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株式会社電通が発表した日本の総広告費を推定したデータを見ると、インターネット広告にかける費用は日本の総広告費の約40%を占めています。
Withコロナが当たり前になりつつある現在では「インターネット広告をどう攻略するのか」が、マーケティングの鍵になるでしょう。
その中でも、とりわけ注目を集めているのが「Googleリスティング広告」です。
サイトの集客方法として定番の施策として知られており、多くの企業が広告を出稿しています。今回は「まだリスティング広告を出稿していない」「もっとリスティング広告に詳しくなりたい」というWeb広告担当・マーケティング担当者に向けて基礎知識から運用のコツまで詳しく紹介いたします。
Googleリスティング広告とは?基礎知識を解説
「リスティング広告」は「検索連動型広告」のことで、ユーザーの検索行動に連動して表示される広告を表しています。
他にも以下のような名称で呼ばれることもありますが、全て同じ広告を表しています。
- キーワード広告
- PPC広告
- サーチワード広告
リスティング広告は検索結果の上部と下部に表示され、広告をクリックしたユーザーをWebサイトへ誘導することが目的です。
Googleリスティング広告のメリット・デメリットは?
Googleリスティング広告を出稿し、確かな成果につなげるためには、広告の概要についてしっかりと理解しておく必要があります。
ここからはメリットとデメリットを見ていきましょう。
メリット1. タイミングよくアプローチできる
Googleリスティング広告は「検索したタイミングでユーザーにアプローチできる」のが1番のメリットです。
ユーザーは情報や商品などを求めるために検索エンジンを使っています。
「○○について知りたい」「△△という状況を解決できる商品を探している」といった欲求に対して、そのまま解決方法を提示できるのが、リスティング広告なのです。
たとえば「プログラミング 勉強 効率」という検索ワードの裏には「もっと効率良くプログラミング学習を進めていきたい」「効率よくプログラミングを勉強する方法が知りたい」という欲求が隠されています。
こういった要求を抱えた人にタイミングよく情報を提供できるため、SNS広告などいきなり表示される広告に比べて興味や関心を持ってもらいやすい特徴があります。
メリット2. 即効性が高い
Googleリスティング広告は、申し込みをしてからすぐに配信をスタートできます。すぐに集客を開始したい、早く効果が欲しい人には嬉しいメリットです。
最短でその日のうちに審査を通過できる場合もあるため、出稿のハードルも低く、初心者にもおすすめです。
メリット3. 少額から始められる
少額で広告を出稿できるのも、Googleリスティング広告の嬉しい特徴です。最低出稿金額が定められていないため、1000円などでも広告を出稿できます。
Googleリスティング広告の予算については、「リスティング広告における予算の考え方と事例をご紹介」にて詳しく解説しています。
では続いて、デメリットについて見ていきましょう。
デメリット1. 競合他社との競争が激しい
初心者からでも取り入れやすく、また小額からでも素早く配信スタートできるGoogleリスティング広告。取り入れやすいからこそ多くの企業が参入し、「他社との競争が激しい」というデメリットがあります。
他社と同じキーワードばかりで広告を出稿している場合は、入札金額やテキストで争うことになってしまうので、なるべく競争の少ない独自のキーワードを探すことをおすすめします。
デメリット2. コストがかかる
少額からでもスタートできるGoogleリスティング広告ですが、広告掲載には費用がかかります。
広告は出せば終わりではなく、日々のメンテナンスによるパフォーマンス改善が必要です。広告を運用する担当者が必要なので、自社で運用する場合は人的コストもかかります。
デメリット3. 運用に専門的な知識が必要
初心者からでも手軽にスタートできるGoogleリスティング広告ですが、一定の成果を狙って運用していくためには、専門的な知識が必須です。
上述した日々のメンテナンスでは、他社の動きを読みつつ、より効果的な宣伝内容について常に考え続けることが大切です。Googleリスティング広告をより効果的に使いこなすため、専門知識を有する運用代理店へ、外注するケースも少なくありません。
外注の基本やメリット・デメリットについては、「【Googleリスティング広告】代理店に外注するメリットと注意点」をご覧ください。
Googleでリスティング広告を出稿するまでの手順は?
