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新型コロナウィルスの影響により、セミナーや集会などでの情報収集がほとんど困難になってしまった現在、有益なWeb情報を手に入れるのに苦労しているWebマーケティング担当者の方も多いのではないでしょうか。
しかし、このように社会が大きく変化するときこそ、新しい情報やサービスが生まれ、それらを学ぶ有効性が高まっています。
そこで今回は、有益なWeb情報を、効率よく見つけるための方法を、6つにまとめて解説していきます。また、Webマーケティング担当者の方にとっての継続的な学びの重要性と、有益な情報を集めてインプットした後のアウトプットの重要性についても解説していきます。
現在に限らず、いつでも活用できる方法を集めましたので、Webマーケティング担当者の方々は、ぜひ参考にしてみてください。
継続的な学びの重要性
Webマーケティングの世界は、非常に回転の速い世界です。3年前の情報は、既に古いものとして扱われるのが当たり前です。それどころか、1年前の情報ですら、過去のものとして扱われてしまうことさえあります。
そのため、常に最新の情報にキャッチアップし続け、自分の中の情報を更新し続けることが、Webマーケティングの世界で働く上では非常に大切なことであると言えます。
また、SNSの普及によって、顧客のニーズの変化の速度も、一昔前と比べると著しく早まっています。ありとあらゆる情報が、リアルタイムにやり取りされ、それによって新たなニーズが生まれ、変化していく時代です。そんなニーズを捉え続けるためには、自らもその情報に対してアンテナを張っていなければなりません。
いまどんなニーズがあるのか、何が流行っているのかというトレンドを捉えることは、Webマーケティング担当者の大事な仕事のひとつです。
常に最新のニーズを捉え、応え続けることができれば、SNSマーケティングなど消費者に直接届ける施策のエンゲージメントは飛躍的に増加するでしょう。また、日々新しい広告施策やマーケティング戦略が生まれており、それらを学べば常に柔軟に施策を展開していけます。
このように、継続的に情報収集を行うことは、Webマーケティング担当者にとっては非常に重要な仕事のひとつです。だからこそ、この重要な仕事を、効率的に習慣化することが大切なのです。
おすすめの情報収集方法
ここからは、効率的に情報収集を行うための、おすすめの方法をご紹介していきます。幸いなことに、Webマーケティングで学ぶべきことの多くは、大学に行ったり資格取得のため勉強をしたりする必要はありません。大半はインターネットを通じて学ぶことができます。
おすすめの情報収集方法①メルマガ登録
おすすめの情報収集方法の1つ目は、メルマガ登録です。
メルマガ登録なんて古い方法だと感じる方も多いかもしれませんが、メルマガ登録は今でも通用する有効な方法です。メルマガ登録の優れている点は、自分から情報収集に動かなくても、受け身の姿勢で待っているだけで、向こうから情報が入ってくる点です。
ビジネスマンであればメールチェックは既に習慣化されているでしょうから、メルマガのチェックはその一環として考えればほとんど負担にもなりません。
ラベルなどをつけて管理しておけば、大量のメールの中に埋もれてしまうということもないでしょう。
何か自分にとって有益なメルマガを見つけたら、とりあえず登録しておけば、あとは向こうから情報が入ってくるのを待つだけで済みますので、メルマガ登録は非常におすすめできる方法のひとつです。
おすすめの情報収集方法②Googleトレンドの活用
おすすめの情報収集方法の2つ目は、Googleトレンドの活用です。
Googleトレンドは、Google検索で検索された、特定のキーワードやトピックの検索ボリュームの推移が無料で見られるサービスです。
どんなキーワードがいま多く検索されているかがすぐにわかるため、これだけでも大変便利なサービスなのですが、それだけではなく、「急上昇ワード検索」という機能がついています。
これはその名の通り、Google検索で急に検索ボリュームが増加したキーワードをリアルタイムに表示してくれる機能で、まさに「今」世間で注目されているキーワードが何なのかを知ることが可能です。
さらに、この急上昇ワード検索では、急上昇ワードが検出されたときにメールでアラートを飛ばすように設定することも可能なので、急上昇ワードの発生を見逃す心配がありません。
最新のニーズをキャッチするためには最適のサービスと言えるでしょう。
おすすめの情報収集方法③Googleアラートの活用
おすすめの情報収集方法の3つ目は、Googleアラートの活用です。Googleトレンドにもアラートの機能がありましたが、Googleアラートはそれとは別のサービスです。
Googleアラートは、あらかじめキーワードを登録しておき、そのキーワードで指定した期間内にGoogleのデータベースにインデックス(登録)された記事を、メールによるアラートで知らせてくれるサービスです。
キーワードを入力すると、メールの配信頻度や、対象とする地域、ブログやニュースなどのWebサイトのジャンルを指定することができます。
Googleのデータベースに記事がインデックスされるたびにアラートが飛んできてしまってはメールが膨大な数になってしまうので、メールの頻度は週1回以下に落とし、定点観測のつもりで活用するのがおすすめです。
おすすめの情報収集方法④ウェビナーの参加
おすすめの情報収集方法の4つ目は、ウェビナーの参加です。ウェビナーとは、ウェブ+セミナーの略語で、Webを通じて動画配信されるセミナーのことです。広告媒体や、広告代理店などが最近盛んに開催しています。
