マーケティング

【Instagram広告】目的別成功事例6選~ブランド認知獲得から店舗集客まで~

【Instagram広告】目的別成功事例6選~ブランド認知獲得から店舗集客まで~

Instagramは画像や動画を中心としたコミュニケーションにより、若い世代からの支持を得て急成長しているソーシャルメディアの一つです。読者の方にも、普段からプライベートで利用されている方も多いのではないでしょうか。

Instagramはビジネス面においても積極的に活用するべき媒体に変わってきています。
Instagram広告についての記事で解説している通り、「ターゲティング精度の高さ」「Call to Actionの豊富さ」「ハッシュタグを活用した新しいコミュニケーションが取れる」というようなメリットがあります。
ブランドアウェアネスの獲得、ブランドイメージの形成という上位の施策から、EC機能が付随したことにより新商品の認知・特徴理解・購入といったコンバージョンまでをInstagramで完結できてしまいます。

※ブランドアウェアネス…ブランドについての知識を与えることで、ブランドイメージの形成やロイヤリティの獲得よりも前にある販売の第一ステップ

今回はInstagram広告の成功事例を目的別に6つ紹介します。自社ブランドやサービスの広告を検討する際、是非参考にしてみてください。

Instagram広告で「認知獲得」に成功した事例

Instagram広告で「ブランド認知」や「新製品認知」に成功した事例をいくつか紹介します。「認知獲得」は消費者の購買行動プロセスを表したカスタマージャーニーの最初に来る重要なステップです。どんなに良い物でも、知らないものは買うことはできません。Instagram広告はそのリーチの広さ・ターゲット精度の高さを武器にブランド認知や新商品の認知に活用することができます。

新製品マスカラ「BIG SHOT」の認知獲得事例 (メイベリン ジャパン)

化粧品会社メイベリンは日本向けにテレビCMとInstagram動画広告を同時展開した。結果、購入意向とブランド好意度において、Instagramキャンペーンのほうがより多くの成果を獲得した。

化粧品会社メイベリンは日本向けにテレビCMとInstagram動画広告を同時展開した。結果、購入意向とブランド好意度において、Instagramキャンペーンのほうがより多くの成果を獲得した。

画像:Instagramビジネス

多くの女性に愛用されているアメリカ発のコスメブランド・メイベリンは新製品「BIG SHOT」マスカラを発売する際に、テレビ広告と合わせInstagram広告を配信しました。クリエイティブは商品を画面いっぱいに載せ、インパクトのあるビジュアルを用いています。
ターゲットは「関東地方に住む18歳〜29歳女性」「化粧品に興味がある人」に設定して配信しました。テレビCMとの連動プロモーションのため、ターゲット設定は広めと言えるでしょう。広く多くの女性に新製品「BIG SHOT」を知ってもらうという目的です。
4週間のキャンペーン期間で「ターゲット200万人へのリーチ獲得」「購入意向7.3%上昇」「ブランド好意度9.8%上昇」という結果を得る事に成功しました。

テレビCMのリーチ単価(一人のターゲットに届けるためにかかったコスト)を比べると、Instagram広告のリーチ単価はTVの86%減というコスト効率面でも良い結果を得る事ができました。

今回のように、若い世代にターゲットを絞ってリーチしたい場合、Instagramは非常に効果的だと思いました。Instagramを使った事で、ブランドのイメージと購買意向の両方をアップさせることができたので、今後も、テレビとInstagramを併用して、広告効果を高めていきたいと思っています。
メイベリン ニューヨーク Risa Ishiwata氏

トラベルコンテンツプラットフォーム「AWOL」の認知獲得事例(カンタス航空)

