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YouTubeで動画を公開しているのであれば、より多くの視聴回数や視聴者数を目指したいと考えますよね。
検索エンジンから自分のホームページに来てもらう人を増やし、より多くの反響を稼ぐのがSEO対策です。このSEO対策をYouTube内で実施し自分のチャンネルへの流入を増やし、より多くの視聴者に動画を見てもらえるようにするのがYouTubeのSEO対策です
ではYouTubeのSEO対策とはいったいどのようなものなのでしょうか。今回の記事ではYouTubeのSEO対策として効果的とされている方法を4つ厳選して紹介します。YouTubeのSEO対策では欠かせない、YouTubeアナリティクスの活用方法を後半部分でお伝えしていくのでそちらもぜひご確認ください。
YouTubeのSEO対策とは?
YouTubeのSEO対策は簡単に言えば、ユーザーが検索した時に自分の動画を上位表示させるための施策です。
動画が上位表示されれば、その分動画がより多くのユーザーの目に留まりやすくなります。
作成した動画をYouTubeにアップロードして待っているだけでは、視聴者数は増えませんし、視聴回数が自然に増えることもありません。
ユーザー確保のためには検索結果の上位表示を常に意識し、相応の対策をとっていく必要があります。
動画のクオリティや情報量はもちろん、ウェブサイトやSNSからユーザーを引き込んでくることも重要ですが、もっとも重視すべきはYouTube内の自然検索流入数を増やすことです。
ユーザーの多くはキーワードを入力して動画を探しています。もし自分が狙ったキーワードがヒットすれば、ターゲットに近い層のユーザーを獲得できます。そうした「自分の動画と親和性の高いユーザー」のうち、一定数は上客となりコスパの良いファンになってくれるでしょう。
3.YouTubeのSEO対策とは?
YouTubeのSEO対策にはいくつか方法がありますが、小さなことからコツコツと進めていくことが大切ですので、まずはできることからはじめましょう。
タイトルを工夫する
YouTubeの動画につけるタイトルですが、工夫次第でクリック率が大きく変わってきます。
シンプルに言えば「動画を見てみたくなる」タイトルをつけるということです。重要視するキーワードをタイトルの前のほう(最初)に持ってくるのがコツです。
YouTubeの動画タイトルにつけられる文字数はMAX60文字ですが、Google検索で表示される文字数が32文字までなので、そのあたりも意識しなければなりません。
できれば32文字以内でタイトルを作り、重要なキーワードをタイトルの前のほうに入れましょう。
逆にほかの動画にも入れている会社名などの”引き”がないワードは、タイトルの後ろのほうに持ってくるのが正しいやり方です。
サムネイルを設定する
YouTubeのサムネイルは、その動画の表紙のようなものです。動画の一覧表示でキャッチコピーと画像が一緒に表示されているもの、あれが「サムネイル」です。
YouTubeには自動でサムネイルが作られ、サムネイルとして設定することができますが、自分でサムネイル画像を作って設定できます。
自分で作る場合は、画像の選び方とテキスト配置がポイントになります。
画像は基本的に、ユーザーが興味を引きそうなインパクトのあるものが好ましいです。画像を見たときに、その状況と動画の内容がどんなものか、想像力を掻き立てられれば自然とクリックしたくなります。
テキストはあくまで画像を補足するものと考えて、必要最小限にとどめましょう。文字だけですべて説明するのは冗長で、ぱっと見で敬遠される恐れがあります。
サムネイルは印象に残りやすく、動画内容を想起させる画像を選び、テキストで補足を加える形で設定しましょう。サムネイルを忘れずに設定すれば、閲覧数は自然と増えていくはずです。
説明文を工夫する
説明文、つまりディスクリプションは動画の詳細ページに表示される動画の概要です。
この説明文はデフォルトでは2行もしくは3行しか表示さず、「もっと見る」をクリックして初めて全文が表示されます。
あまり意味がないのでは?と思われがちですが、ユーザーは意外とここを読んでいます。動画に対して興味を抱く人ほど説明文をよく読む傾向があり、こうした詳細情報がトリガーとなってチャンネル登録する人も多くなります。
説明文には重要視するキーワードとそれに関連するキーワードを入れて全体の文章を構成すると良いでしょう。
たとえば「筋トレ 自宅」というワードを重視したいなら、それに付随する「効果」「道具」「プロテイン」といったワードをちりばめながら構成します。
そうすることで、ユーザーの印象は「自分が求めている情報が掲載されていて信頼できそう」「興味とマッチしているから、お気に入りに追加したい」となります。
説明文は視聴者の獲得、視聴回数の増加につなげられるようになります。
