SEO施策の成否を左右する【メタタグ】の基本と考え方を押さえよう

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SEO施策の成否を左右する【メタタグ】の基本と考え方を押さえよう

公開日:2018年12月25日/公開日:2021年1月15日

SEO(検索エンジン最適化)の施策を行う際、重視すべきポイントはいくつもあります。
以前の記事で、被リンクを得る方法を紹介しました。
被リンクや質の高いコンテンツが、より高いSEO効果を目指すための応用技とすれば、今回紹介する「メタタグ」は、SEO対策の基礎の基礎です。

実際、「メタタグを変更した途端SEO効果が上がり、自然検索流入が大きく増えた!」という話はあまり聞きません。
しかし、SEO施策を成功させているWebサイトは、必ずメタタグを有効活用しています。なぜなら、SEOの成否を決めるのはコンテンツですが、コンテンツの価値を十分に検索エンジンに伝えるのは「メタタグ」などテクニカルSEOの役割だからです。

それでは、SEO施策の成否を左右する【メタタグ】の基本と考え方をご紹介します。

SEOにおける「メタタグ」の基本理解

Webサイトを構築するHTMLファイルのセクション内では、タイトルタグ(<title>)をはじめ、さまざまなタグを使用します。
その中のひとつとして挙げられるのがメタタグ(<meta>)ですが、これはSEOにおいて必要不可欠な存在です。「メタ」とは「高次の・超越した」という意味があります。もう少し具体的にいうと、コンテンツ本体ではなく、コンテンツに何かしらの意味を追加する役割があります。

たとえば、Webマーケティングを成功させるための戦略をまとめた文書「A」があるとしましょう。
当然「A」には「著者」や「作成日時」が存在し、またユーザーを惹きつけるための「タイトル」が設定されています。ここでいう「著者」「作成日時」「タイトル」など、「A」を表す情報がメタタグです。

Webサイトの場合には、HTMLを使ってサイトを構築する際、こうしたメタ情報を「メタタグ」を用いて記述します。

例えば、文字コートを指定するメタタグに<meta charset=”utf-8″>などが記載されていますが、これは「このコンテンツは”UTF-8”で書いています」という意味を追加しています。他にも<eta name=”language” content=”Japanese” />というメタタグは、「このコンテンツは日本語で書いています」という意味を追加しています。

このように、メタタグに書かれている情報をユーザーが目にすることはありません。しかし、検索エンジンやブラウザはメタタグを見てこのコンテンツはどういうものなのか?を把握しています。

つまり日本語で書かれているサイトなのに、メタタグで「この記事は英語で書いています」という意味を追加してしまったら、検索エンジンで日本語で検索されても、その記事を検索結果に表示しないようにしてしまう可能性があります。

正しいタグを使って記述することで、Webサイトの情報をブラウザや検索エンジンに向けて正しく発信し、評価してもらうことができます。

SEOを意識したメタタグの考え方とは?

メタタグとは何かがわかったところで、今回のテーマである「SEO施策の成否を左右するメタタグの考え方」について考えてみましょう。

メタタグの中には、インターネットエクスプローラーの標準モードで表示させるためのものや、レスポンシブデザインを見せるためのもの、SNSでシェアされた際の見た目をコントロールするOGPなどがあります。
数あるメタタグの中でも、SEOの施策を進めるうえで特に重要なものは、以下に挙げる「meta-description」「meta-robots」といったものです。

もちろん、他のメタタグがSEO対策で無意味というわけではありません。特にSEO対策で無意味というわけではありません。特にSNSシェアされたときの見た目をコントロールするOGPは、長期的にはサイトへの流入を左右するでしょう。

しかし今回は、SEO対策に焦点を当てて紹介します。

meta-description(メタディスクリプション)

meta-descriptionとはWebサイトの内容を要約したいわゆる“ページ概要”を検索エンジンに伝えるものです。
SEO対策ではタイトルと並んで特に重要視されている要素なので、しっかり押さえておきましょう。

