Googleリスティング広告の品質スコアとは?品質スコアを上げる方法

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Googleリスティング広告の品質スコアとは?品質スコアを上げる方法

Googleのリスティング(検索)広告を運用していく上で、重要な指標の一つに品質スコアと呼ばれる指標があります。
品質スコアが上がると、広告の入札が有利になり、クリック単価を低く抑えることができるなど、いろいろなメリットがあります。何より、品質スコアが高いということは、Googleが「これは良い広告・LPだ」と認めたということです。品質スコアは意識して改善していく必要のある指標です。

しかし、仕組みが少々複雑で、どうすれば上がるのかも不透明な指標なため、そもそも意味がわからないという方、知ってはいるが対策がわからないという方が少なくないのではないでしょうか。
今回は、そんな品質スコアの意味と、品質スコアを上げるために有効な対策について解説していきます。

品質スコアは「〇/10」という形で表示される。上図の場合、8/10と高スコアのものもあるが、3/10と低いものもある。5/10や3/10のキーワードに対しては早めの対策が必要と考えられる。

最高点の10が獲得できればもちろん文句なしなのですが、現実的な目標としては、7以上であれば十分に評価が高い状態と言っていいでしょう。
4~6はまずまずの評価、3以下は早めに対策が必要、と覚えておいてください。

品質スコアを上げるメリット①:表示回数が増える

品質スコアが高いキーワードに対しては、広告が表示されやすくなるメリットがあります。
逆に、品質スコアが3以下など著しく低い場合、本来は表示されるはずだった広告が表示されなくなるという機会損失が発生する可能性があります。

また、広告表示オプションを利用して電話番号や住所が表示されるように設定していても、品質ランクが低い場合は表示されなくなってしまいます。

品質スコアを上げるメリット②:クリック単価が安くなる

品質スコアが高いキーワードは、広告を出稿するためのオークションで競合に対して有利に入札することができるようになります。
品質スコアが高いということはGoogleからユーザーにとって有益な広告と判断されているとも言えますので、ユーザーにたくさん広告をクリックしてもらって広告収入を得たいGoogleとしては、品質スコアの高い広告を優遇してクリックを増やすために、低いクリック単価で入札できるようにするわけです。
全く同じキーワードに全く同じ入札単価で広告を出稿している2人の広告主がいたとして、広告主Aの品質スコアが8点、広告主Bの品質スコアが3点だったとしたら、同じ入札単価でも広告主Aの広告が上位表示されます。
逆に言えば、広告主Bが上位表示させるためには、広告主Aよりも入札単価を上げなければなりません。

広告のクリック単価や表示順位は次のように決まります。

    表示順位=(上限入札単価×品質スコア)が高い順
    クリック単価=(1つ下の広告の上限入札単価×品質スコア)÷自社の品質スコア

つまり、A,B,Cの広告主がいた場合、入札単価や表示順位は次のようになります。

広告主 上限入札単価 品質スコア 掲載順位 クリック単価
A \100 8 1 \94
B \150 5 2 \121
C \300 2 3 \250 ※1

※掲載順位は上限入札単価×品質スコアで計算されるのでAは800、Bは750、Cは600となる。そしてこれを「広告ランク」という
※クリック単価は一つ下の広告ランクを自社の品質スコアで割った値に1を足して計算される。
※1 仮に掲載順位4位の広告ランクが500であった場合

つまり、C社は1クリックに250円も支払ったにもかかわらず、94円しか支払っていないA社や121円支払っているB社よりも下に表示されてしまいます。このことからも広告ランクが非常に重要であることが分かります。

品質スコアの3つの内訳とそれぞれの意味は?