ハッシュタグをつける
YouTubeのSEO対策、最後に紹介するのはハッシュタグです。
ハッシュタグを設定すれば動画タイトルの上に表示できます。
その効果としてはほかの動画でユーザーがハッシュタグをクリックしたとき自分の動画を見つけやすくなるだけでなく、同じハッシュタグをつけた動画で、意図的にコレクションを作ることができます。ハッシュタグで検索もできるので、検索からの流入も見込めます。
ハッシュタグをつける方法は、YouTube Studioからアップロードした動画の説明欄で
#キーワード
#キーワード2
#キーワード3
といった形で入力すればOKです。
タイトル上には3つまで表示できます。
この形式を間違えてしまうとハッシュタグが表示されないか、ペナルティを受ける原因となるため注意しましょう。
YouTubeのアナリティクスを活用する
YouTubeのSEO対策を行ったあとは、数値の推移を追っていきましょう。数値の変動を分析し、さらに改善を加えていくことで伸びにつなげられます。数値取得と分析で使用するツールはYouTubeアナリティクスです。
今回は視聴者推移率と視聴者、そしてインプレッション・クリック率のチェック方法と活用方法を紹介します。
視聴者推移率
視聴者推移率はYouTubeアナリティクス内で確認できる、動画を最後まで見た人の割合を示したものです。
単純に、視聴者推移率が高ければ高いほど視聴者を引き付けたことになり、質の良い動画と判断できます。反対にこの視聴者推移率が低ければ質の悪い動画であり、改善の余地があるというわけです。
一般的に視聴者推移率は40%を超えると良いとされています。
ただ10秒、20秒といった短い動画のほうが視聴者推移率は高くなるため、この40%という水準はあくまで目安として考えておきましょう。
この視聴者推移率と合わせ、平均視聴時間を見ておくとユーザーの多くがどの時点で離脱しているかわかるので、離脱の原因を推測し改善に繋げられます。多くのユーザーが離脱しているということは何らかの理由があるはずです。そのポイント周辺を見直し改善することで、最後まで見てもらえるような動画を更新できるようになります。
視聴者推移率を高めるには、冒頭の15秒程度でユーザーを引き込んでおくことと、ユーザーを飽きさせない演出や仕掛けを動画内にバランスよく配置しておく必要があります。
視聴者
- 視聴者で確認できる項目は以下の通りです。
- 国
- 年齢
- 性別
- 視聴者がアクセスしている時間帯
- 視聴者が再生したほかの動画
- 視聴者が再生した他のチャンネル
などです。
視聴者のデータをチェックする意味は以下の通りです。
- 視聴者の特徴を把握して、どのような視聴者に対してアピールすべきか、どんな動画を作成していくべきかを考える
- 視聴者がどんな動画を見ていて、どんな動画が人気があるかを把握することで、今後作成する動画のテーマやスタイル、ボリュームなど参考にする
- 現在の視聴者が自分がターゲットとするユーザー層なのかを把握して、ターゲットとなるユーザーのニーズを満たす動画作成や、動画の方向性を決める指針とする
これらを参考に動画のテイスト、メッセージ性、方向性などを調整していきましょう。
インプレッションとクリック率
YouTube上でのサムネイル表示回数がインプレッション数、インプレッション1回あたりの再生回数がクリック率です。
サムネイルの表示回数の割にクリック率が低いとサムネイルやキーワードが良くない可能性があります。反対にクリック率が高ければそれらがクリックの誘因となっている可能性が高いと言えます。
動画の多くはクリック率2~10%程度で、10%以上となればクリック率は高いと言えます。
もしクリック率が平均より低い場合、サムネイルやタイトル・キーワードの改善が必要です。そのためにはクリック率の高いタイトル・サムネイルを分析して、傾向を把握しましょう。
その調査をもとに以後アップする動画で採用するか、あるいはすでに上がっている動画でも、あまりに数字が低いものに関してはタイトルやサムネイルを変更していくなどの対策を取りましょう。
まとめ:YouTubeで検索上位表示させるポイント
ここまでYouTubeのSEO対策とYouTubeアナリティクスの活用方法を見てきました。
YouTubeは企業のマーケティング活動に幅広く利用されるようになり、今後の発展性も見込まれています。
もしそういった意図をもって動画を制作し、アップロードし続けていく場合は、今回紹介したようなSEO対策とユーザー分析を絶えず行っていきましょう。
そうした積み重ねが動画を見てくれるユーザー数の増加につながり、チャンネル登録者数の増加や自社サイトへの流入数、またその先のコンバージョンにつなげることができます。
自分たちに興味を持ってもらうことからスタートし、定期的にユーザーが好む動画をアップして、どんどんファンを増やしていきましょう。