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話題のTikTok広告とは?3つの種類と3つの事例を紹介

話題のTikTok広告とは?3つの種類と3つの事例を紹介

2018年、スマートフォン広告のインプレッションは1位が「荒野行動」、2位が「TikTok」でした。確かにTwitterを見ているときやYouTubeを見ているときなど、頻繁にこの二つの広告を目にしている気がします。

そうした積極的なプロモーション、若年層とのニーズのマッチ、最先端のAI技術により、提供開始からわずか2年で海外月間アクティブユーザーが5億人と、すでにTwitterより多い第3のソーシャルメディアとなっています。国内月間アクティブユーザーは950万人ですが、若年層を中心に急激に拡大しています。

今回の記事ではTikTok広告をテーマにその機能、種類、また事例について紹介します。利用率が拡大していることから、最近ではビジネスの利用が増えてきました。記事の中では、TikTokでの広告出稿を検討する上で参考になる情報を紹介していきます。

TikTokとは?

TikTokは2016年に開始された動画をメインとした新しいソーシャルメディアです。中国・北京に拠点を置くBytedance社によって開発、運営されています。TikTokは他のソーシャルメディアと異なり、動画、それも15秒程度の短編動画がメインの媒体です。有名な歌手の楽曲や、CMソングなどを使って、簡単な操作でクオリティの高いコンテンツを作れる事が人気の背景にあります。
リリース直後は、一部の若い世代、中高生に使われていたモバイルアプリでしたが、2018年になってから急激にダウンロード数が増加しています。モバイルアプリマーケティング調査会社「SensorTower」の調査によると、アプリダウンロード数は全世界で10億回以上を突破、App Store内で2018年に最もダウンロードされたアプリとなっています。
日本国内での利用率も徐々に高まっており、新たな消費者とのコンタクトポイントとして、ビジネス利用の面でも注目が集まっています。

画像:アップアニー 2018年最もダウンロードしたアプリはTikTokであった。

TikTok広告とは?

TikTokは「TikTok Ad」という広告配信プラットフォームを通じて、配信目的やターゲットに合わせて広告出稿ができるサービスを提供しています。2019年1月にリニューアルを行い、ターゲティングやコンテンツの面でよりビジネス利用しやすいサービスへと改善しました。

TikTok広告の特徴は、まず精度の高いユーザー属性のターゲティングにあります。消費者が普段視聴しているコンテンツに合わせた広告配信が可能で、さらに年齢や性別、OS、地域(都道府県別)など、詳細なターゲティング設定により、自社が狙ったターゲットにリーチする事ができます。他にも、独自のアルゴリズムによる目標CPAにあわせた入札と最適化、簡単に動画広告を作成できるツールの提供などがTikTok広告を出稿する上でのポイントとなります。

TikTok広告を出稿するメリットについて紹介します。TikTok広告は、5秒~15秒の動画広告をスマートフォンのフルスクリーンで表示する事ができ、インパクトのあるクリエイティブを用いた訴求が可能です。またTikTokは基本的に「サウンドあり」で使用される割合が高い媒体です。音楽とセットにして視聴するコンテンツが前提になっているためです。そのため「音」によるアプローチも効果的で、この点は他のソーシャルメディアにはない特徴と言えます。例えばCMで活用しているフレーズ、音楽を活用して、TikTokでの広告として配信するのも一つの手でしょう。

TikTok広告3つのフォーマット、メリット・デメリットを紹介

TikTokには現在「TikTok起動画面広告」、「TikTokインフィード広告」、「TikTokハッシュタグチャレンジ広告」という3つの広告フォーマットが存在します。それぞれの特徴、メリット・デメリットについて紹介します。


画像:https://value-creation.jp/knowledges/tiktokads/

1 TikTok起動画面広告

アプリを起動したタイミングで、全画面で表示されるのがTikTok起動画面広告です。3秒間の画像または、3-5秒のGIF形式のアニメーションもしくは画像から選ぶ事ができます。広告上にリンクを貼ることができ、自社サイト等へ誘導が可能です。メリットは起動直後に全画面表示されるため、印象に残りやすい点です。一方、1日1枠のため広告費が高額になりやすい点はデメリットと言えるでしょう。

