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企業のマーケティング・SNS担当者は常日頃から「インスタグラムのフォロワー数を増やしたい」と考えていますよね。そのためには、投稿の保存数を増やすことが重要だという話を聞いたことがあるかもしれません。専門家の間では、保存数を増やすことで投稿のリーチやいいねが増え、フォロワーが増えていくと言われています。
今回の記事ではインスタグラムの保存数とは何かについて解説します。また、増やすメリットや確認の仕方、増加させるために必要な行動についても解説するので、併せてアカウント運営の参考にしてください。
インスタグラムの保存数とは?
インスタグラムの保存数は「投稿を保存したユーザーの数」を指します。インサイトで数値確認が可能です。
投稿の右下にあるアイコンをタップすると保存できます。保存した投稿は、好きな時に見返せるので、ユーザーにとって便利な機能です。また、コレクション機能で分類でき、整理しやすいのもメリットです。
インスタグラムの保存数が重要な理由について
企業のインスタグラム運用では、マーケティング活動に大きく貢献する数字として保存数が重要視されます。
ここからはインスタグラムの保存数が重要な理由について3つの観点から解説します。
ユーザーのニーズがわかる
ユーザーはもう一度見たいと感じた投稿を保存します。企業は、保存数を定期的に確認することで、日々の投稿がユーザーニーズに即したものになっているかをチェックできます。投稿内容や広告クリエイティブに悩んでいる企業にとって非常に有用な情報です。
インスタグラムのアルゴリズムによる高評価を得られる
インスタグラムは独自のアルゴリズムによって投稿の良し悪しを判断します。そこで重視される指標が保存やいいねなどのアクションです。有益な投稿だと判断されるとフィードやハッシュタグ検索で上位表示されやすくなり、発見タブでの表示回数も増えます。その結果、新規ユーザーへのリーチが増え、新規ファンの獲得につながります。
自社アカウントを知ってもらいやすくなる
保存された投稿は、ユーザーがあとでもう一度じっくりと見る可能性が高いです。投稿内容の質が高ければ他の投稿もチェックしたくなるものです。アカウントのファンになれば、公式サイトへのアクセスや商品購入につながるチャンスが生まれます。拡散や口コミにもつながり、さらに多くの人に知ってもらう機会が増えていきます。
インスタグラムにおける保存数の見方とは?手順を解説
インスタグラムで保存数を確認するには、分析ツールである「インサイト」を使います。保存数だけではなく投稿のリーチ数やプロフィールへのアクセス数も確認できます。個人アカウントではインサイト機能を利用できないので、利用時はビジネスアカウントに切り替えておきましょう。アカウントの切り替えは下記の手順で実施してください。
①メニューボタンをタップする
②設定をタップする
③アカウントをタップする
④「アカウントタイプを切り替え」をタップする
⑤「ビジネスアカウントに切り替える」をタップする
これでビジネスアカウントへの切り替えが完了し、インサイト機能が使えるようになります。
保存数を確認する手順
ビジネスアカウントに切り替えた後はプロフィールページに「インサイト」ボタンが追加されます。保存数確認の手順は下記の通りです。
①インサイトをタップする
②「あなたがシェアしたコンテンツ」欄にあるボタンをクリックする
③画面左上のタブをクリックする
④保存数に変更する
各投稿の保存数を確認できるので、分析に役立ちます。保存数以外にもインサイトを使って見られるデータや分析方法については、下記の記事で解説しているため参考にしてください。
▶【効率的なInstagram分析】インサイトでわかるデータと分析方法を解説
インスタグラムで保存数を伸ばす方法とは?
ここからはインスタグラムで保存数を伸ばす3つのポイントについて解説します。効率的な方法を厳選したので、ぜひ、アカウント運営の参考にしてください。
ターゲットを明確にする
インスタグラムでファンを増やすためには、アカウントの世界観を定め、統一感のある投稿を継続して行う必要があります。また、ターゲットを明確に定め、そのニーズに合わせて投稿を練ることが重要です。
ターゲットのニーズから離れた投稿をしていると、当然のことながら保存数を増やすことはできません。
ユーザーが保存したくなる工夫をする
保存数を増やしたい場合は、ユーザーが「後でじっくり読みたい」と思うような投稿をする必要があります。とくにオススメなのが、読み物コンテンツの作成です。読み物コンテンツとは、あるジャンルの特集記事や、まとめ記事の様なコンテンツを指します。1投稿に含まれる情報量が多いことから「後でじっくり読もう」という気持ちが働いて、保存されやすいです。
また、画像内に「保存はこちら」などの文字を入れ、視覚的な誘導を行うことで保存される確率があがります。
1投稿あたりの情報量を増やし、自然に保存したくなるような仕掛けを施し、保存数の増加を目指しましょう。
リーチを増やす
インスタグラムにおけるリーチとは、投稿に接触した人数のことを指します。リーチ数が少ない状態では、保存数も伸びにくくなります。リーチ数を増やす施策としては、投稿の工夫とハッシュタグの選定が第一です。試行錯誤を繰り返しながら、ユーザーニーズに即した投稿と伸びるハッシュタグ設置を工夫しましょう。
ショート動画の投稿機能であるリールの活用もオススメです。リールは、発見タブでの画面占有率が大きく、目立ちやすいです。そのため、フォロワー外へのリーチもストーリーズやフィード投稿に比べて伸びやすいと言われています。
お金をかけられるのであれば、インフルエンサーの起用や広告出稿を行うことで一気にリーチ数を増やすことが可能です。これらの手段を用いて投稿の露出度を増やし、リーチの増加を目指しましょう。
インスタグラム広告については下記の記事で詳しく解説していますので、ぜひ、参考にしてください。
▶【知っておくべき基礎知識】Instagram広告の種類とサイズ規定
分析までしっかりと行う
保存数をただ見るだけではなく、分析を行いましょう。今後の投稿内容を改善していくための材料になります。下記の手順で仮説の立案と検証のサイクルを回していくことで効果的に施策をブラッシュアップしていけます。
①過去のデータを分析し、保存数が伸びる投稿/伸びない投稿の傾向を見つける
②どのような投稿が伸びるか仮説を立てる
③仮説に基づいた投稿を行う
上記①〜③の手順を繰り返すことで投稿を継続的に改善していけます。
分析を怠ってしまうと、投稿を改善するためのデータが得られず、効率的なアカウント運用が難しくなってしまいます。定期的に分析を行うようにしましょう。
まとめ
今回の記事では、インスタグラムの保存数について「概要」「重要な理由」「確認の仕方」「伸ばす方法」の4点についてお伝えしました。
保存数はユーザーニーズの把握に役立ち、インスタグラムに有益な投稿と判断される重要な材料でもあります。自社アカウントの認知拡大、ファンの獲得にとって大切な指標だといえます。
インスタグラムで保存数を増やすためには、ユーザーにとって有益なコンテンツの投稿が必要です。読み物コンテンツを制作するなど、1投稿当たりの情報量を増やす企画を練りましょう。また、「保存はこちら」などのユーザーの行動を促す文言を画像に入れるのも効果的です。
保存数を増やすためには、リーチの拡大も大切です。ハッシュタグの工夫やリールの活用が有効な手段です。投稿後の分析を継続して行い、施策に反映することで、投稿の保存数を増やしていけます。
予算がかけられる場合は、広告やインフルエンサーを活用すれば、より短期間で成果を出すことが可能です。インスタグラムから売り上げを増やしたいと考えている方は、ぜひ下記の資料をダウンロードしてください。