ちゃんと自分に合ったものを見極めるように!
では、企画の構成のおさらいじゃ!
「これを見れば、良質なスタンプが作成できる」
【第1回】LINEスタンプ作る上での基本的な知識や制作の流れ
【第2回】LINEスタンプを制作する上で必要なツールやソフト
【第3回】キャラクターの制作の基礎&ラフ案作成
【第4回】LINEスタンプ制作&注意点
【第5回】LINEスタンプ完成!スタンプ登録から販売の流れ
今回からは実際に描いていこうと思うぞ。
自由に楽しく描くというのはもちろん大事じゃが、ちょっとしたテクニックでより可愛く仕上がったり、よりシュールに仕上がったりするんじゃ。
そのちょっとしたテクニックをこれから紹介していこうと思うぞ!
本当にちょっとしたテクニックじゃから、すぐ身につくぞ。
では紹介じゃ!
キャラクターを描く上でのコツ
キャラクター自体、商品のPRや企業のマスコットとして業種を問わず活用される場面が増えてきました。本項では、そのキャラクターを作る上での基本的なコツを紹介していきます。
今回紹介するものは本当にちょっとしたコツですが、このコツさえ掴んでおけばスムーズにキャラクターを制作することができると思います。
もちろんシンプルじゃないといけない訳ではないが、キャラクターデザインの基本としては無駄なものは削ぎ落としてスッキリさせるのが重要じゃ。
そのフォルムじゃが、大きく分けて4種類存在するんじゃ。
図で説明していこうと思う!
フォルム解説
グラじぃが思うキャラクター制作する上で重要な『フォルム』について解説していきます。
世の中のキャラクターは大きく分けて4種類のフォルムが存在します。『人型』、『ピーナッツ型』、『きのこ型』、『洋ナシ型』です。
これは頭と体の大きさの比率をもとにグラじぃが名付けています。それぞれのフォルムに人は潜在的にどういうイメージを持つのか違う為、フォルムについてより理解を深めより良いキャラクターを制作していきましょう。
人型
出典:「メカ★アフロくん」/花くまゆうさく
「サラリーマン 山崎シゲル」/田中光
「山田全自動」
他の形より関節が多い為ポーズのバリエーションは多いのがメリットじゃ。
反対にデメリットじゃが、LINEスタンプというものは決められた範囲内で表示されるものじゃから、”体全体”をスタンプの枠内に入れるとほとんど顔が見れなくなってしまうんじゃ。
また「スタンプ審査ガイドライン」にも”視認性が悪いもの”として”8頭身キャラクターの全身”などは審査の段階で却下される可能性があるので、人型のスタンプをどうしても制作したい場合は、上半身のみや顔のみなど一部分を切り取って制作すると審査も通りやすくなるぞ。
そうじゃ絶妙なシュールさを出すには人型がオススメ
ピーナッツ型
出典:「ピーナッツ」/チャールズ・M・シュルツ
「ミッフィー」/ディック・ブルーナ
「紙兎ロペ」/内山勇士(原作)
このフォルムで仕上げると可愛さもあり、ポーズのバリエーションも多く描けるんじゃ!
このキャラクター達もただサイズ感を一緒にしたわけではなく絶妙なバランスでこの可愛さが成り立ってるんじゃ。
きのこ型
出典:「なめこ栽培キッドシリーズ」/Beeworks
「カナヘイの小動物」/カナヘイ
「サンリオシリーズ」
このフォルムで仕上げると、無邪気な印象が際立ち”The 可愛い”が実現されるんじゃ。
人気のLINEスタンプは、このフォルムのキャラクターが多く存在しておるぞ!!
“可愛い”に特化したキャラクターを作りたいと思ったらこのフォルムを参考にすると良いぞ!
また人気のLINEスタンプは、このフォルムで作られていることが多いぞ。
洋ナシ型
出典:「ムーミンシリーズ」/トーベ・ヤンソン
「くまモン」/水野学
「世にも不思議な猫世界シリーズ」/KORIRI
このタイプで描くと、おおらかなでおどけない印象のキャラクターに仕上がるんじゃ。
そのモチっと感が武器になるんじゃ。
では、これからこのフォルムを参考にラフ案を描いていこうと思う!
ラフ案制作
でも、少し難しそうですね・・・。
頑張ります!!
それについて解説していくぞ。
コンセプトを理解する
キャラクターのラフ案を作成する前に、まず初めにコンセプトを確認します。コンセプトから連想されるキーワードをテキスト化し、頭を整理していきます。
今回はキャラクターを制作する上で、「Grab」のコンセプトとキャラクターのイメージがいかにマッチしているかが重要になってきます。そのためには、まず「Grab」とはどういうものなのか一度考え直していきましょう。
確かにワシも似たようなイメージを持っておる。
次は、名前の「Grab」についてじゃが、Grabの意味はわかるか?
「掴む」というワードから連想するものはなにかあるか?
あとシンプルに”手”とか?
良い感じじゃな!!
そういったように様々な角度で「Grab」に関連するキーワードを考えていくんじゃ。
みーこが考えた「Grab」の連想キーワードを教えてくれるか?
「Grab」から連想されるキーワード
- 「知的」
- 「勉強になる」
- 「情報の質が良い」
- 「記事の多さ」
- 「手」
- 「グローブ」
次は、今だしてくれたキーワードをキャラクターに落とし込んでいくぞ!!
例えば、「知的」みたいなキーワードから連想されるのは、スーツだったりメガネだったりそのようなものがあるじゃろ?
またキーワードが多いと様々な角度からキャラクターを作ることができるんじゃ!
じゃから、みーこも今出してくれたキーワードを1度、物体的キーワードに置き換えてみて欲しんじゃ。
テキストで表すことで、1回頭の中を整理するんじゃ!
見せてくれい!
- 「知的」→「スーツ」、「メガネ」、「探偵」
- 「勉強になる」→「博士」、「先生」
- 「情報の質が良い」→「本」
- 「記事の多さ」→「図書館」
このワードをもとに、キャラクターのラフ案を描いていくんじゃ!!
また前述したフォルムも意識して描くように!!
可愛いものからシュールなものまで幅広く描けておるの!!
またフォルムについても自分のなかでパターンができて、納得のいくキャラクターが出来上がりました。
次回は、この4キャラクターの中から1つ選んで実際にLINEスタンプを制作していくぞ!!
ワクワクしてきました!!
ワシもワクワクしておるぞ!!
では、今回のまとめじゃ!
まとめ
第3回目は、キャラクターの制作の基礎を中心に解説いたしました。
もちろんキャラクター制作仕方は人によって様々ですが、初めてしっかりとキャラクター制作する方やキャラクター制作はしたことあるがどうしてもキャラクターが偏っていしまう方は、ぜひ今回の方法を試してみてください。きっと作りやすくなるかと思います。
次回は、”LINEスタンプ制作&注意点”ということで注意点をおさえておかないとスタンプ化した際に使い勝手悪いものになる可能性があります。より良いスタンプを作る為にも使い手のことを考えたLINEを制作していきましょう。