ウェビナーのいいところは、動画配信によるセミナーなので、参加の場所を選ばないことです。
また、場合によっては配信終了後もアーカイブとして動画を残してくれていることもあるので、ウェビナー開催中の時間にスケジュールが合わなくて参加できなかったという場合も、後から動画を視聴することが可能です。
プロの登壇者による解説が聴けるので、通常のセミナーと変わりないクオリティの情報を手に入れることができるでしょう。
録画された動画を配信しているだけの場合もまれにありますが、基本的には生放送なので、最後にチャットやコメント機能を使った質疑応答の時間が設けられていることが一般的です。
この質疑応答の時間を十分に活用して、最後まで自分の欲しい情報を手に入れられるようにしましょう。
弊社でも、広告・マーケティングをテーマにウェビナーを定期開催しています。ぜひチェックしてみてください。
おすすめの情報収集方法⑤メディアサイトの閲覧
おすすめの情報収集方法の5つ目は、メディアサイトの閲覧です。定期的に最新情報を発信しているメディアサイトの閲覧は、情報収集の手段としては鉄板ですね。
いくつかお気に入りのメディアサイトを見つけてブックマークしておけば、閲覧を習慣化しやすいはずです。
また、メディアサイトを閲覧する際のブックマーク以外のもう一つの方法としては、RSSを活用するという方法があります。RSSとは、複数のWebサイトを一元管理してタイムラインのように閲覧できる仕組みで、最近ではFeedlyというサービスが圧倒的に人気です。
RSSは非常に古い仕組みですので、最近では対応していないメディアサイトもありますが、効率的に複数のメディアサイトを閲覧して回るためにはRSSの活用も選択肢に入ってきます。
おすすめの情報収集方法⑥代理店と繋がる
おすすめの情報収集方法の6つ目は、代理店と繋がることです。広告代理店の中には、広告運用を委託しなくても、コンサルティングサービスの契約を請け負っているところが存在します。
そういった代理店を探して契約することで、広告代理店が持っている情報を得ることができます。
Webマーケティング、特にWeb広告の情報に関しては、広告代理店よりも情報の早いところはありません。代理店同士のネットワークや、広告媒体との繋がりがあるため、常に最新情報を得ることができているためです。
そういった情報をコンサルティングしてもらえれば、何よりも効率的に最新情報に触れることができるようになります。
コンサルティングサービスの契約ということで、当然費用はかかってくるのですが、Webマーケティングの世界においては、情報の速さはお金には代えられない価値があります。
自社だけでの情報収集が難しいと感じられたら、広告代理店との繋がりを得ることも検討すべきでしょう。
良質なインプットを良質なアウトプットに変えるために
ここまで、有益な情報を効率よく手に入れるための方法をご紹介してきましたが、良質なインプットはアウトプットされてこそ価値を持ちます。良質なインプットを良質なアウトプットに変えるためには、インプットから時間をおかずにアウトプットに変えることが重要です。
有名なエビングハウスの忘却曲線によれば、人は何かを学んだ時、20分で42%、1時間52%、24時間で67%というスピードでそれを忘れてしまいます。
それを防ぐために、インプットを得た後はすぐに、最低でもメモを取る、できれば社内で共有する、あるいはSNSなどに投稿するなどして、なるべく早くアウトプットとして形に残すようにしましょう。
そうやって簡単にでもアウトプットを残しておけば、その後仕事に活かすときにも再利用しやすくなりますし、内容を忘れてしまってまたインプットからやり直す……という時間のロスも防ぐことができます。
情報収集と仕事の効率化という意味でも、アウトプットはインプットしてすぐに行うようにしてください。
有益なWeb情報を見つけるために
今回は、Webマーケティング担当者の方に向けて、有益なWeb情報を効率的に収集するための方法について6つ解説してきました。また、継続的な学びの重要性、アウトプットの重要性についても解説しています。
今回のテーマは新型コロナウィルスの影響によってセミナーや集会による情報収集ができない中でどう情報収集するか、というものでしたが、ここでご紹介した6つの方法は、現在の状況に限らず、いつどんなときでも活用できる有用なものばかりのはずです。
今回の記事をご覧になっているWebマーケティング担当者の方は、この6つの方法を参考にして、日々の情報収集を効率化して、有益なWeb情報を短時間で入手できるよう、インプットを改善してみてくださいね。
また最後に、一番重要、効果的な方法として、読書と体験を書いておきます。読書の重要性については言うまでもありませんね。情報のスピードとしては今回紹介した方法より劣りますが、何かを深く、体系的に学ぶ上で読書以上の方法はありません。Webマーケティング関連書籍も数多くあるので、ぜひ時間を作って読んでみてください。
そしてもう一つ、一番の学びになるのが体験です。つまり、Webマーケティングを自分が受ける事、これが一番の学びになります。日々、インターネットを使う中で、無数の企業からマーケティング施策を受け取っています。企業が実際に費用をかけてマーケティング施策に乗り出しているということは、様々な検討を重ね効果が見込めると確証したうえで行われています。それらがどういう戦略で実施されているかを考えることは、必ず学びになります。
Webマーケティングに関わるなら、日々目にする広告や企業の取り組みの一つ一つに意識を払ってみましょう。