オーストラリアの大手航空会社カンタスは、Instagramのストーリーズ広告を採用。ミレニアル世代のブランド認知度、広告想起率、推奨意向の向上に成功。

オーストラリアの大手航空会社カンタスは、Instagramのストーリーズ広告を採用。ミレニアル世代のブランド認知度、広告想起率、推奨意向の向上に成功。

画像:Instagramビジネス

オーストラリアの大手航空会社カンタスは、Junkee Mediaと協働してブランドコンテンツメディア「AWOL」をローンチしました。最初の認知獲得キャンペーンとして、ミレニアル世代をターゲットにInstagramのストーリーズ広告を活用した事例です。
ストーリーズ広告とは、フィードの上部に表示される友人のストーリーズの中に表示される広告手法で、友人の投稿間にインサートされるため視聴されやすいという特徴があります。
ストーリーズに掲載した時に違和感がない事をポイントに「スピーディ」「躍動感がある」クリエイティブを制作しました。旅先で得られるユニークな体験と、AWOLが提供したい価値観を反映したクオリティの高いクリエイティブはミレニアル世代の心を捉えることに成功しました。
1ヶ月間のキャンペーン期間で「認知率3%ポイントの上昇」「広告想起率18-24歳女性で4%ポイント、25-34歳男性で5%ポイント上昇」という結果を上げる事ができました。

カンタスでは常に、ブランドストーリーを伝える方法として、モバイルを使った新しいクリエイティブな方法を取り入れています。InstagramはAWOLの最初のブランドキャンペーンを実施するのに適していました。Instagramはミレニアル世代の反応がよく、実に印象的なビジュアルストーリーを発信して、ブランド指標によい影響を与えられるからです。
カンタス空港 CLARABELLA BURLEY氏

Instagram広告で「アプリインストール獲得」に成功した事例

ここではInstagram広告から「アプリのインストール」に成功した事例を紹介します。ブランド認知や新製品認知のようにインパクトを残す事だけでなく、「インストール」というその後のアクションにつなげるために、ベネフィットを短い時間でどのように伝えるかという点がポイントになります。

旅行比較サイト「Travel.jp」アプリのインストール獲得事例(ベンチャーリパブリック)

旅行比較サイト「Travel.jp」のアプリインストールおよびコンバージョンの獲得効率の向上のため、Instagramを活用。動画クリエイティブをInstagramに最適化したことで、パフォーマンスが飛躍的に向上した。

旅行比較サイト「Travel.jp」のアプリインストールおよびコンバージョンの獲得効率の向上のため、Instagramを活用。動画クリエイティブをInstagramに最適化したことで、パフォーマンスが飛躍的に向上した。

画像:Instagramビジネス

旅行比較サイト「Travel.jp」を運営するベンチャーリパブリックは、Instagram内で旅行候補地になりうる場所の写真をメインに広告活動を行っています。
「アプリのインストール」というコンバージョンを考えた時に、より多くのターゲットをアクションにつなげたいという観点からクリエイティブの見直しを行いました。Instagramはコンテンツの消費スピードが非常に速いことが特徴の一つです。フィードの中に現れた時、すぐに自分ゴト化できるように、アプリの特徴が一目でわかるビジュアルとコピーを採用しました。
新規クリエイティブは既存のものと比較してコンバージョン効率が大幅に改善し、「獲得単価65%減」という結果に結びつきました。
シンプルにアプリの特徴を伝えるテロップ、観光地の写真と具体的な費用、再度にインストールを促すCTAを追加し、それぞれをABテストで懸賞するという、データを元にした基本的な改善を行ったことが成功の一因です。

Instagram広告で「セールス(成果獲得)」に成功した事例

ここではInstagramの広告を利用して売上に結びついた事例を紹介します。アプリのインストールと同様に、限られた時間の中で次のアクションを促すことがポイントとなります。クリエイティブの観点では、ブランドの世界観を維持しながら、商品特徴の伝達やCall to Actionを明確にするということが重要です。

冬季限定コスメボックスの売上拡大事例(NUXE PARIS)

フランスの化粧品ブランド「NUXE」は、Instagramストーリーズ広告用のストップモーションビデオを作成し、広告キャンペーンを展開。広告費用対効果が6.2倍という大幅な改善に成功した。

フランスの化粧品ブランド「NUXE」は、Instagramストーリーズ広告用のストップモーションビデオを作成し、広告キャンペーンを展開。広告費用対効果が6.2倍という大幅な改善に成功した。

画像:Instagramビジネス

フランスのナチュラルコスメブランド「NUXE PARIS」は冬季限定で発売するコスメボックスの売上拡大を実現するためにInstagram広告を活用しました。
ストップモーション動画を用いたストーリーズ広告で、ブランドの世界観を表現した暖かみのあるトーン&マナーに加え、15秒間の中でコスメボックスの内容が理解できるシンプルさがポイントになっています。さらに、サウンド有無に関わらず訴求できるように作られているので、移動中など音が出ない状況で接触したとしても同じ内容が伝わる広告になっています。「出稿した費用の6.2倍のリターン」という結果を得ることができました。