2 TikTokインフィード広告

TikTokインフィード広告は、一般の消費者からの投稿動画の間に表示される広告です。動画形式で5-15秒のコンテンツを配信することができ、さらにリンクを設置し、自社サイトなどへの誘導が可能となっています。メリットとしては、通常の投稿に自然に混ざるため広告が受け入れられやすい点です。さらに通常の投稿と同様に「いいね」、「コメント」、「シェア」などが可能なため、消費者によるその後の拡散も期待できます。一方、デメリットとしてはクリエイティブの質が、そのままアテンション力につながる点でしょう。通常の投稿に混じって自然に見えるため、印象に残るための工夫が必要です。

3 TikTokハッシュタグチャレンジ広告

TikTokハッシュタグチャレンジ広告とは、ハッシュタグを活用した消費者参加型の広告タイプです。特定のハッシュタグを設定し、そのハッシュタグに関連した動画の投稿を消費者に促すことで、認知度やエンゲージメントを高める手法です。メリットとしては、実際に参加してもらうことで、企業やブランドへのエンゲージが高まりやすい点、またユーザーが自ら発信するコンテンツなのでユーザー間でさらに拡散する可能性があるという点です。デメリットはコンテンツのサポートを含めて費用が高額になりやすい点と言えるでしょう。

TikTok広告の事例3選

ここまで、TikTokの特徴、またTikTok広告の種類について紹介してきました。広告を検討しながらも、新しいサービスのためなかなか踏み出せないという方も多いかもしれません。ここでは過去に企業が行ったTikTokの広告事例についてポイントを踏まえて紹介していきます。是非参考にしてみて下さい。

CM素材を有効活用したサランラップ広告I(旭化成ホームプロダクツ)

画像:https://www.advertimes.com/20190603/article291999/2/

「サランサップだよ♪」というフレーズでおなじみのサランラップは、元々テレビ用に制作された広告素材を上手くTikTok向けにアレンジして、広告配信を行いました。テレビに使う素材はスクリーンに合わせて横が長いのですが、スマホ画面に合うように縦型のクリエイティブに再編集を行い、テレビではリーチ出来ない世代にアプローチしました。
このクリエイティブの特徴は「音」にあります。「サランラップだよ♪」のフレーズは誰もが一度は耳にした事があるサウンドではないでしょうか。「音あり」で視聴されるTikTokならではの環境を見越して配信している事例です。

ハイチュウのハッシュタグチャンレンジ広告(森永製菓ハイチュウ)

画像:https://find-model.jp/insta-lab/tiktok-ads/

森永製菓のロングセラーキャンディ「ハイチュウ」は、「#ハイチュウダンスなう」というハッシュタグを活用して、消費者からの投稿を促すタイプの広告を配信しました。
広告タイプの3番目で紹介した「ハッシュタグチャレンジ広告」を活用したもので、公式アカウントから「#ハイチュウダンスなう」というハッシュタグと共に、CMでも使われている歌に合わせてダンスをする動画が配信されました。ダンスは真似しやすい簡単な振り付けで構成されており、ターゲットの若い世代に受け入れられやすいものになっています。

インフルエンサーを取り入れた広告(脱毛サロンキレイモ)

画像:https://find-model.jp/insta-lab/tiktok-ads/

脱毛サロンの「キレイモ」は芸人の渡辺直美さんを起用して、TikTok広告の配信を行いました。Instagramなどでは広く使われている「インフルエンサーマーケティング」という手法ですが、TikTokにおいても「TikToker(ティックトッカー)」を起用する広告が増えてきています。通常の広告費用に加えてインフルエンサーへの費用が発生しますが、自社のターゲットから共感される人を起用する事で、広告の効果を高める事が出来るでしょう。

まとめ

今回はTikTok広告というテーマで、TikTok自体の解説、TikTok広告の種類、また事例について紹介しました。TikTokは今後も利用者が増えていくことが予測されます。それに伴いビジネスにおける利用も増えてくるでしょう。
新しいメディアで、まだマスに流行っている状態でないからこそ、早期に取り組み、知見を溜めていきたいところです。今回の記事を参考に是非TikTok広告を検討してみて下さい。