SEO対策キーワードツールおすすめ15選【2022年2月更新】

7a8733e2aaa3cc5e966e21755bc59ea1a710a057
SEO対策キーワードツール おすすめ15選

公開日:2020年5月8日/更新日:2022年2月11日

SEO対策は、Webマーケティングの歴史で古くから軸として注目され続けてきました。おそらくWeb担当者でSEO対策に触れたことがないという方は、いないでしょう。

SEO対策としてオウンドメディアを運営し、コンテンツマーケティングを実施している企業も増えてきました。記事を企画して、執筆して、配信する。そして、見込み顧客の獲得やユーザーリテラシーの向上、社内ロイヤリティの向上を目指す。言葉にすると簡単ですが、実際非常に難しいことは、オウンドメディアの担当者であれば十分に実感していると思います。

  • 記事を配信してもPV数が伸びない…
  • PV数は伸びても売り上げにつながらない…
  • 記事の企画(ネタ)が思い浮かばない…
  • 運営にコストがかかりすぎる…

こうした悩みを解決するには、戦略の立案、ライターやプロモーション予算の確保など、様々な施策が必要ですが、最も重要なものは、オウンドメディアでどんなコンテンツ(記事)を配信するかです。

今回は、コンテンツのテーマ選定やSEO効果を狙った施策に使える“SEO対策キーワードチェックツール”を15個ご紹介します。

キーワード調査をすることなくコンテンツを作ってしまうと、努力も水の泡になってしまうかも…

そんなことを未然に防ぐため、キーワードツールを使用して、SEO対策万全のコンテンツを作成してください。本記事ではSEO対策ができるキーワードツールを紹介していきます。ぜひ導入して、オウンドメディアの現状把握やコンテンツ立案に役立ててください。

Googleが提供しているキーワードチェックツール

1.Googleキーワードプランナー

Googleキーワードプランナーは、Google広告を利用するユーザー向けのサービスです。広告用アカウントの取得が必要ですが、無料で利用できます。Googleは、90%以上の検索エンジン市場シェアを握っており、“検索に関連する対策=Google対策”といえる状態です。

そんなGoogleが提供しているため、無料ツールでも信頼度は抜群です。

元は広告用のツールのため、推定クリック単価なども表示されますが、月間検索数・競合の多さなど、コンテンツ企画に必要なデータを得られます。また、特定のキーワードに対して調べるだけでなく、関連語も数多く提案してくれるため、ロングテールキーワードでのSEO対策にも役立ちます。

新しいコンテンツ企画で対策キーワードを調査する際などは、利用したいチェックツールです。

できることよく検索されているキーワードの洗い出し・関連キーワードを探す・広告価値のチェック
料金無料
フリートライアルの有無
おすすめ度★★★★★

2.Googleトレンド

Googleキーワードプランナーと同じく、Googleが提供するツールです。
トレンドという名の通り、今世界で注目を集めているキーワードを見つけられ、瞬発的に多くのアクセスを集めるコンテンツを作る際に役立ちます。

さらに、検索されているエリアや関連トピック・関連キーワードなども調べられます。
Googleキーワードプランナーと異なる点は、キーワードプランナーは検索ボリュームの数を軸に提示するのに対し、Googleトレンドでは検索ボリュームの増加率を軸にしている点です。

メディア運営では、3つの軸でコンテンツを企画します。
1つは、長期的なアクセスが期待できる長寿コンテンツ。
2つは、瞬発的なアクセスが期待できるトレンドコンテンツ。
そして、売り上げや目標達成につながるコンテンツです。

Googleトレンドでは、2つ目のトレンドコンテンツの企画で役立ちます。

また、表記ゆれや類義語のどちらを使うかに迷った場合、より検索されているキーワードを発見できます。

トレンドの移り変わりは非常に早く、一時的なトレンドに飛びついても長期的な流入にはつながらないかもしれません。しかし、トレンド記事で上位化し、一時的に大きなアクセスを集めることで、その後のリピーター効果が期待できます。

