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企業ロゴに学ぶ優れたデザイン[10選] 有名企業のロゴデザインに隠された意味

有名企業のロゴに隠された意味!? 企業ロゴに学ぶ優れたデザイン[10選]

わたしたちの生活の中には、数多くのデザインが存在します。その中でも、一番印象に残るデザインといえば、企業の看板でもあるロゴデザインです。普段意識していないロゴでも、企業を思い浮かべると意外に覚えていることは多いですよね。

例えば、「Apple」や「Google」、「Amazon」といった有名企業の場合、すぐにロゴを思い出せます。実は、こうしたロゴには「企業の理念」とそれを印象付ける「デザイン」が使われています。

今回は、有名企業のロゴに隠された意味から学ぶ優れたデザインの秘密を紹介。普段何気なく見ているロゴに隠された意味を知って、自社のロゴ制作に役立ててください。

Apple-シンプルさに隠された黄金比


画像:iPhoneMedia
Appleのロゴといえば、おなじみのリンゴマークです。右上に齧られたようなヘコみがあるデザインが特徴的で、見た瞬間にリンゴと判断できるように、あえて齧られたようなデザインになっています。

Appleのロゴを制作したのはアートディレクターのロブ・ヤノフ氏。当初のロゴは、社名にちなんで「ニュートンがリンゴの木に寄りかかり本を読んでいる絵」でした。ただ、このデザインは複雑でロゴとしてわかりにくいため、現在のようなシンプルかつわかりやすいロゴに変更されたのです。

それから何回かマイナーチェンジを繰り返していますが、現在のようなシンプルな形は変わっていません。また、シンプルに見えるロゴですが、実は黄金比が使われています。

黄金比は、古代の建造物や自然界にあるものなど、人間が美しいと感じる比率のこと。ロゴデザインに黄金比を導入している企業は多く、ロゴを視覚的に美しく魅せてくれます。Appleのロゴにも黄金比を導入しており、印象に残るロゴデザインであることがわかります。

Google-一貫したこだわりと遊び心


画像:SEOPACK
Googleは、2015年9月2日にロゴを刷新して以来、現在まで同じロゴを使用しています。ロゴ自体はとにかくシンプルな作りで、赤、青、黄色の3原色を中心に緑が混ざっています。

三原色が利用されている背景には、Google創業者のレゴ好きが由来しています。ただ、そのままではシンプル過ぎるため3原色+1色のカラーを使い、「ルールにとらわれない」という経営哲学を反映しました。また、書体をセリフ体からサンセリフ体に変更したことでシンプルになり、より親しみやすさを込めています。

さらに、Googleの新しいロゴはデザインだけでなく、インターネット上で使用されるシーンを想定して生まれました。ロゴのデータをベクター形式と呼ばれるファイルに変更し、低帯域でも快適に見られるように刷新。見た目だけではなく、中身にもこだわったロゴです。

マクドナルド-「M」じゃないモチーフ


画像:カラパイア
マクドナルドは、1971年7月20日に第一号店を銀座・三越にオープンして以来、数多くの人に愛されてきました。マクドナルドのロゴといえば、印象的な「M」のマークです。ただ、この「M」は、マクドナルドのイニシャルである「M」が由来ではありません。

元々、マクドナルドの店舗には「ゴールデンアーチ」と呼ばれる黄色の橋が付いていました。この黄色の橋をずらして見ると、Mという字に見えることからM字のロゴが使われています。

また、心理学者のルイス・チェスキン氏がこのロゴを「母なる女性の乳房」に見えるため、マーケティング的に有用だと主張したことも含めて、今でもこのロゴが使われています。

Amazon-矢印に込められた2つの意味


画像:Gigazine
普段からAmazonを利用している方なら、印象的なこのロゴを覚えているはず。オレンジ色のニコッと笑った矢印のようなデザインになっており、これは「顧客満足度」を笑顔で表現しています。文字をよく見ると「Z」の部分が押し上げられているのがわかりますよね。