品質スコアは、「推定クリック率」「ランディングページの利便性」「広告との関連性」という3つの内訳から構成されます。
それぞれについてGoogle内部で点数がつけられ、その総合点が1~10の品質スコアになるわけです。
広告主からは、3つの内訳の評価は「平均より上」「平均的」「平均より下」という大雑把な評価しか確認できないため、全ての内訳について「平均より上」を目指すのが基本戦略となります。

品質スコアの内訳①:推定クリック率

推定クリック率は、Googleが独自のシミュレーションで算出した、そのキーワードに対する広告のクリック率です。
ただ、管理画面上で確認できる実際のクリック率と概ね同じものと考えて差し支えありません。
この推定クリック率が平均より高ければ、広告がユーザーにとって魅力的でクリックされやすいということになるため、品質スコアの向上に繋がります。

品質スコアの内訳②:ランディングページの利便性

ランディングページの利便性は、広告やキーワード自体ではなく、広告のリンク先として設定されているランディングページを対象に評価される指標です。
ランディングページの内容が充実していたり、読み込み時間が短かったり、ユーザーの滞在時間が長かったりすると、利便性が高いと判断されて評価が上がります。
反対に、内容が少ない、読み込みに時間がかかる、直帰率が高いなどの問題を抱えていると、評価が下がってしまいやすくなります。

品質スコアの内訳③:広告との関連性

広告との関連性は、登録しているキーワードと、それに対して出稿している広告文の内容の関連度合いの強さを表す指標です。
広告文がキーワードをよく反映したものになっていれば評価が上がりますが、キーワードと全然関係のない訴求ばかり並べていると関連性が低いと判断されて評価が下がってしまいます。

品質スコアを上げるための有効な対策3つ

品質スコアは総合的に評価される指標なので、スコアを上げるための必勝法というのは存在しないのですが、有効なアプローチはいくつか存在します。
ここでは、特に効果があり実践しやすいもの3つをご紹介します。

品質スコアを上げる方法①:ターゲティングを絞る

ターゲティングを絞るのは、品質スコアの内訳の中でも「推定クリック率」を上げるために有効な方法です。
年齢・性別といったユーザー属性を指定したり、地域を限定したり、ユーザーリストを活用したりといった方法でターゲティングを絞ることで、よりニーズの強いユーザーに対して広告が表示されやすくなり、クリック率の向上に繋がります。
クリック率が向上すれば、推定クリック率の評価も上がるため、結果として品質スコアの改善が期待できるというわけです。

品質スコアを上げる方法②:ランディングページを最適化する

ランディングページを最適化するのは、品質スコアの内訳の中でも「ランディングページの利便性」を上げるために有効な方法です。
「ランディングページの利便性」が「平均より下」の評価になってしまっている場合は、Googleアナリティクスやページスピードインサイトなどのツールを活用して、ユーザーの滞在時間や直帰率、ページの読み込みにかかる時間などの数値をチェックしてみましょう。
もしそれらの数値に課題があれば、まずはその部分の改善から着手していくべきです。
他には、ランディングページのコンテンツ量を充実させる、UI/UXを改善するABテストを実施してみるなど、いろいろな方法があります。
ランディングページの最適化は、品質スコアの向上だけでなく、広告をクリックしたあとのコンバージョン率の向上にも大きく影響するため、根気よく長期的な目線で取り組むことが大切です。

品質スコアを上げる方法③:広告文を追加・修正する

広告文を追加・修正するのは、品質スコアの内訳の中でも「広告との関連性」を上げるために有効な方法です。
広告文の文字数には限りがあるため、その制限の中で、うまくキーワードに当てはまる広告文を作れるまで、様々な切り口から広告文を作ってテストしていきましょう。
これはSEOライティングとも共通する部分が大きいため、メディアやブログを運営している、運営の経験がある方にとっては比較的取り組みやすい方法と言えます。
最初に作った広告文を出稿して終わりにするのではなく、定期的に広告文ごとの成果や品質スコアを確認して、成果の悪いものは停止し、新しいものを作成・追加するという作業を行っていきましょう。

Googleリスティング広告の品質スコアとは?品質スコアを上げる方法まとめ

Googleリスティング広告における品質スコアの意味とその重要性、スコアを上げるための方法について解説してきました。
品質スコアを向上させるための3つのアプローチは、全て継続して取り組んでいくのが望ましいですが、なかなかそこまで手が回らない、経験が少なくやり方がわからない、など難しく感じる方も多いでしょうから、まずは取り組みやすいところから少しずつ始めていきましょう。
品質スコアの向上は様々な面で良い影響をもたらしてくれますので、ぜひこの機会に改善にチャレンジしてみてください。