具体的には、

<meta name=”description” content=”【ページ概要】”/>

を用いて記述します。

この【ページ概要】にあたるテキストは、検索結果の画面でサイト名の下に表示されます。しかし、検索エンジンの判断でdescriptionではなくページの内容が抜粋される場合もあります。

例えば、【2019年最新】来年トレンドになるWebデザインまとめ7個+αという記事のdescriptionは下記のようになっています。

【meta-description】

<meta name="description" content="Webマーケティング情報配信メディア「Grab」。Web広告業界のトレンドから最新技術まで余すとこなくお届けします。LINE Ads Platform、Twitter、Instagram、Facebook、Adwords、Yahooなどの広告運用やホームページの分析、コンサルティングもご相談ください。">

しかし、「2019年 Webデザインのトレンド」と検索した際の表示は下記の画像のようになっています。これは記事本文の内容をGoogleのクローラーが抜粋してきています。

【検索結果】

このように、meta-description以外が表示される例もありますが、弊社のサービスサイト「広告手帳」のように、そのまま表示される場合もあります。

【meta-description】

<meta name="description" content="最先端のマーケティング技術で、成果を生むことにに特化したプロモーションを得意とする大阪の広告代理店です。リスティング広告、アクセス解析、SEO対策、Webサイト構築、など、マーケティングの価値を引き出します。">

【検索結果】

meta-descriptionは不特定多数の検索ユーザーの目に触れるものであり、ユーザーがそのWebサイトの内容を知るための判断材料でもあります。ユーザーの心を掴むようなmeta-descriptionを作成できれば、Webサイトのアクセス数増加、高評価の獲得につながります。
meta-descriptionを作成する際は、的確な表現で分かりやすく、人の目を惹くことを意識しましょう。

ただし、meta-descriptionに直接的なSESO効果はありません。これはGoogleの品質管理チームのマット・カッツが数年前に名言しています。なので、meta-descriptionを無理に検索キーワードを含めても意味がありません。

では何のためにやるのでしょうか。meta-descriptionはユーザーに適切な情報を伝えてクリック率を上げるためです。meta-descriptionそのものにSEO効果はありませんが、meta-descriptionでユーザーに適切な情報を伝え、クリック率が向上すれば、SEO効果を得ることができます。

人が読んで自然で、続きが気になるようなmeta-descriptionを心がけましょう。

meta-robots(メタロボット)

長期にわたってサイトを運営していると、どうしても質の低いページや記載する情報が古いページなどが出てきます。このようなページをいつまでも公開し、検索に引っかかる状態で置いていると、そのWebサイト全体の評価を下げる要因になりかねません。

というのも、検索エンジンは特定のコンテンツだけでなくサイト全体を評価しているからです。無駄なページが多いサイトは全体的に価値が低いと判断されてしまいます。
とはいえ、削除しなくてもリライト次第で十分な改善が見込めそうではある……もしくはそもそもSEO効果を求めて用意しているページではない、という場合もあります。

例えば、ブログサイトのタグページや古い記事一覧ページなどです。こうしたページはサイトの構造上必要ですが、検索エンジンから見たら「他のページの寄せ集めで無価値なページ」と判断されてしまうかもしれません。

そんなときに役立つのがmeta-robotsというメタタグです。

meta-robotsにはいろいろな役割がありますが、代表的な使い方に検索結果に”noindex”があります。これは、ページを表示させたくない(インデックスさせたくない)場合や、リンクの評価(PageRank)を渡したくない場合に用います。

具体的には下記を対象ページのHTMLファイルに記述することで、そのページが検索結果に表示されなくなります。

<meta name=”robots” content=”noindex” >

まだ一般公開するに値しない編集中のページ、コンテンツ量が少なく、検索エンジンから低評価を下されかねないページ、またカテゴリ一覧やコンテンツの品質がコントロールできないコメント一覧ページなどに用います。
これによって良質なページのみをインデックスさせることができあます。その結果、Webサイト全体が良質だと判断され、高評価を獲得しやすくなります。

コンテンツの量や質が重要視されている昨今のSEOにおいて、meta-robotsのnoindexタグは特に重要性を増しています。
しかし、だからといってむやみやたらに使用するのはおすすめしません。