リターゲティング広告でオンライン売上拡大事例(Article)

家具のオンラインショップArticleはInstagram広告でブランド認知を向上させ、リターゲティング広告による成果獲得を行った結果、売上全体の3分の1がInstagram経由という結果を出した。

家具のオンラインショップArticleはInstagram広告でブランド認知を向上させ、リターゲティング広告による成果獲得を行った結果、売上全体の3分の1がInstagram経由という結果を出した。

画像:Instagramビジネス

2012年創業の家具販売会社「Article」はInstagram広告のリターゲティングを利用してオンライン売上を上げることに成功しました。Articleはショールームを持たず直接顧客に商品を届ける「Direct to Customer」のモデルを採用しているため、高品質でハイエンドデザインの家具が競合の家具メーカーと比べて低価格で提供できるという強みがあります。
憧れのライフスタイルをイメージしたクリエイティブを活用し、一度ウェブサイトに訪れたユーザーのリターゲティングを中心に配信しました。Webで完結するビジネスモデルという相性の良さも加わり、「Instagramを経由して購入に至った割合が36%」という驚異的な結果を残しました。
また、目標をはるかに超える8倍もの広告費用対効果を達成し、売上の3分の1が、Instagram広告経由のものになるという結果でした。

顧客が購入に至るプロセスは時として複雑ですが、Instagramのカスタマージャーニーへの貢献度にはいつも驚かされるばかりです。美しいデザイン家具のコレクションと魅力的な写真がセールスポイントである私たちにとって、Instagramこそ新規顧客を獲得する最適なプラットフォームです
Article Duncan Blair氏

Instagram広告から店頭売上を拡大した事例(5 GUM  Mars Wrigley Confectionery)

5 GUMはInstagramストーリーズで縦型フルスクリーン動画広告を実施。この広告掲載により売上が11%増加したことが調査機関により証明された。

5 GUMはInstagramストーリーズで縦型フルスクリーン動画広告を実施。この広告掲載により売上が11%増加したことが調査機関により証明された。

画像:Instagramビジネス

「m&m’s」や「SNICKERS」でお馴染みのお菓子メーカー「Mars Wrigley Confectionery」が販売しているガムのブランド「5GUM」はユニークな動画を使って店頭での売上につなげることに成功しました。
「Life happens in 5(人生は5秒で決まる)」というキャッチーなコピーを用いてストーリーズ広告とフィード広告を展開しました。キャンペーンは2018年2-3月の8週間で行われ、ターゲットとしたアメリカ在住の18〜49歳男性に広くリーチした結果、「世帯浸透率9.4%」の拡大に成功しました。
Instagramのストーリーズ広告単体の成果を見ると、「11%の売上拡大」という結果になりました。

広告の目的はブランド認知を高めることであるため、その目的を達成するためにどのタイプの広告が最も効果的であるかを詳しく見てみたいと思いました。Nielsen Catalinaで調査したところ、Instagram Storiesの縦断型動画広告が実際に業績を左右する要因となっていることは間違いありません。
MARS WRIGLEY CONFECTIONERY  ANDREW GIUSTO

5GUMはプロモーションの成果を、調査会社のニールセンを通じて行いました。Instagramをきっかけに来店を促すとなると、Instagram広告やWebサイトの解析だけでは不十分です。キャンペーンの目的によっては外部の調査機関やアンケートサービスなどを利用し、できるだけ正確な効果を測定することが重要です。

Instagram広告の目的別成功事例まとめ

今回はInstagram広告の成功事例を目的別に紹介しました。冒頭で紹介した通り、Instagramは利用者の拡大に伴い、消費者との重要なコンタクトポイントとして無視できない媒体に変わってきています。
ストーリーズ広告、フィード広告、カルーセル広告などの種類と、動画・静止画・そのミックスなど見せ方を組み合わせることで、ブランドの世界観を自由に表現することが可能です。

今回の記事では「認知獲得の成功事例」「アプリインストール数拡大事例」「オンライン/オフライン売上拡大事例」に分けて紹介しました。自社の課題や目的に合わせて、それぞれの成功事例のポイントを参考に、適した広告手段・クリエイティブを検討してみてください。