【ウェビナーレポート】「売り上げを創る」動画マーケティングの鉄則

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【無料ウェビナー】最強タッグが送る「売り上げを創る」動画マーケティングの鉄則

弊社で定期的に開催している広告・マーケティング関連セミナー。2020年6月25日は「売り上げを“創る”動画マーケティングの鉄則」をテーマに、動画制作会社プルークスと合同で開催しました。

タイトル最強タッグが送る「売り上げを創る」動画マーケティングの鉄則
主催株式会社アイビス
株式会社プルークス
開催場所ウェビナー
講師株式会社アイビス
広告ディレクター 安居株式会社プルークス
動画プランナー 高木
テーマ利用傾向が高まる動画マーケティングについて、動画で売り上げを創る方法を、動画制作についてプルークスが、動画広告についてアイビスが、それぞれの専門家から学ぶ。
内容・動画に関する3つのデータ
・動画業界の可能性
・動画活用の10大ニーズと役割
・動画マーケティングと動画広告
・動画広告の主要手法の特徴
・YouTube広告で売り上げを創る鉄則

企業・講師紹介

株式会社プルークス
企画〜動画制作、動画マーケティング支援など、全体的なプランニングから動画広告配信までを担う。業種業界問わず幅広いジャンルの映像制作をワンストップで提供しており、500社3,000本以上の実績を持つ。

【講師】高木 契佑 (プランナー)
株式会社プルークスにて、お客様の課題ヒアリングから、企画プランニング、
制作ディレクションまで幅広く携わる。これまで多様なジャンルの動画制作を数多く担当。

株式会社アイビス
総合広告代理店として、費用対効果を重視した広告運用力を武器に、年間300件以上の広告運用を担当。マーケティングオートメーションの導入コンサル、オウンドメディア活用など、広告に限らず企業のWebマーケティングを幅広く支援。

【講師】安居優弥 (広告ディレクター)
株式会社アイビスにて、広告プランナーとして各種広告のプランニング・広告クリエイティブの制作を担当。ランディングページ制作を含む獲得フェーズの広告施策に実績を持つ。
「Web広告手法の選び方」「検索+ディスプレイの戦略」など広告関連セミナーで講師を務める。

動画マーケティングに関する3つのデータ

動画マーケティングに関する3つのデータ
今回のウェビナーはアイビス初の合同開催となりました。大手企業のテレビCM等も手掛ける動画制作会社プルークスを招くことで、弊社が得意とする広告運用だけでなく、動画制作についても体系化された知見を届けることができました。

動画マーケティングというと、認知拡大・ブランディングというイメージが強いようですが、今回のウェビナーは「売り上げを創る」ことに着目しました。その理由は、様々な企業が動画マーケティングに取り組む中で、認知拡大よりむしろ商品理解や行動訴求に効果的であることが分かってきたからです。

すでに83%の企業が動画マーケティングに取り組んでいる
ウェビナーの最初に3つのデータを紹介しました。
画像広告に比べ動画広告は利用意欲を7倍も高める、動画広告へ取り組んでいる企業は83%に上る、2023年に動画広告市場は2019年比で2倍まで伸びるといったデータです。

上記画像で紹介しているのは、「83%」という数字です。Web広告に取り組んでいる企業のうち、動画広告も出稿している企業は83%に上りました。Web広告において、動画活用はもはや当たり前になっています。
しかし、それ以上に注目してほしい数字がグラフの中にあります。それは、「今後動画広告の出稿割合を増やしていく」と回答した企業が48%、「維持する」と答えた企業が36%なのに対し、「減少させる」と回答した企業が2%しかいないことです。
企業が投資をするということは、何らかの形で費用対効果が見込めていることの証明でもあります。ほとんどの企業にとって、動画広告は十分な成果があり投資を増やすか、維持する価値があると判断されています。

