[EC必見]Google広告の「ショッピングキャンペーン(広告)」を使ってみよう

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[EC必見]Google広告の「ショッピングキャンペーン(広告)」を使ってみよう

通販サイトを運営している方であれば活用は必須とも言えるのが、Google広告の「ショッピングキャンペーン(ショッピング広告)」という配信形態です。
検索広告・ディスプレイ広告と比べると少々準備が複雑でハードルが高いイメージを持たれるかもしれませんが、非常に高いパフォーマンスを発揮できる広告ですので、ぜひとも活用したい手法です。
今回は、そんなショッピングキャンペーンの利用を検討している方に向けて、ショッピングキャンペーンのメリットや知っておくべきことを解説していきます。

画像:ショッピングキャンペーンの表示イメージ① ショッピング広告は上記のようにリスティング広告より上に画像とテキスト、評価、価格などとともに表示される。

画像:ショッピングキャンペーンの表示イメージ① ショッピング広告は上記のようにリスティング広告より上に画像とテキスト、評価、価格などとともに表示される。

画像:ショッピングキャンペーンの表示イメージ② 上記のように検索結果の横に表示されることもある。

画像:ショッピングキャンペーンの表示イメージ② 上記のように検索結果の横に表示されることもある。

画像:ショッピングキャンペーンの表示イメージ③ スマートフォンでも検索結果のすぐ下にカルーセル形式で表示される。場合によっては検索結果の間に表示されることもある。

画像:ショッピングキャンペーンの表示イメージ③ スマートフォンでも検索結果のすぐ下にカルーセル形式で表示される。場合によっては検索結果の間に表示されることもある。

ユーザーがオンラインで買い物をすることは当たり前になりました。そして、オンラインでの購買行動の多くはGoogle検索を起点としています。ショッピングキャンペーンを使うことで、Google検索を起点とする消費者の購買行動にアプローチできるようになります。

では、ショッピングキャンペーンの特徴を見てみましょう。

ショッピングキャンペーンのメリット①:クリック単価が安い

ショッピングキャンペーンの特に大きなメリットとして、クリック単価が安いということが挙げられます。
ショッピングキャンペーンは、Googleの検索広告と同様に、広告がクリックされるたびにコストが発生するクリック単価制の広告です。しかし、ショッピングキャンペーンは、通常の検索広告と比較して大幅に安いクリック単価で出稿することが可能です。

業種にもよりますが、検索広告は100円~500円程度のクリック単価が相場でしょう。
ところが、ショッピングキャンペーンの場合は、20円~100円といった、検索広告の5分の1ほどの非常に低単価で出稿できるのです。
これは検索広告よりも出稿している広告主が少ないことと、画像と組み合わさった形のためクリック率が高いことが主な理由です。
このため、同じ商品で出稿するとしてもショッピングキャンペーンの方がより多くのクリックを集めることができ、より低単価でより多くのコンバージョンを見込むことができます。

ショッピングキャンペーンのメリット②:検索結果に画像で表示できる

Googleの検索画面には「ショッピング」というタブがあり、ショッピングキャンペーンは基本的にはこのタブに表示されます。
それに加えて、掲載順位の高いいくつかの広告は、通常の検索結果の画面に画像として広告を表示することができます。
検索画面に画像が表示されると単純に見た目が派手でユーザーの目を惹くことができるため、本来なら検索広告をクリックするはずだったユーザーも自社のショッピングキャンペーンをクリックするように誘導できる可能性が高まります。
その上、検索結果に表示される広告もやはりクリック単価を安く抑えることができますので、広告の掲載面を増やしてユーザーとの接触を増やしながら、コストは低いままでコンバージョン数を伸ばすということが可能になります。
自社の広告がユーザーの画面で占める割合が大きくなることはそれだけで大きな効果をもたらしますので、ショッピングキャンペーンを出稿していない競合他社に対して圧倒的優位に立つことができます。

ショッピングキャンペーン出稿のために知っておくべきこと

通販サイトのプロモーションでは非常に多くのメリットがあるショッピングキャンペーンですが、出稿のための準備がやや複雑という課題があります。
ここでは、ショッピングキャンペーン出稿のために必ず知っておくべきことについて解説します。準備が難しいからと諦めてしまうのではなく、他にも詳しく書かれているブログやサポートが充実した代理店があるので、ぜひショッピングキャンペーン出稿に挑戦してみてください。

