声も上がっています

グーグルでは年に数回、ユーザーに関連性が高いコンテンツを提供するために、システムに大規模な修正を加えているのですが、コアアップデートをすることにより、今回のように掲載順位が急に上がったり、下がったりすることがあるようです。

そのため今回のグーグルコンソールでインデックス登録が急にできない状態になったのは、コアアップデートによるものではないかという声が出ているのです。

サイト運営者が今できること

2020年10月14日にグーグル公式でも発表があった技術的アップデートによるトラブルは、10月20日付近に無事に解決しています。一旦は問題が解決したわけですが、サイト運営者としては「次に同じような現象が起きたときに、どのように備えておくのか」を事前に確認しておきたいところでしょう。

そこで、現時点でサイト運営者の方が「今できること」をまとめてみました。

サイトのクローリングは通常通り行われているため気にする必要がない

Google search consoleでインデックス登録ができない状態でも、サイトのクローリングは通常通りに行われています。ですから、現時点でインデックス登録のリクエストができなくなった時の対処法に、頭を悩ませる必要はありません。

確かにインデックス登録のリクエストができれば、グーグルに対して「記事を投稿したから早く確認して」「検索結果に反映させてほしい」というアプローチにはなります。しかしながら、インデックス登録リクエストはあくまでも要望にすぎません。

グーグルが私達の要望に応えてくれるかどうかは、また別問題です。そのためインデックス登録ができない状態になったとしてもリクエストができないだけで、サイトのクローリングだけでも充分だと言い切れます。

できることはこれまで通り本質的なSEO対策、質の高いコンテンツ提供を続ける

グーグルは2015年11月に、検索品質評価ガイドラインを一般公開しました。このガイドラインは、グーグルにおける検索の品質を評価する際に重要としているポイントの解説書のようなものです。その後、2019年5月16日付けで更新されています。

今後も予期せぬトラブルが起きたり、事前に周知があった上で大きな変更点が出てきたりする可能性があります。サイト運営者が行うべきことは、いつもと何も変わりありません。これまで通り品質的なSEO対策をして、質の高いコンテンツを作り続けることに気持ちを集中させていきましょう。

インデックス登録を制限するほどの大規模アップデートが予見されることに対する準備

 今回「Google search consoleのインデックス登録の制限→グーグルの大幅なアップデート」という流れになることがわかりました。これによって、今後大規模なアップデートを予見することができます。

2019年10月、グーグルは大規模な「 BERT(バート)アップデート 」を行い、日本では12月10日に新しく導入されています。

このアップデートでグーグルの検索の精度がさらに高まっていることは事実であり、今後も重点的にバートに関する機能がアップデートされていく可能性は高いです。

大幅アップデートを予見することも、サイト運営者がいまできることの1つです。

インデックス登録ができない状態でも大きな問題はない

今回は「インデックス登録」「Google search consoleでインデックス登録の利用ができなくなった理由」についてお話をしました。

通常できていたインデックス登録のリクエストが突然できなくなり、中には焦ったサイト運営者の方もいたでしょう。

しかしながら、焦る必要などありません。

Google search consoleでインデックス登録ができない状態でも、サイトのクローリングは通常通りに行われているからです。

サイト運営者の方は、できるだけグーグルの検索品質評価ガイドラインに沿って、SEOを意識した質の高いコンテンツ記事を書くことに重点を置いていくことをおすすめします。

Googleサーチコンソールのシリーズ記事は下記リンクにまとめてあります。こちらも併せてご覧ください。

【Google サーチコンソール】基本活用~お悩み解決編