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5分でわかる!ライブコマースの基本|メリットや配信アプリを紹介

ライブ配信を通じて顧客とコミュニケーションを取りながら、オンラインで商品を販売する手法「ライブコマース」。ECと実店舗、両方の利点を生かした販売手法として、海外で広く普及しています。日本でも新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに、注目を集めるようになりました。今や様々なジャンルの企業が、ライブコマースを利用して販売機会を拡大させており、今後ECにおいては不可欠な存在になると考えられています。

そこで今回は、EC担当者が押さえておきたいライブコマースについて基本から解説します。成功事例や主要な配信ツールも紹介していますので、ぜひ導入を検討してみてください。

ライブコマースとは

ライブコマースとは、オンライン販売(EC)とライブ配信を組み合わせた販売手法のことを指します。ユーザーは販売者のライブ配信を見ながらリアルタイムにコミュニケーションをとり、気に入った商品があればそのまま購入できます。

ライブコマースの配信は専用のプラットフォームや自社サイト、SNSを通じて行います。進行役となる配信者は、費用を払って影響力のあるインフルエンサーを起用したり、メーカーや販売店の担当者が務めるなど、さまざまです。

ライブコマースのメリットとデメリット

ライブコマースを活用するは、これまでのオンライン販売や実店舗販売(オフライン販売)と比較して、どのようなメリットやデメリットがあるのかを理解しておく必要があります。

メリット

ライブコマース最大のメリットは、写真やテキストに頼ったWebサイトの商品情報だけでは伝えにくい魅力をアピールできることです。

ECサイトでは実店舗のように商品を手に取ることができないため、使用感や材質がイメージできず、購入を避ける方が多くいます。
動画を活用したライブコマースなら、リアルタイムのコミュニケーションが可能なため、Webサイトよりもはるかに多くの情報が手に入ります。例えば、チャットやコメント機能を利用して配信者に直接質問し、リアルタイムで回答を得られます。このようなやり取りを通じて、欲しいと感じた商品をライブを見ながら購入できるのがメリットです。

スムーズなショッピング体験は、ECサイトと実店舗のメリットどちらも持ち合わせており、ライブコマースではユーザーの50%が商品購入に至っているというデータもあります。

リアルタイム性以外にもライブ自体にエンターテインメント性を持たせて、ユーザーをファンへと育成できることもメリットです。ライブコマースに取り組む企業の中には、まずファンの獲得を目指すという方針でライブコマースを行っている例もあります。

デメリット

ライブコマースのデメリットは、配信までの準備に時間がかかることです。
せっかく配信を行っても、ユーザーが集まらなければ意味をなさないため、事前告知やプロモーションなど、Webでの集客施策を十分に行う必要があります。さらに、ライブ配信で商品を紹介すれば売れるというわけではなく、商品に応じた売り込み方も求められます。ライブ配信という性質上、定期的な配信も必要です。

また、ライブコマースはインターネットやサーバー環境によって、配信の中断やユーザーが集中した場合にコミュニケーションがとりにくくなることがあります。そうなると、ライブコマースのメリットである「スムーズなユーザー体験」が大きく損なわれてしまいます。
他には、配信内容に不手際があった場合のイメージダウンなど、リアルタイムゆえ注意しなければならないことも多く存在しています。

そして、ユーザーがライブ配信を見るのに時間的な制約もあることも念頭に置いてください。ライブコマースは優れた販売手法ですが、そればかりに尽力していると時間が合わないユーザーを取り逃してしまうことになるかもしれません。

ライブコマースの日本市場動向

海外では大きく普及しているライブコマースですが、日本では2017年頃から関連サービスが登場して以降、市場は発展途上にとどまっていました。

しかし、SNSや動画プラットフォームによるライブ配信が身近になるにしたがって、ライブコマースも徐々に認知度が高まっており、特にSNSと親和性の高い年齢層を中心に、ライブコマースの利用者も増加しています。

2020年の新型コロナウイルス感染拡大に伴い、非接触による販売が好まれるようになったことで、ライブコマース市場は今までよりも活発になっています。ライブコマースなら実店舗に出向かずに、非接触で接客を受けつつ購入できるため、これからより求められていくと推測されています。