動画制作-動画が持つ力と役割

動画の効果がわかるラーニングピラミッド

3つのデータで動画マーケティングの価値を実感してもらった後、プルークスより動画制作について様々なノウハウを教えていただきました。
興味深かったのは上記画像にあるラーニングピラミッドです。「動画は画像よりも情報量が多い」「動画は記憶に残りやすい」など聞いたことがあると思いますが、実際にどうして動画のほうが良いのか、どれくらい良いのかはあまりわかりません。しかし、有名なラーニングピラミッドに当てはめると分かりやすくなります。

静止画やテキスト広告はラーニングピラミッドの「読書」にあたり、10%程度しか記憶に残りません。しかし、動画は「視聴覚」にあたります。内容によっては「デモンストレーション」を伝えることもできます。動画学習が効率的と話題ですが、それは広告クリエイティブにも同じように言えるということですね。

動画制作の10大ニーズ
また、動画の活用方法についてのセクションでは、動画の10大ニーズを教えてもらいました。動画を作る目的は様々ですが、上記画像の赤枠でくくられた部分が、特に動画広告で達成できる部分です。
ウェビナーでは、この10大ニーズをマーケティングファネルに当てはめ、顧客ニーズや行動に応じてどういった内容の動画が良いのかも教えていただきました。

動画クリエイティブの実例とポイント

動画クリエイティブの実例とポイント

続いて、動画クリエイティブの実例とその効果を紹介いただきました。すでに動画マーケティングに取り組まれている方は、この部分が非常に参考になったのではないでしょうか。
どういった戦略で動画を制作したのか、ポイントはどこにあるのかだけでなく、その動画の効果も教えてもらいました。

さらに、効果的な動画を制作する16のチェックリストも教えていただきました。今回のウェビナーでは、約3分の1がすでに動画広告に取り組まれている方、3分の2がこれから取り組もうとされている方でした。
動画は制作コストが大きいため、失敗したときのリスクが心配です。しかし、これから作る動画、作った動画を、こうしたチェックリストに当てはめることで、そうしたリスクを最小限に動画マーケティングに取り組むことができます。

動画マーケティングと動画広告

動画マーケティングと動画広告

プルークスより動画クリエイティブについて教えてもらった後、弊社アイビスより「動画で売り上げを創るにはどうすればいいのか?」という疑問を深堀していきました。
まず、企業の動画活用は多岐にわたります。SNSマーケティングに力を入れている企業であれば、投稿に動画を使うことは当然ですし、Webサイトに動画を埋め込むことも珍しくありません。人材採用も、新型コロナウイルスの影響もあり動画活用が一気に広がりました。

そうした様々な活用方法がある中、ピックアップするのは「動画広告」です。ウェビナー本編で詳しく紹介しましたが、様々な動画活用方法がある中、動画広告は最も取り組みやすく、戦略的に実施することで素早く売り上げに繋げることができます。

Instagramにおける動画広告の特徴

では、動画広告に取り組むうえで、まず考えることは何か。動画広告手法の理解です。動画広告の手法は無数に貼りますが、主要なものは「YouTube広告」「Twitter広告「Instagram広告」「LINE広告」です。
主要な手法の特徴を理解したうえで、自社が望む成果を獲得するために、自社のターゲットに届けるために何をするかを考えていきます。
例えば、Instagramは若い女性に中心と思われがちですが、10~20代の女性は全体の3割未満で、比較的幅広い層が利用しています。また、ブランディングに効果的ななことはもちろんですが、ビジネス投稿が受け入れられやすいという独特の文化もあります。そのため、Instagram広告から直接購入や申し込みといった成果を期待することができます。

ウェビナーでは各媒体の主要な特徴しか紹介できていませんが、動画広告に取り組む前に、手法の特徴を深く理解しておくことが必要です。

YouTube広告の鉄則

YouTube広告の鉄則
続いて、主要な動画広告手法から「YouTube広告」をピックアップし、YouTube広告で売上げを作る3つの鉄則を紹介しました。
YouTube広告はGoogle広告の一部なので、非常に完成された広告システムがあります。そのため、戦略的で柔軟な運用が可能で、検索広告やディスプレイ広告等の広告手法と掛け合わせた配信も可能です。どの動画広告手法がベストかわからない場合、YouTube広告から始めれば間違いないでしょう。