ここからは、実際にGoogleでリスティング広告を配信するまでの手順を解説します。
Googleの「広告」から出稿用アカウントを開設したら、以下の手順で配信の準備を進めていきましょう。
ステップ①新たなキャンペーンを作成する
Google広告のアカウント画面に入ると、「新しいキャンペーンを作成する」という箇所があります。
こちらをクリックして、まずは広告の配信条件を設定しましょう。
広告の目標やキャンペーンタイプ、配信開始日や終了日、ターゲット設定やモニタリング設定、キーワード設定等を行います。
予算と入札単価も、この時に入力が必要です。
ステップ②リスティング広告文を作成する
条件設定が終わったら、実際に配信される広告文を作成しましょう。
Googleリスティング広告の入稿規定を確認の上で、文字数や使える記号といったルールを守り、効果的な広告文を作ってください。
アカウント画面上には、各項目別に入力欄が用意されているので、それらを埋めていけばOKです。
アカウント画面上に表示されるプレビューを確認しつつ、作成作業を進めていきましょう。
ステップ③審査から配信スタートへ
広告の作成作業が終わったら、アカウント画面上の「保存」をクリックします。
Google側が広告内容を審査し、通過すれば実際に配信がスタートされます。
審査時間は状況によっても異なりますが、早ければ5〜10分で完了するでしょう。
Googleリスティング広告をうまく運用する3つのコツ
広告を出稿した後は、運用が必要です。成果を最大限に引き出すために必要な3つのコツを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
1. キーワード設定を工夫する
リスティング広告の出稿を成功させるために、もっとも重要なのがキーワード設定です。
無料でキーワードを調査できる「Googleキーワードプランナー」を使えば、関連性の高いキーワードを見つけられるでしょう。
一般的なキーワード調査ツールよりも、ユーザーの検索実態に合ったキーワードを見つけやすいのがGoogleキーワードプランナーの特徴です。
また事前に、自社ビジネスと関連性の低いキーワードを“除外キーワード”として設定しておくのもおすすめです。ワードは類似していても、自社ビジネスと繋がっていないキーワードを除外し、広告からの流入が期待できるキーワードを細かく設定しましょう。
キーワードプランナーの使い方や、キーワードの決め方については以下の記事をご覧ください。
▶︎ 【Google広告キーワードプランナー】効果的な使い方
▶︎ リスティング広告のキーワードについて知っておくべき5つのこと|広告の費用対効果を改善する
2. 各種広告表示オプションをフル活用する
Google広告には、さまざまな広告表示オプションが用意されています。広告オプションが多ければ、広告ランクが高まりやすくなり、ユーザーの得られる情報にも差が生まれます。
できるだけ多くの機能を活用することで、より効果的な宣伝が可能です。
少しでも成果を挙げるため、ぜひフル活用してみてください。
リスティング広告の出稿を成功させるためには、過去の成功事例から学ぶのもおすすめです。
「Google検索広告(リスティング広告)の成功事例8選-なぜ彼らは成功したのか?」で詳しく解説しているので、ぜひこちらもチェックしてみてください。
【まとめ】
「リスティング広告」は、Webサイトの集客方法として定番の施策です。
一般的に、少額からでも手軽にスタートできる広告手法ですから、今回紹介した情報も参考にし、ぜひ導入を検討してみてください。
こまめなメンテナンスが可能で、注目される機会も多い広告だからこそ、工夫次第で非常に大きな成果へとつなげられるでしょう。
とくにGoogleリスティング広告には、「検索サイトシェア7割を超えるGoogle上に、ユーザーの検索行動に合った広告を配信できる」というメリットがあります。
- Googleリスティング広告でできるだけ高い成果を狙いたい
- Googleリスティング広告を導入してみたものの、思ったような成果が上がっていない…
このような場合には、ぜひ一度、弊社のリスティング広告サービスをご覧ください。
リスティング広告で成果を出すため、豊富な経験と確かな実績でサポートいたします。