そのためEC企業のみならず、実店舗が新たな販売手法としてライブコマースに参入する事例も増えています。

ライブコマースの事例

では、ライブコマースはどのように活用されているのでしょうか。導入に成功している企業と、ライブコマースの活用例を紹介します。

ベイクルーズ

複数のブランドを手がけるアパレル企業最大手ベイクルーズでは、スタッフやバイヤーによる商品紹介やコーディネート提案を配信する「LIFE STYLING」を提供しています。コメント機能での質問はリアルタイムで回答され、店舗感覚のショッピング体験ができます。

資生堂

大手化粧品会社の資生堂では、ビューティーコンサルタントによる商品紹介や使い方を配信しています。自社のECサイトはもちろん、百貨店のECサイトと積極的にコラボしています。国内のみならず、ライブコマースの本場中国向けのPRも積極的に展開しており、これからも発展していくと予想されています。

ライブコマースができるプラットフォーム

ライブコマースを行うには、アプリを使用する方法、自社サイトにライブコマース機能を追加する方法、既存のSNSを利用する方法があります。ここからは、主要なライブコマース用プラットフォームの特徴をまとめていますので、興味のある方はチェックしてみてください。

「TAGsAPI」

株式会社Mofflyが提供するライブコマースサービスです。このサービスを利用すると、自社ECサイトへのライブコマース機能の追加が簡単にできます。撮影などのサポートも実施しているため、ライブコマースに始めて取り組む企業にもおすすめです。

先に紹介したベイクルーズをはじめ、アパレルや百貨店など多数の導入実績があります。

「SHOP ROOM」

SHOWROOM株式会社提供の仮想ライブ空間「SHOWROOM」におけるライブコマースプラットフォームです。

芸能人やインフルエンサーによるアパレルやグッズ販売のほか、生産者の想いや商品の歴史を届ける「ストーリーライブコマース」という販売方法も実施しています。

「ONPA MALL」

株式会社ONPA JAPANが運営するライブコマースプラットフォームで、大手企業や有名ブランドも利用しています。

導入費用が掛からないので、実施のハードルが低く、個人事業主やスタートアップ企業でも参加しやすいのが特徴です。

「au PAY マーケット ライブTV」

auコマース&ライフ株式会社運営のショッピングモール「au PAY マーケット」では、 配信者とリアルタイムでコミュニケーションできるコンテンツ「ライブTV」を提供しています。

専用アプリからのみ視聴でき、店舗配信のほか吉本芸人による配信番組もスタートしており、これからますます発展していくでしょう。

「YouTube」

世界最大級の動画サイト「YouTube」でも、ライブコマースを行うことができます。

参照:YouTube LIVE

ライブ中はコメント欄を通じてリアルタイムでのやりとりを行え、動画内のQRコード表示やコメント欄でのリンク表示から紹介商品を購入できます。

「Instagram」

Instagramのライブ機能もライブコマースに活用できます。特にトレンド性の高い商品の販売と親和性が高いでしょう。

参照:Instagram

Instagramには、投稿に商品詳細・ECサイトへのアクセスをタグ付けできるショッピング機能があり、リールやIGTVで利用できます。アメリカではライブ動画についてもショッピング機能のテスト運用が行われており、実装が叶えばライブコマースがさらに身近なものになると予想されます。

5分でわかる!ライブコマースの基本まとめ

この記事では今注目されている、ライブコマースの基本をご紹介しました。

オンラインショッピングの需要が高まる中、オンラインでありながら実店舗に近いショッピング体験ができるライブコマースを導入する企業はどんどん増えています。また、5Gの普及によって、さらに高品質なライブ配信が可能になることから、今後オンラインショッピングに欠かせない販売ツールとなっていくでしょう。

ライブコマースは当初、芸能人やインフルエンサーによる配信が主流でしたが、メーカーや開発者が直接商品の魅力を伝える手段としても有効に活用されるようになってきています。他社と差別化をはかるためにも、ライブコマースは有用な手段です。ぜひ取り入れてみてください。