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動画配信サービスとして知らない人もいないのでは?と疑ってしまうくらい人気なのが、動画投稿サービス「YouTube」です。
だれでも簡単に動画を投稿することができるため、さまざまなジャンルに対してのコンテンツが豊富で、今では多くの人がYouTubeを利用しています。
視聴者が多いことから、多くの企業がYouTubeへ広告を出稿しているのをご存じでしょうか。
今日は「自社でYouTube広告の出稿を考えている」という方や「YouTube広告の仕組みを知りたい」という方に向けて、YouTube広告の種類や仕組みを徹底解説いたします。
YouTubeとは
YouTubeとは、2005年にサービスをスタートした世界で最大の動画共有サービスのことです。世界で約19億人以上のユーザーが利用しており、世界のインターネットユーザーのほとんどが利用している計算になります。
アカウント登録さえ済ませれば、誰でも自由に動画を投稿できます。現在では、YouTuberという職業もあり、YouTube動画に広告を掲載してお金を稼ぐ方も増えています。
スマートフォンが普及し、誰でもいつでもどこでも動画を視聴できるようになったため、広告配信の場として企業から人気を集めています。
YouTube広告市場
ここ最近動画広告市場は右肩上がりになっています。動画広告の出稿先として有名なYouTubeやTikTok以外にも、動画広告を配信できるサービスが増えたため、動画広告市場が伸びているのではと考えられています。
YouTube動画広告の仕組み
YouTube広告では、基本的には「視聴」に対して課金される方式の「視聴課金方式」が採用されています。広告種類に関しては「動画だけじゃない?7種類のYouTube広告【種類と特徴】」記事内で詳しく解説していますので、簡単に3つだけ紹介いたします。
インストリーム広告
YouTubeを見ている方なら一度は目にしたことがあるのが、こちらの「インストリーム広告」。動画視聴前にCM動画が流れ、5秒以上流れればスキップできます。インストリーム広告は、YouTubeを利用している多くのユーザーに見られる広告なので、認知促進に向いています。
この場合は、ユーザーが30秒以上動画を見た場合か、クリックなどのアクションを行った場合に課金される仕組みです。
ディスカバリー広告
ディスカバリー広告は、動画のサムネイルとテキストで表示される広告でユーザーがクリックしてから動画が流れる仕組みです。この場合は、ユーザーがサムネイルをクリックし、広告を視聴した際に課金されるようになっています。自らクリックするタイプの広告なので、購入などのCVにつながる可能性が高いとされています。
バンパー広告
バンパー広告は、動画の再生前後もしくは再生中に表示されます。バンパー広告の表示時間は6秒間。その6秒間はスキップできないため、覚えやすいワードやメロディでユーザーへの印象を強めることができます。
この場合は、1000回以上動画が見られると課金される仕組みとなっています。
YouTube広告の選び方
YouTube広告の目標は大きく分けて6種類あります。「販売促進」「見込み顧客の獲得」「ウェブサイトのトラフィック」「商品やブランドの比較検討」「ブランド認知度とリーチ」「アプリのプロモーション」の中から選ぶと、それにあったおすすめのキャンペーンが表示され、自動的に最適化されます。目標を選ばずに自分で広告を作成するパターンもあるため、お好きな方法を選ぶことができます。
例えば、認知促進を目標としている場合は「インストリーム広告」「バンパー広告」、購入などのCVを目標としている場合は「ディスカバリー広告」がおすすめです。
目標に合っていない広告配信方法を選んでしまうと、全く視聴されずに終わってしまったり、広告によって企業や商品のイメージがダウンしたりと悪影響を及ぼす場合があります。YouTube広告の種類を理解したうえで、目的に最適な種類を選びましょう。
YouTube広告のメリット
数ある広告の中で、YouTube広告を選ぶとどのようなメリットがあるのでしょうか。ここではYouTube広告のメリットについて紹介いたします。
費用対効果が高い
YouTube広告は視聴されて初めて広告費が発生する仕組みです。そのため余計な広告費をかけずに広告配信が可能です。YouTube広告は、拡散性が高くそのほかのSNSでシェアしてもらえる可能性があります。ユーザーにとって興味深いクリエイティブを作成できれば、二次拡散を期待できます。
細かいターゲティング設定
YouTube広告ではセグメント機能でユーザーの属性で細かくターゲティングできます。年齢や性別はもちろん、好みやキーワードで絞り込むことができるので、自社のターゲットに合ったユーザーにのみ広告を配信することができます。
ユーザー数が多い
YouTubeは日本だけでなく世界的に利用されているサービスです。国内だけでも利用者は約5000万人と言われており、利用者は増え続けています。利用者が多いということは、広告を配信することで自社サービスや商品を知ってもらうチャンスがあるということになります。
YouTube広告のデメリット
メリットがたくさんあるYouTube広告ですが、もちろんデメリットもあります。YouTube広告の配信を検討されている方は、デメリットをよく知り対策をしたうえで広告を配信するようにしましょう。
クリエイティブ制作が難しい
YouTubeの動画広告はスキップされてしまう可能性があります。最初の5秒で興味を引き付けておかないと、スキップされてせっかくの広告が見てもらえないということもあります。最初の5秒で興味を持ってもらうのは意外と難しく、自社でクリエイティブを制作しようと考えている方は、最初に動画コンテンツの作り方を学んでおくことがおすすめです。
イメージダウンになる場合も
YouTube広告は拡散性も高いため、質の低い内容などが動画に含まれている場合は悪い評価が拡散されてしまいます。ターゲティング設定をミスしてターゲットとは全く異なる層に配信してしまった場合も、広告に対してストレスを抱かれてしまう恐れもあります。
YouTube広告作成のコツ
最後になりますが、YouTube広告を運用していくコツをご紹介いたします。メリットとデメリットを踏まえたうえで、運用することが一番のポイントになるので、忘れずに覚えておいてください。
最初に注目を集める
YouTube広告はユーザーがスキップできる種類があります。スキップされないためにはユーザーの興味を引くように、最初の5秒に注意しましょう。続きが見たいなと思わせられるような動画を制作し、スキップされない工夫を施してください。
審査時間に注意する
YouTube広告は出稿前に審査が必要です。審査はだいたい1営業日以内に終了する場合が多くありますが、稀に数日かかる場合もあります。キャンペーンや発売日に合わせて広告配信を考えている方は、被承認になった場合の制作期間等も含めて早めに審査に出すようにしましょう。
ブランディングに与える効果に注意する
動画途中に流れる広告に対し嫌悪感を抱くユーザーも多くいらっしゃいます。商品やサービスは悪くなくても、動画視聴を邪魔したことによって広告に対してマイナスイメージを持たれてしまう場合があります。
嫌悪感を抱かれないように、ユーザーが見たくなるような構成を心がけて制作しましょう。おもしろいものでなくても、おしゃれで思わず見入ってしまうタイプや音楽で引きつける方法もあります。
自社サービスに合った工夫で、ユーザーに良い印象を持ってもらいましょう。
【YouTube広告】種類や仕組みを解説(初心者向け) まとめ
今回は初心者向けにYouTube広告の種類や仕組みについてお伝えしました。広告の種類やメリット・デメリットを知ったうえで、YouTube広告を出稿する目的やターゲットを明確にして、効率よく広告を運用していきましょう。
YouTube広告の成功事例3選|動画広告のキホンから紹介
こちらの記事では実際にYouTube広告を出稿して成功を収めた3社について紹介しています。実際の事例を見てから広告出稿を検討したいという方にお勧めの記事です。ぜひご一読くださいませ。