ショッピングキャンペーン出稿の準備①:Googleマーチャントセンターに登録する

画像:Googleマーチャントセンター オンラインショッピングのビジネスを行う場合は広告出稿の有無にかかわらず登録しておきたいGoogleマーチャントセンター。登録することでGoogleショッピングに掲載できる。

画像:Googleマーチャントセンター オンラインショッピングのビジネスを行う場合は広告出稿の有無にかかわらず登録しておきたいGoogleマーチャントセンター。登録することでGoogleショッピングに掲載できる。

まず、ショッピングキャンペーンを出稿するために必須の準備として、Googleマーチャントセンターに登録が必要です。
Googleマーチャントセンターは、ショッピングキャンペーンで出稿する商品の管理を行うためのGoogleのサービスで、登録はGoogle広告のものと同じアカウントで大丈夫です。
マーチャントセンターに登録したら、自社の通販サイトが本当に自社のものであるということをGoogleに示すために、ウェブサイトの所有権の確認の手続きをする必要があります。
所有権の確認は、Googleアナリティクスなど他のGoogleのサービスを通じて行う方法や、マーチャントセンターのHTMLファイルをウェブサイトのサーバーにアップロードするなどの方法があり、やりやすいものを選べば手続き自体はそう時間はかかりません。
所有権の確認が済んだら、広告を出稿するためのGoogle広告のアカウントとのリンクを行えば、ひとまずマーチャントセンターの準備は完了です。

ショッピングキャンペーン出稿の準備②:商品データフィードをアップロードする

マーチャントセンターのアカウントの準備ができたら、次にショッピングキャンペーンで出稿する商品についてのデータをまとめた「フィード」と呼ばれるものをアップロードします。
フィードは、GoogleスプレッドシートやCSV、XMLなど、いろいろな形式に対応していますが、Googleスプレッドシートでアップロードすることをおすすめします。
理由としては、マーチャントセンターのアドオンを導入することで、商品データを適切に登録できるようにスプレッドシート上でサポートの機能を使うことができるからです。さらにフィードの中身に変更を加える必要が出てきたときも、スプレッドシートを更新して再アップロードするだけで済み、手間を減らせるためです。

ショッピングキャンペーンの出稿で最も苦労するポイントがこのデータフィードの作成で、要件が厳しく定められているため、最初は何度もエラーが出てしまうかもしれません。
Googleの公式のヘルプからデータフィードのテンプレートをダウンロードすることができるため、そちらも活用して、要件通りの形式になるようにフィードにデータを入力していきましょう。
フィードが問題なくアップロードできたら、Googleによる審査が2~3営業日ほどあり、それも完了すれば、ショッピングキャンペーンの出稿準備は完了となります。

ショッピングキャンペーン出稿の準備③:Google広告でショッピングキャンペーンを作成する

画像:Google広告 最初の設定のキャンペーンタイプを「ショッピング」にする。Googleマーチャントセンターとの連動がうまくいっていれば指示通りに進むだけで出稿準備が整う。

画像:Google広告 最初の設定のキャンペーンタイプを「ショッピング」にする。Googleマーチャントセンターとの連動がうまくいっていれば指示通りに進むだけで出稿準備が整う。

最後に、Google広告側でショッピングキャンペーンを作成して、検索広告・ディスプレイ広告と同じように、入札単価を設定すれば、すぐに広告を出稿できます。
商品についての情報はマーチャントセンターのデータフィードから自動で取得されるため広告文を新たに作成する必要はありませんし、データフィードの内容とユーザーの検索語句が一致したとGoogleのアルゴリズムが判断した場合に広告が表示される仕組みなので、検索広告と違ってキーワードの登録も必要ありません。
場合によっては、商品をグループ分けして入札単価に差をつけるなど、より効率的な配信を行うための調整をかける場合もありますが、初めてショッピングキャンペーンを利用するという場合は、第一歩としてとりあえず出稿してみるのが良いでしょう。

Google広告の「ショッピングキャンペーン」を使ってみようまとめ

今回は、通販サイトの売上を伸ばすのに非常に多くのメリットを持つショッピングキャンペーンの特徴と、その配信を行うための準備の方法について簡単に解説しました。
ショッピングキャンペーンはクリック単価が安く、キーワードではなくデータフィードの内容から検索語句に合わせて自動的に出稿される仕組みのため、意図せず高額の広告費を使ってしまうという事故も起こりづらく、多数の商品を扱う通販サイトであればうってつけの配信形態と言えます。
今後Web広告の出稿を考えているという方は、ショッピングキャンペーンを選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。