【SEO対策決定版】第2回-3つの柱|テクニカル・オンページ・オフページSEO

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第1回:SEOとは|Googleの理念を基に真のSEOとは何かを理解する
第2回:SEOの3つの柱|テクニカル・オンページ・オフページSEO
第3回:サイト運営者なら知っておきたい!metaタグを理解しよう
第4回:オンページSEO(内部対策)のキーワード選定方法
第5回:SEOライティングの基礎|タイトルとディスクリプション・コンテンツライティング
第6回:SEOの内部対策vs外部対策
第7回:SEO対策に必要なツール
第8回:Googleアナリティクスで確認する指標
第9回:今後のSEO

SEOの3つの柱|テクニカル・オンページ・オフページSEO

前回はSEOの基本として、SEOとは何かという内容から主要検索エンジンであるGoogleが掲げる「10の事実」などを紹介しました。
第2回のSEO対策大全では、SEOの3つの柱である「テクニカルSEO」、「オンページSEO」、「オフページSEO」について解説をしていきます。3つの違いと役割を理解して、SEO対策をしっかりとモノにしましょう。

SEOのプロセスの仕組み

まず、SEOを理解する大前提として、どのようなプロセスで検索順位が決まるのかを理解する必要があります。

まず、ユーザー側からの視点で見てみましょう。

①ユーザーがキーワードを検索ウィンドウに入力します。
②そのキーワードに対して、Googleがマッチする検索結果を表示します。
③その検索結果に対し、ほとんどの場合、ユーザーは検索順位の上のものから目を通しますよね。
しかし、クリックした先で検索意図と違う内容が出てくれば、これはミスマッチなので、すぐにそのページから離れ、再度検索結果ページに戻るか、ブラウジングをすることになります。

ここでページ滞在時間が短いものや、離脱率が高い場合には、SEOのマイナスの指標となります。

ページ滞在時間が長く、クリック率も高いものは、ユーザーのニーズとコンテンツがマッチしていると判断されるので、検索順位は上がります。

一方、サイト側のシナリオはどんなものでしょうか。

①ボットがサイトのページをクロールする。
Googleは社員が張り付いてインターネット上のすべてのページを目視で確認しているわけではありません。最先端の技術で、公式には非公開のあるアルゴリズムや指標を以って、ボットにクローリング(巡回)をさせているのです。
②ボットがクロールすると、サイトは検索エンジン上にインデックスされます。
これは、「検索エンジンに登録された」と考えれば良いです。
③検索からの流入が増えるとランキングもアップ

という具合になります。

この後に説明するSEOの3つの柱を理解するのに、この流れをイメージできるとわかりやすいので覚えておきましょう。

SEOの3つの柱

SEOは大きく分けて3つの柱に分解できます。

  • テクニカルSEO…技術面でのSEO
  • オンページSEO…ページ上でのSEO
  • オフページSEO…ページ外でのSEO

Webエンジニアが担当するサイト構築をSEO最適化するのがテクニカルSEO。オンページSEOはサイトのディレクターやコンテンツクリエイターの仕事で、オフページSEOはサイトのPRやSNSマーケティングの役割とらえるとわかりやすいのではないでしょうか。

一口にSEOとはいっても、いろいろな切り口があります。

まずは自分の立ち位置では、どの役割を担っているのかを明確にしましょう。

それでは、SEOの3つの柱についてそれぞれ詳しく解説していきます。

テクニカルSEO

テクニカルSEOとは、検索エンジンのボットがクロールする際に、サイトを巡回しにくくしているバリアを取り除いてサイトをインデックスしやすくする、技術面での最適化を行うことです。

検索エンジンへのアピールをし易くするのはもちろんですが、同時にユーザーにとっての利便性も高めることができます。

テクニカルSEOに含まれるのは

  • サイト構築
  • メタデータ
  • ページの読み込み速度
  • URLマネジメント
  • レスポンシブ

など。

テクニカルSEOはサイト構築の時点で意識すべきことです。

ユーザーとクローラー、両者にとって使いやすく見やすいウェブサイトに仕上げることが重要です。
例えば、パンくずリストを設置して、サイトの階層を視覚的にアピールしたり、hタグの設置、ページの読み込み速度の改善、スマホビューのレスポンシブテストを行うなどです。

また、現在のSEO対策では、httpsの導入も必須と言われています。
それはGoogleがセキュリティー面をかなり重要視しているという背景があります。
近年のブラウザーでは、https化されていないhttpで始まるサイトは「保護されていない通信」という警告とともにブロックされ表示すらされないので、ここはサイト構築の際に絶対に外せないポイントであり、SEOに影響する指標になります。