また、この矢印は「a」から「z」にかけて向いており、アルファベットの「a」から「z」まで、つまりすべての商品が揃っていることを意味しているロゴです。

TOYOTA-考えつくされたデザイン


画像:ロゴ素材ドットコム
世界的な車メーカーとして知られるTOYOTA。さまざまな曲線が組み合わさったエンブレムが特徴的ですが、ここにも秘密が隠されています。

このロゴは、英語のTOYOTAという文字がすべて含まれているデザイン性の高いロゴです。文字の組み合わせによるロゴは多いですが、ここまで完成度の高いロゴは少ないでしょう。

TOYOTAのロゴを見る機会があれば、すべての文字が含まれているか確認してみてください。

VAIO-デジタルからアナログへ


パソコンブランドのVAIOも印象的なロゴが記憶に残りやすいです。VAIOは、「Visual Audio Intelligent Organizer」の略称で、従来から先進的なパソコンを開発しています。そんなVAIOのロゴは、「VとA」部分で正弦波、「IとO」で二進法を表現しており、アナログからデジタルの流れを文字で再現しているのが特徴的です。

イオン-企業理念を伝える


イオンは「AEON」と表記され、ラテン語で”永遠・永劫”という意味を持ちます。この意味はロゴにも反映されており、イオンのロゴでは「AとEとO」が”エターナルリング”と呼ばれる輪で結ばれてます。この輪は永遠に回り続けることを意味しており、イオンの理念である「人間性にもとづく永遠の世界観と平和への概念」と「グループとしての一体感」を象徴しています。

ZOZO-進化と変化の共有


画像:ITmedia
今話題のZOZOは、2018年7月3日に社名をスタートトゥデイからZOZOに変更。ZOZOという名前は想像(SOZO)と創造(SOZO)という2つの言葉から「ZO」を取ってZOZOと名付けられています。そして、この際にロゴも刷新されました。新しいロゴにはカラフルな図形と社名、そして「Be unique, Be equal.」という言葉が添えられています。

カラフルな図形は人の個性を表し、すべての図形の面積は同じです。形も色も違うが誰もが一緒という意味が込められています。また、タグラインの「Be unique, Be equal.」は直訳で「個性的であれ、平等であれ」という意味です。シンプルな図形と色でZOZOの理念を伝えています。

NIKE-学生が作った世界的ロゴ


スポーツやファッションが好きな方にはおなじみのNIKEのロゴ。見た目から躍動感が伝わってくるロゴは、「スウッシュ」と呼ばれており、勝利の女神であるニケの翼がモチーフです。

著名なデザイナーがこだわり抜いて作られたように見えるデザインですが、実は、このロゴを生み出したのは、当時デザインを専攻していたキャロライン・デビットソンと呼ばれる女性でした。さらに、NIKEのロゴに対する報酬はたったの35ドル。

ただ、NIKEが成長した際に感謝の気持ちとして、NIKEのロゴが刻まれたダイヤと株が送られたようです。 今ではNIKEはもちろん、世界を代表するロゴとして知られています。

マルイ-百貨店ならではのロゴアイデア


マルイといえば、「◯と|」を2回続けたシンプルなロゴが有名です。図形のみのロゴながら、社名であるマルイと読めるため、わかりやすいデザインに仕上がっています。

元々、現在のロゴになった背景には、1973年にマルイ全店の電話番号の末尾を「0101」に統一したことが関係します。この際に現在のような形にリニューアル。その後、1993年に今のロゴに刷新し現在に至ります。

まとめ

有名企業のロゴに隠された意味から学ぶ優れたデザインの秘密を紹介しました。ロゴに隠された意味を知ると、ロゴの見方が変わりますよね。どんなにシンプルなロゴでも、そこには企業の思いやこだわりが詰まっていることがわかりました。

ロゴは、企業の考えをユーザーにわかりやすく伝えるデザインです。より伝わるようにするためには、視覚的に目を惹くデザインや法則を取り入れる必要があります。有名企業ほど、こうした考えとデザインが一心同体になっています。

今回紹介したロゴの秘密を理解すると、新しいロゴを見る度にどういった意味が込められているのか、考えてしまうようになるでしょう。デザインの意味を考えることは、理解を深めるうえで重要なことです。本記事を参考にして、自社のロゴデザインを制作してください。