検索エンジンに評価させないページが多すぎると、コンテンツが少ないサイトだと思われてしまいます。大手ポータルサイトやSNSなどでは、例えば「マイページの2ページ目以降は評価させないようにする」などの方針をとっているようです。

サイトの構造に合わせて、どういうコンテンツがユーザーにとって価値があり、検索エンジンに評価させるべきなのか、を考えていきましょう。
改善の余地がないページは思い切って削除する、十分に改善が見込めるページなら少し時間を取ってリライトするといったことをして、Webサイトの内容を充実させることを最優先に考えましょう。

またもう一つ、SEO対策に役立つmeta-robotsに”nofollow”があります。例えば下記のように記入すると、ページのリンク価値を他のサイトに引き渡せなくなります。

<meta name=”robots” content=”nofollow”>

リンクはSEOは重要な要素ですが、これには大きくリンクを貼ることによって発生する「発リンク」と、外部サイトがリンクを張ることで得られる「被リンク」の2種類があります。

そして被リンクはリンクを貼っている外部サイトの質が重視されます。極端な話、違法サイトからの被リンクが多いサイトは違法サイトに協力していると認識される可能性があります。

そのため逆SEOと呼ばれる競合サイトの評価を下げて自社サイトの評価を上げるという悪質な手法の中には、ダミーサイトを大量に作って競合サイトにリンクを貼り、評価を下げるという方法が存在します。

検索エンジンがたどる必要がないページには、”nofollow”を入れておくことでそうしたリスクを防ぐことができます。

また直接的にSEOに関係するものではありませんが、meta-robotsにはキャッシュを拒否する”noarchive”というものもあります。例えば下記のように記入すると、ユーザーが閲覧してもキャッシュを保存しなくなります。

<meta name=”robots” content=”noarchive”>

これにどういう役割があるかというと、ECサイトやマイページ・最新記事一覧ページなど頻繁に内容が書き換わる場合、ユーザーのブラウザが古い情報を表示させてしまうという事態を防ぐことができます。

まとめ

今回は、SEO対策に重要な「メタタグ」の基本と考え方について、meta-descriptionとmeta-robotsを紹介しました。
すでに述べたようにSEOに関連するメタ情報は他にもあります。また、厳密にはメタタグではありませんが、メタタグと同じくheader内に記載する「titleタグ」も、非常に重要な要素です。

SEOの黎明期では、「メタキーワード」というタグが有効とされ、多くのサイトでメタキーワードの詰め込みが行われました。
しかし、GoogleがWebマスター向けブログの中で「メタキーワードを検索順位を決定づける要素としては利用していない」と公表してから、利用される機会はほとんどなくなりました。

このように、SEOの常識は刻一刻と変わります。
Grabの記事が検索結果でmeta-descriptionではなく記事抜粋を表示されているように、クローラーがコンテンツの中身を読み取る能力も上がっています。

メタタグはあくまでも、コンテンツそのものを正しく検索エンジンに伝えるために利用します。例えばサイトの構造上必要だけど、検索結果に表示する必要がないページにnoindexを設定したり、ユーザーにコンテンツの質の高さをアピールするためにmeta-descriptionを設定します。

メタタグが重要なのではありません。重要なのはコンテンツです。最初に「メタタグを変更した途端SEO効果が上がり、自然検索流入が大きく増えた!という話は聞かないが、SEO施策を成功させているWebサイトは、必ずメタタグを有効活用している」と言いました。

これはつまりメタタグを工夫したところで、コンテンツに勝ちがなければ意味がないということです。SEO施策が成功しているということはコンテンツの品質がすぐれているということであり、それを検索エンジンに正しく伝えるためにメタタグを有効活用しています。

今の検索エンジン市場では、「SEO対策=Google対策」といわれています。

Googleの検索エンジンは進歩しており、メタタグを正しく使っていなくても、コンテンツの中身を読み取って正しい情報を認識してくれる場合もあります。逆に新しくサポートされるようになり、より適切な情報を設定できるメタタグも登場しています。
最新情報を逃さないためにも、ぜひ定期的にWebマスター向けブログに目を通してみてください。