オンページSEO

オンページSEOで最も意識すべきことは、UX(ユーザーエクスペリエンス)とコンテンツの質です。
コンテンツの内容をユーザーの検索意図に沿って作成することはもちろん、フォントのサイズや、画像の数など、ユーザーにとって最適なコンテンツを提供することを考えましょう。

オンページSEOに含まれるのは、

  • キーワードリサーチ
  • 画像altタグ
  • コンテンツの最適化
  • 内部リンク

など。

キーワードを決めてコンテンツを作成することはとても重要です。そしてそのキーワードをどうコンテンツ内で使用するのかということがSEOの最適化になります。

キーワードはタイトル内で使用するのはもちろん、ディスクリプションやリード文でも必ず使用すべきです。
また、大見出しとなるh2タグも、ユーザーとクローラーの両者にどういったコンテンツなのかということを一目でアピールできる部分。ここにも効果的にキーワードを使用したいものです。

画像のaltタグに関しても、時間があるなら是非やっておきたいSEO施策。
altタグとは、Googleに「この画像はこんな内容ですよ」とアピールするためのタグです。

またユーザー目線でも、検索をする際にある特定のものは画像検索で探す場合がありますよね。
altタグに適切なキーワードを入れておけば、画像検索の上位を狙うことができ、そこからのユーザーの流入も狙えるというわけです。

内部リンクも必要なところに設置をして、ユーザーそしてクローラーのサイト内の巡回率を高めましょう。

内部リンクの貼り方のコツとしては、ユーザーにとって「こんなことも併せて知りたい」というような、”痒い所に手が届く”ことをイメージして設置することです。

オンページでできるSEOの詳しい内容は、また回を追って詳しく説明していきます。

オフページSEO

オフページSEOとは、ページ外で行うSEOのことです。オフサイトSEOとも呼ばれます。

オフページSEOに含まれるのは

  • SNS管理
  • 被リンク
  • ユニバーサルサーチの構築

など。

SNSでの拡散や被リンクを集めることは外部SEOと呼ばれます。

良いコンテンツは、友達にシェアをしたり自分のブログなどでURLを紹介したくなりますよね。これが自然な被リンクの集め方です。

前回の記事でもお話しした通り、ユーザーにとって良質なコンテンツは自然と支持が集まるというわけです。

オフページのSEOで自助努力できることは、あまり多くはありませんが、Twitterなどをうまく利用し、ここでインデックスを集めていくことと、Googleビジネス(ユニバーサルサーチ)に自社の情報を登録することです。

3つの柱が支えるもの:ドメインオーソリティー

ここまで理解できたら、3つの柱が支えているものは何か。

技術、オンページ、オフページのSEOが共に支えているのは、ドメインオーソリティーです。
ドメインオーソリティーとは、サイトのドメイン自体が持つ検索エンジン上でのパワーのことで、この評価はすべてのSEO対策によって支えられているのです。

ドメインオーソリティーが強いウェブサイトは、新しいコンテンツを投入してからそのコンテンツが検索結果の上位に上がるまでの期間が短くなります。ドメインが評価されているためです。

また、ドメインの力がまだない新しいウェブサイトなどは、SEOで結果を出すまでにある程度の時間やコンテンツ量の投入が必要となります。

まとめ

第2回目ではSEO対策の大まかな全貌を解説しました。
一つのサイトを構築するのにあたり、複数の人が関わることがほとんどかと思います。その中で、自分のポジションはどこなのか、そしてそのポジションで取るべきSEO対策は一体何であるのかを意識してみましょう。
次回は、SEOに効果的なmetaタグについて紹介をしていきます。次の記事をぜひお楽しみに。

SEO対策のシリーズ記事は下記リンクにまとめてあります。こちらも併せてご覧ください。

【決定版】SEO対策大全-検索からの集客力を高める方法

当記事は「Misaki Hoshi」からの寄稿記事ですライター:Misaki Hoshi
海外IT企業にて月間400万PVのサイトの編集長や20サイト以上の運営を務め、社内SEO教育も行う。現在は退社し、独立。SEOのコンサルタント業や、自身の開催するオンラインライター講座でSEOライティングを教える。人生のヒントやメンタルヘルスへの理解向上を目指すLIFEカタログ(https://life-catalog.com)を運営。
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