画像:Googleトレンド“Instagram広告”“インスタグラム広告”“インスタ広告”の検索ボリューム比較

画像:Googleトレンド“Instagram広告”“インスタグラム広告”“インスタ広告”の検索ボリューム比較

例えばこちらは、“Instagram広告”“インスタグラム広告”“インスタ広告”それぞれの検索ボリュームを比較したものです。どれが正解、というわけではありませんが、おそらく一番正しい言い方は“Instagram広告”でしょう。しかし、検索ボリュームでは、“インスタ広告”が圧倒的に多くなっています。Googleトレンドを使わないと、“Instagram広告”を対策キーワードにしてしまいがちですが、ユーザーの検索クエリに寄り添うなら“インスタ広告”が良いのかもしれません。

できること人気のキーワード検索(検索回数)・YouTube動画向けキーワード選定・急上昇したキーワード・キーワードのトラフィック推移
料金無料
フリートライアルの有無
おすすめ度★★★★★

3. Googleアナリティクス

Googleアナリティクスはサイト作成をしたらすぐに登録しましょう。

GoogleキーワードプランナーやGoogleサーチコンソールと同じく、Googleの公式ツールで、世界で最も利用されているアクセス解析ツールです。

アナリティクスはアクセス解析のために活用できますが、実は自サイトのキーワード分析にも役立ちます。どのキーワードから自社のWebサイトへ流入しているのか調べたり、コンバージョン数やその流入経路を測ることも可能です。結果に基づいた新たなロングテールキーワードの発掘や、対策したキーワードの結果を探る点では使い勝手の良いアクセスツールです。

できることPV数チェック・トラフィック元の確認・人気ページチェック・リンクのクリック率確認・数値でユーザーの行動を見るetc.
料金無料
フリートライアルの有無
おすすめ度★★★★★

無料で使えるキーワードチェックツール

1.aramakijake.jp

aramakijake.jpは、SEOに重要な検索ボリュームをチェックできるツールです。キーワードを入力するだけで、ボリュームがわかるシンプルさが魅力です。

サジェストや競合調査から上位化できるキーワードを見つけても、そのキーワードのボリュームが少なければアクセス増加にはつながりません。対策すべき価値のあるキーワードなのか、コンテンツを企画する際は必ず確認しましょう。

Grabでも記事を作成する際、メインのキーワードをaramakijake.jpに打ち込み、本当にその記事を書く価値があるのかを考えています。しかしたとえそのキーワードの検索ボリュームが少なくても、表記ゆれやロングテールキーワードを合わせるとかなりのボリュームになる場合もあります。あくまでも、コンテンツSEOの指標の1つとして考えておきましょう。

できること検索ボリュームのチェック
料金無料
フリートライアルの有無
おすすめ度★★⭐︎⭐︎⭐︎

2.rishirikonbu.jp

rishirikonbu.jpは、関連語などのキーワードを調べるだけでなく、そのキーワードの難易度がわかります。

rishirikonbuの検索結果

画像:rishirikonbuの検索結果

難易度は0~100の数字で表され、高いほど競合が多く上位化難易度が高いということになります。

また、そのキーワードで検索した際の上位10ページに対して“タイトル内にキーワードが含まれているか”“ランクインしいているページがトップページか”を知ることができます。
例えば、タイトル内にキーワードが含まれているページが少ない場合、そのキーワードに対して専門的に書いた記事が少ないと考えられるため、専門記事で上位化できる可能性が高いでしょう。もしもトップページの数が多い場合、そのキーワードを専門に扱ったサイトが多いということであり、上位化が難しいでしょう。

できること検索ボリュームのチェック・競合分析による上位化難易度チェックetc.
料金無料
フリートライアルの有無
おすすめ度★★⭐︎⭐︎⭐︎

3.GRC

GRCは、SEOツールの中でも老舗で、ダウンロードして利用するタイプのチェックツールです。
特定キーワードに対する順位動向をグラフで確認できるため、SEO施策の効果判断で活躍します。

競合サイトに対して同様の順位動向を確認できるため、競合がどういったSEO対策を実施しているかを知るうえでも役立ちます。

できることキーワードの順位動向チェック・競合サイトの順位動向チェックetc
料金無料
フリートライアルの有無
おすすめ度★★★⭐︎⭐︎

4.SEOチェキ!