ウェビナーでは、「広告フォーマットの理解」「リマーケティング」「掛け合わせ」の3つの鉄則を紹介しました。

YouTube広告がどういったものかある程度は知っていると思いますが、6種類のフォーマットがあることはご存知でしょうか?
最低限、利用機会が多い「スキップ可能なインストリーム広告」と「バンパー広告」だけ理解しておけば大丈夫ですが、他のフォーマットについてもどういったもので、どういった効果が期待でき、どういうときに使うのか知っておいた方が良いでしょう。

動画広告に欠かせないカスタマージャーニー
続いてリマーケティング戦略や他広告手法との掛け合わせを紹介しました。
YouTube広告は一度出して終わり、ではなかなか成果につながってくれません。記憶に残りやすい、利用意向を高めやすいといった特徴はありますが、その場で行動してもらうのは難しいのです。
売り上げを創るために必ず考えておきたいのが、リマーケティング施策と検索広告、ディスプレイ広告などとの掛け合わせです。
これらをうまく活用することで、マーケティングファネル(顧客行動のステージ)のあらゆる段階で、適切なアプローチが可能になり、潜在層を顧客に転換することができます。

参加者とのディスカッション

ウェビナーではチャット形式で質問いただける分、いつものセミナーよりも多くの質問をいただいています。ウェビナー参加者様へはいただいた質問への回答集をプレゼントしていますが、ここでは一部のみ紹介します。

動画を使った認知拡大の効果測定

動画広告では「どのように効果を測定するか」「何で効果を評価するか」が大きな課題になります。動画広告が認知だけでなく行動訴求にも効果的ということは様々なデータから明らかになっていますが、かといって動画を見てその場で行動するわけではありません。また認知獲得についても、視聴回数=認知を獲得したと考えるわけにもいきません。
動画広告の効果を測定する一番確実な方法はブランドリフト調査です。これは、広告接触者と非接触者にブランドの認知や印象をアンケート調査で測るものです。しかし、かなりの予算が必要であるため、実施できるケースはあまりありません。
そこで間接的に認知を測る方法が、「指名系キーワードの検索数」や「アトリビューション分析」です。また、全体の「売上」変化を指標にすることもあります。

動画クリエイティブのテスト

動画は何パターン用意するかも、よくいただく質問です。一般的には2か月程度で飽きられるといわれていますが、これは広告手法や広告予算によって大きく変わります。新しい情報を求める傾向が強いInstagram、Twitterなどはもっと早く飽きられるという見方もありますが、予算やフリークエンシーによっても変わってきます。
おすすめの方法は、常に2,3パターンを配信し、視聴率が落ちてきたら別パターンに入れ替えるという流れを繰り返すことです。

YouTubeマーケティングの投稿頻度

活用が広がるYouTubeマーケティングについても質問いただきました。しかし、この分野についてはまだ体系化されていないことが多く、試行錯誤を繰り返すことが重要になります。Googleが提唱する「HHH戦略」などを意識しながら、自社のリソースや目標に合わせて、適切な運用を行いましょう。
YouTubeはユーチューバーと呼ばれる個人や少人数のチームに支えられています。彼らがどんな活動をしているか(どういったクオリティの動画をどれくらいの頻度で投稿しているか、など)を参考にしながら、自社の戦略を立てていきましょう。

Web相談会実施中!

今回のウェビナーは動画制作会社プルークスと合同で行いました。それぞれの専門分野について話せたため、濃い内容をお届けできたと思います。
弊社では、Web相談会を実施しています。セミナー参加者様から、さらに詳しく聞きたい、ここを詳しく教えてほしいなど、いろいろな要望をいただいています。セミナーに参加できなかった方も、「セミナーの内容について教えてほしい」「動画マーケティングに興味がある」など、Webマーケティングのお困りごとでしたらなんでも相談いただけます。ご要望いただければ、動画制作会社プルークスを交えてお話しすることも可能です。

Web相談会では、Webマーケティングにお困りの企業様の課題解決をサポートします。ぜひお気軽にご連絡ください。