動画マーケティングを成功させる5つのポイント

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新型コロナウイルスの感染拡大により自宅で過ごす時間が増えたことをきっかけに、動画の視聴時間が増加を続けています。それに伴い、これまでにも増して注目されているのが動画マーケティングです。

かつては動画マーケティングの場はTVCMで、制作に莫大な費用がかかっていました。しかし現在ではYouTubeやSNSを通じたインターネット上での動画配信が一般的になり、動画配信に取り組む企業も増えています。ただしマーケティングに動画を使えば必ず効果が上がるわけではありません。

そこで、今回は動画マーケティングを成功させるためのポイントを5つ紹介します。動画ならではのメリットを生かした施策に取り組みましょう。

動画マーケティングがなぜ注目されるのか

動画マーケティングが注目されている理由は、生活の中で「動画コンテンツを視聴する」ことが一般的となってきたからです。

近年若年層を中心にTV離れが進み、インターネットで動画を視聴する機会が増えていました。そこにコロナウイルス感染拡大の影響が加わります。自宅で過ごす時間が増え、自宅で動画を閲覧する人が年齢層を問わず大きく増加しました。

またYoutubeをはじめとした動画プラットフォームも一般化し、動画を作り・見ることが日常的になった影響も大きいでしょう。

以前ならインターネットから情報を得るためには、テキストコンテンツを閲覧することが一般的でした。しかし現在では動画を使った情報発信も活発に行われていることから、テキストではなくまず動画で情報を得るという方法も定着しつつあります。

さらにSNSでも動画配信機能が追加されるようになり、自宅のみならず出先での隙間時間を活用してスマートフォンで動画を閲覧する人も増加しています。現在進められている5Gによる通信の高速化やモバイル通信料金の値下げなども、動画コンテンツ市場の成長の後押しとなるでしょう。

このような動画コンテンツとその環境の発展とともに、動画広告市場も右肩上がりで増加しています。マーケティングを行うなら、動画を軸に考えることが不可欠といえる環境にあるのです。

動画マーケティングのメリット

マーケティングには様々な手段がありますが、動画マーケティングが選ばれる理由は、圧倒的にユーザーに伝わりやすくコンバージョンへと結び付くからです。動画マーケティングには、他の手段に比べてどのようなメリットがあるのか見ていきましょう。

より多くの情報を伝えられる

動画はテキストや画像よりも多くの情報を伝えられる点が大きなメリットです。商品広告であれば実際の使用状況を見せたり、使い方を説明したりすることができます。また、ユーザー自身がその商品やサービスを利用しているシーンを想像させることも簡単です。

テキストでたくさんの情報を伝えようとすると、難解になり最後まで読んでもらえないリスクが高まります。しかし動画であれば、情報量が多くても映像や音声でわかりやすく伝えることができるでしょう。

訴求力が高い

アメリカ国立研究所の提唱する「ラーニングピラミッド」理論によると、視覚・聴覚に訴える動画はテキストよりも2倍学習効果が高いとされます。つまり動画コンテンツでマーケティングを行えば、テキストよりも高い訴求力が期待できます。一度見たテキストを記憶することは難しいですが、動画であれば記憶に残ることも少なくありません

動画は抽象的なイメージを伝えることもテキストに比べると得意ですので、ブランドイメージの向上や、ユーザーからの共感を得やすくなることもメリットです。

SNSで拡散されやすい

動画コンテンツはSNSとの相性が良好です。SNSで動画がシェアされることによって、動画プラットフォーム上以外で閲覧される機会が増えますし、企業の公式SNSと連動させることも簡単です。SNS上で実施するキャンペーンと動画を組み合わせる手法もよく利用されています

動画マーケティングを成功させる5つのポイント

動画マーケティングは今後もさらに導入が進み、マーケティングの主体となっていくでしょう。ただしただ動画を制作するだけでは、効果的な訴求はできません。マーケティングを成功させるために必要な5つのポイントを紹介します。

動画の目的を明確にする

まず、動画の目的を明確にしましょう。商品やサービスの購入に直接繋げたいのか、それとも認知を高めたいのかでは、制作すべき動画の内容は大きく異なるはずです。誰に何を伝えたいのか、ゴールに応じた動画を制作しましょう。

ユーザー目線の動画を制作する

マーケティング用の動画を制作する際には、その完成度にばかりに囚われないようにすることが大切です。作品として素晴らしい動画が、成果に繋がるとは限りません。ユーザーが知りたい情報やユーザーが共感できる動画とすることが必要です。

プラットフォームに応じた動画を配信する

動画プラットフォームはYouTubeのほかにも各種SNSなどの利用頻度が高くなりました。このとき注意しなければならないのが、プラットフォームのユーザー層や環境に応じた動画を配信することです。SNSで動画広告を配信する場合には、スマホで閲覧することを前提とした動画作りが必要になりますが、重要なのは視認性だけではありません。

例えば、SNSで動画を閲覧する場合、比較的カジュアルな動画の方が反応に繋がりやすくなります。各SNSの特徴に合わせた動画制作を行うことも重要です。特に、SNSはタイムラインで流れてしまいますので、目に止まりやすいサムネイルを設定するといった工夫が必要になります。

効果分析をする

従来のTVCMと異なり、動画プラットフォームやSNSを活用した動画マーケティングは、詳細な効果分析が可能です。ユニーク再生数をはじめ、再生完了率や離脱率などを通じて、設定したターゲットに効果的なアプローチができているかを確認できます。

そのメリットを生かすには、配信して終わりではなく、効果分析の結果をもとに改善を重ねていくことが重要です。特にSNSでは、想定していたユーザーとは異なる層のユーザーから反響が得られる例も少なくありません。

長期的施策として取り組む

動画マーケティングは早期に反響が返ってくる傾向がありますが、高い効果を上げるためには、長期的施策として取り組むことが必要です。動画マーケティングで成功している企業の多くが、継続的な動画制作・配信を続けています。

動画マーケティングの成功事例

動画マーケティングを導入し効果を上げている企業と、その運用例をご紹介します。

株式会社タカラトミー

プラレールやリカちゃんなどを扱う株式会社タカラトミーは、早くから動画マーケティングを積極的に行っていた企業です。


YouTubeの公式チャンネル数は129万人、動画本数は4,400本超(2021年3月現在)にのぼります。ほぼ毎日動画が更新されており、商品紹介やテレビアニメの見逃し配信に加え、親子で楽しめる動画やオリジナルアニメを定期的に配信していることが特徴です。

株式会社コメリ

ホームセンターを展開する株式会社コメリでは、いつでも安いEDLPタイプの店舗「パワー」の動画広告で同社のロゴと戦略の認知度を高めることに成功しました。


コメリのYouTube公式チャンネルでは、動画広告のほかDIYを解説する「コメリHowtoなび」をはじめとした多数の動画を配信しており、安定的な運用を続けています。

freee株式会社

クラウドベースの会計ソフトを扱う企業です。


YouTube公式チャンネルでは、難解なイメージを持たれやすい申告や納税などを題材にした共感系の動画から実際の手順を説明する解説動画まで揃っており、コンバージョン獲得に繋げています。

まとめ

動画コンテンツを利用したマーケティングには、高い訴求力をはじめ様々なメリットがあります。すでにユーザーが動画に情報を求める時代が始まっており、今後のマーケティングは動画が当たり前となってくるでしょう。

動画マーケティングでは、これまでよりもユーザーの目線が重要になります。効果分析を参考にして改善を重ねながら運用していくことが、成果へと繋がります。