SEOチェキ!は、キーワード調査、競合調査、SEO調査など、様々な目的で利用できる老舗チェックツールです。
URLを登録するだけで、そのサイトの基本的なSEO情報がわかります。また、検索順位や記事、サイトでのキーワード出現頻度、発リンクなど、コンテンツ企画、競合調査に役立つ機能が豊富に用意されています。

SEO関係者の多くが利用しているツールなので、ぜひ活用してみてください。

できること競合調査・SEO調査・発リンク・キーワード出現頻度etc
料金無料
フリートライアルの有無
おすすめ度★★★★⭐︎

5. goodkeyword

goodkeywordはGoogleやYahoo!などで使用できるサジェストキーワードを見つけることのできるツールです。シンプルな使いやすさに定評のある無料ツールで、Google、Bing、Yahoo!などの検索プラットフォームで検索されている関連キーワードを表示してくれます。ビッグキーワードを決めた後の、ロングテールキーワード選定に適しています。

サジェストキーワードはお宝キーワードの宝庫なので、ぜひ使ってみてください。

できることGoogle/Bing/Yahoo!JAPAN関連キーワード検索・楽天サジェスト・GooglePayサジェスト
料金無料
フリートライアルの有無
おすすめ度★★★★☆

有料で使えるキーワードチェックツール

1.Gyro-n SEO

非常に多機能で、コンテンツだけでなくサイト全体のSEO対策、競合調査ができるチェックツールです。無料プランでも多くのSEO対策ができるため、メディア運営者ならとりあえず登録しておいて損はないでしょう。

キーワードについては、「キーワード候補」という機能から確認できます。この機能では、対象メディアの主要キーワードから関連するキーワードを見つけられます。
登録したキーワードに対して、Google、Yahoo!、スマートフォンそれぞれで順位と変化を確認できるため、SEO対策の成果を確認するうえでも使えます。

できること検索順位チェック・競合比較・ページ分析・テキスト分析・キーワード候補・SERPs比較分析・GA連携etc.
料金¥500~
フリートライアルの有無3ヶ月
おすすめ度★★★★★

2. KWfinder

KWfinderはMangools社が提供するキーワードツールです。利用料金は年間契約をした場合、月$29.90〜$79.90です。
SEOキーワードにまつわることは全てこのツールで出来てしまうといっても過言ではありません。ただし海外製のツールなので英語の理解が必須になります。

KWfinderでは、

  • 検索ボリューム
  • キーワード検索数調査
  • 選択キーワードの競合調査
  • CPC、PPC
  • SEO難易度

が全て表示できます。

Googleキーワードプランナーでは確認できない詳細なキーワード検索数が調査できるのがメリットです。KWfinderを利用すればGoogleのキーワードプランナーとGoogleトレンドを使う手間が省けます。キーワード選定に時間がかかりすぎているという方に、おすすめです。

できることキーワード選定・キーワードの検索回数確認・関連キーワード表示・キーワードの難易度・競合調査
料金$29.90~
フリートライアルの有無有り(10日間)
おすすめ度★★★★☆

 

3.SimilarWeb

SimilarWebは、世界で最も利用されているイスラエル発の競合比較ツールです。
競合サイトがどういった方法で集客しているのか、検索に限らずSNSや参照元まで確認できます。

さらに、コンテンツに含まれるキーワードや検索キーワードなども確認できるため、競合がどういったコンテンツを配信しているか、競合に勝つために必要なコンテンツは何かといったことがわかります。

また、対象サイトの訪問者が他に訪れたサイトや、興味関心、トピックなども確認できます。競合からコンテンツのアイデアを得るうえでは、必ず利用したいツールです。

できること競合調査・コンテンツに含まれるキーワード検索etc
料金$249~
フリートライアルの有無有り(7日間)
おすすめ度★★★★☆

4.キーワードファインダー

キーワードファインダーはディーボ社が提供指定るSEOキーワード選定ツールです。利用料金は月額50,000円〜200,000円。7日間の無料トライアルもあります。
Googleアナリティクスだけではわからない、売上につながるCVキーワードが拾えるのがキーワードファインダーの良いところです。

