Webデザイン

文章力を高める3つのライティングテンプレート

文章力を高める3つのライティングテンプレート

文章力はテンプレートを使うことでカバーできます。レポートやプレゼン、ブログなど、文章を書く機会は何かと多いです。文章は情報を伝えるためのものですが、表現の仕方や様々なテクニックにより、伝わりやすかったり、魅力的だったり、共感しやすかったりといろいろな効果が期待できます。
しかし、文章力に自信がない方も少なくありません。学校で習った国語とビジネスで必要な文章力は全く違うものだからです。

そこで、少しでも文章力を向上させるために、今回は3つのテンプレートを紹介します。文章に苦手意識のある方はぜひ参考にしてください。

文章は「料理」だと考える

文章は「料理」だと考える
文章力を上げるために特別な訓練は必要ありません。文章にとって大切なのは”テンプレート”つまり「構成」です。構成の筋が通っていれば、文章が多少悪くてもスラスラと読めてしまいます。一方、構成が悪いと、どんな綺麗な文章でも読者の頭には「?」が浮かぶことでしょう。

なぜ構成が悪いと文章は読まれないのか。この点を説明する際にわかりやすい例えが「文章=料理」という考え方です。

一般的に料理は、材料集め、下ごしらえ、レシピの用意、材料の調理、完成という流れで作ります。実は文章も同じような流れで作成します。
文章なら、材料集め(ネタ探し)、下ごしらえ(事実確認)、レシピの用意(構成)、材料の調理(執筆)、完成といったところでしょうか。

一連の流れの中でも料理にとって大切なのは「レシピ」です。どんなにいい材料を用意しても、レシピがダメならおいしい料理は作れません。初心者が上手に料理を作るなら、レシピ通りに調理するのが近道です。

文章はレシピ(テンプレート)を元にする

文章力に自信のない方は、まずテンプレートを参考にしましょう。テンプレートに当てはめていけば、文章力がなくても一貫した文章が作成できます。テンプレートは、良い文章を生み出す強力な味方です。

ただ、「テンプレートばかりに頼っていてはいつまでも文章力が上がらないのでは?」という意見もあります。もちろん、テンプレートに頼りきっていると、いわゆる読ませる文章は作れません。読ませる文章を作るためには、執筆経験を積んで感覚を掴む必要があります。

実は、テンプレートには書く成功体験を積めるメリットがあります。文章力がない方に共通しているのは、執筆経験の少なさです。まずは、テンプレートを利用して成功体験を積み上げてください。

その上で、執筆経験を積んでいけば、読ませる感覚を掴めていけます。何度も料理を作っていれば、その分上手くなるのと同じです。まずは、テンプレートを参考に料理ができた感覚を掴む、その上で細かいこだわりを意識していく、それが文章力の向上につながります。

番外編:ネット時代の文章はメインディッシュから

これまで文章の基本といえば、「起承転結」でした。ただ、ネット上では結論が先に述べられていないと読まれることが少ないです。料理でいうなら前菜ではなく、メインディッシュから出さないといけません。

有名店のコース料理なら、誰もが前菜からゆっくりと味わってくれます。なぜなら、その料理がおいしいとわかっているからです。一方、有名店ではない場合、おいしい料理かわからないので、コース料理を頼むのは避ける人が多いでしょう。

これは、Web上の文章でも同じことがいえます。初めて読む方向けに記事を書くなら、まずは一番おいしいメインディッシュから出すことを心がけましょう。徐々に知名度が増えてくれば、コース料理のような文章でも読んでもらえるようになります。

そんなWeb上の文章には、メインディッシュから提供する”SDS法”や”PREP法”といったテンプレートが適しています。

文章力を上げる記事ライティングテンプレート3選

文章力を上げる記事ライティングテンプレート3選
文章力が上がるおすすめのライティングテンプレートを3つ紹介します。基本的には、この3つの方法を理解しておけば、さまざまな文章作成に利用できます。

SDS法:記憶に響くテンプレート

S:Summary:概要
D:Details:詳細
S:Summary:要約

SDS法は「あらゆる文章に利用できる基本のテンプレート」です。このテンプレートで特徴的なのは、”Summary”が2回出てくること。今回は、最初のSummaryを「概要」、最後のSummaryを「要約」と訳しています。早速、テンプレートの利用例を見ていきましょう。

S:今回は〇〇について紹介します。
D:〇〇内容には3つの特徴があって…
S:今回は〇〇について紹介しました。

SDS法は、具体的な内容を3回紹介するため、相手の記憶に残りやすいです。

主に、ニュースや通販などで利用されており、ブログやレポート、プレゼンにも応用できます。ただし、テーマやターゲットによっては、少しくどく感じたり、根拠が乏しいと感じたりするかもしれません。そのため、SDS法は比較的ライトな記事に向いています。

PREP法:論理に響くテンプレート

P:Point:結論
R:Reason:理由
E:Example:具体例
P:Point:結論

PREP法は「文章に説得力を持たせたい時に使えるテンプレート」です。このテンプレートで特徴的なのは結論重視という点。

SDS法と同じくある要素が2回出てきますが、PREP法は文章の前後を結論で挟むため、説得力が強化されます。早速、テンプレートの利用例を見ていきましょう。

P:今回は〇〇が△△だったことについて解説します
R:なぜ〇〇が△△だったかというと…
E:〇〇が△△なのにはこういう背景があり…
P:今回は〇〇が△△だったことについて解説しました。

PREP法は結論に対して、理由と具体例があるため説得力が高いです。必ず伝えたいことがある場合は、PREP法の利用がおすすめです。

主に、ブログやレポート、プレゼンで説得力を高めたいときに利用できます。Web上の記事の多くでPREP法が採用されています。

PREP法の注意点は、具体例を冗長にしないこと。だらだらと理由に対する具体例を述べていると、読者が離れてしまう危険性があります。話が脱線しないようにスマートに具体例をまとめてください。

DESC法:感情に響くテンプレート

D:Describe:描写
E:Express:表現
S:Specify:提案
C:Choose:選択

DESC法は「相手との信頼関係を築きたいときに使えるテンプレート」です。このテンプレートで特徴的なのは相手重視という点。これまでのテンプレートは、一方的に情報を伝えていましたが、DESC法は相手へ提案や選択を促す点で双方向的といえます。早速、テンプレートの利用例を見ていきましょう。

D:〇〇はこういったものです
E:だから〇〇を△△するためには××しなければいけません…
S:××するなら□□に参加するといいでしょう…
C:□□に参加しても…参加しなくても…

DESC法は相手に強制的な感覚を与えません。ブログやECサイトで何かを販売したいときに利用できます。

DESC法は、基本的に、”Choose”から組み立てて構成していきます。まずは目的に対する選択肢を用意し、その上で選択した場合、しなかった場合にどうなるかを決めましょう。

DESC法の注意点は相手に強制しないこと。自分の主張を押し通してしまうと、相手に強引な印象を与えてしまいます。あくまで相手の感情に響くような文章を意識してください。

まとめ

文章力を上げるテンプレートを解説しました。各テンプレートは「記憶」「論理」「感情」それぞれに効果があります。ターゲットやテーマによって、テンプレートを使い分けてください。また、あらゆる文章を読むときは、どんな構成なのか確認するとレシピを盗めます。

まずはテンプレートを参考に文章を完成させる経験を積み、徐々に自分なりのアレンジを加えていきましょう。どんな人でもいきなり優れた文章は書けません。経験を積みながら少しずつ優れた文章を目指してください。