このツールでは

  • キーワードの自動取得
  • キーワードの順位取得
  • 簡易SEOチェック
  • 競合比較
  • キーワードの自動分類
  • キーワードマップ
  • ランディングページごとのキーワード順位

などを取得できます。

SEOスコア機能やキーワードの順位チェック、さらには上位サイトの分析もでき、キーワード選定以外にもコンテンツSEOに役立つツールです。

できることキーワードを自動取得・順位取得・簡易SEOチェック・競合比較・キーワード自動分類・キーワードマップ・LPごとのキーワード順位
料金¥50,000~
フリートライアルの有無有り(7日間)
おすすめ度★★★☆☆

 

5. Ahrefs

Ahrefs(エイチレフス)は世界60万人以上が使用するSEO分析ツールで、被リンク調査でよく知られています。もちろん被リンク調査だけでなく、キーワードツールとしての利用も可能。利用料金は月額$99〜$999。年間契約の場合20%お得になります。
自社サイト・競合サイトのレポートを出力でき、被リンク元分析や、人気キーワード、新規キーワード、キーワードの順位動向がわかります。

  • 被リンク調査
  • オーガニック検索調査
  • 人気ページ調査

など、競合調査に適したツールとして人気です。

Googleアナリティクス、サーチコンソールの次に必須のツールと言えるほど活用の幅があるツールです。

できることキーワードチェック・被リンクチェック・自サイト分析・競合調査・オーガニックキーワード分析
料金$99〜
フリートライアルの有無無し(トライアルは$7~/一週間)
おすすめ度★★★★★

6. SEMrush

SEMrushは海外製のデジタルマーケティングツールです。利用料金は月$99.95〜$399.95。SEO、被リンク調査、競合調査などデジタルマーケティングなど全てがこのツールのみで完結します。

SEMrushでキーワードまたはドメインを検索すると、

  • オーガニックサーチ
  • ペイドサーチ
  • 被リンク
  • ディスプレイ広告
  • キーワードアナリティクス

などが表示されます。表示されたレポートは出力できるので、社内会議の資料としても活用できます。

できることマーケティング・キーワード・関連キーワード選定・広告の歴史
料金$119.95~
フリートライアルの有無有り(2週間)
おすすめ度★★★★☆

 

7.パスカル

SEOやコンテンツマーケティングの作業時間を大幅に短縮するマーケティングツール「Pascal」。Webマーケティングに重要な競合サイト分析やコンテンツの分析などの時短になるツールです。コンテンツマーケティングを実施するのに必要な機能がこのツールにつまっています。

パスカルのおすすめポイントはトピックを分析できる点にあります。

検索ユーザーが求めるトピックが書かれた記事コンテンツを評価してくれるだけでなく、上位表示されているサイトの文章構成からどんな内容を盛り込めば上位表示されやすいかを分析してくれるのです。レポート作成機能もあるため、上司やクライアントに提出するレポートも簡単に作成できます。これからコンテンツマーケティングに力を入れていこうとお考えの方にはぴったりのツールでしょう。

できることコンテンツ分析・競合分析・キーワード選定・レポート作成
料金¥45,000~
フリートライアルの有無有り(4日間)
おすすめ度★★★★☆

まとめ|SEOチェックツールからユーザーニーズを知ろう

さて、今回はコンテンツのテーマ選定やSEO効果を狙った施策に使える“キーワードチェックツール”を個紹介しました。

検索流入を増やすためには、ただひたすらにユーザーニーズを満たすコンテンツを配信し続けるしかありません。そのためには、ユーザーニーズを把握する必要があります。

ユーザーニーズを知る方法にはアクセス解析やアンケート調査など様々な方法がありますが、今回紹介したキーワードチェックツールを使うことが最も簡単で、今すぐにできることです。こうした調査をせずにコンテンツを配信し続けると、サイト内でコンテンツが重複したり、ニーズや検索意図とずれたりしてしまいます。

Grabでも、価値のあるコンテンツを届けられるよう、こうしたツールを日々活用しています。
登録不要で簡単に使えるツールも多いので、ぜひいくつか使ってみてください。

今回紹介した以外のSEO対策ツールについては、下記の記事で紹介しています。こちらもぜひ、ご覧ください。

【2022年最新】SEO対策に欠かせない分析ツール まとめ