昨今、新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、オウンドメディアの利便性・重要性が再注目され始めています。そして、オウンドメディアの利便性を最大限に活かすためには、SEOライティングが欠かせないものとなっています。
この記事では、オウンドメディアの運営を担当する方に向けてSEOライティングで最も重要なポイントを10個紹介していきます。
SEOライティングとは
SEOライティングとは、SEO対策を意識した記事のライティングを指します。SEO対策というのは、WEB上にアップされたコンテンツを検索エンジンで上位表示されるように最適化することです。
SEO対策の一例として、Google公式は「SEO対策の第一歩は、Googleがコンテンツを見つけられるようにすることだ」と述べています。この一例は、サイト自体を最適化するものであって、WEB上の記事を最適化させるSEOライティングとは少し異なります。
これから紹介するのは、記事をライティングするにあたり重要視すべきSEO対策です。Googleから正しい評価を得て、検索上位を目指したいという方はぜひ参考にしてみてください。
SEOライティング10のポイント
ここからは、SEOライティングで重要となる10のポイントを紹介していきます。
難しい項目はありませんので、次回のライティングからさっそく実践していきましょう。
1.タイトル(h1)には対策したいキーワードを左詰めにいれる
タイトル(h1)には、対策したいキーワードを左詰めになるように記述しましょう。
たとえば、対策したいキーワードが「SEO 初心者」だった場合、『【初心者向け】SEO対策で重要な8つのポイント』というタイトルが望ましいです。ただし、対策したいキーワードをタイトルに入れるのは必須であっても、左詰めにするのは必須ではありません。記事の内容に応じて柔軟に変化させましょう。
2.タイトルは全角で28文字以内におさめる(例外あり)
タイトルはできるだけ全角で28文字以内におさめることが望ましいです。なぜなら、28文字以内であればモバイル(スマホ)とPCどちらであっても省略されることなく表示されるからです。
ただし、ユーザーに伝わりやすいことが優先的であるため、必ずしも28文字以内におさめる必要はありません。
3.h2~h3のタグを正しく組めているか
h2~h3のタグ(見出し)を正しく組めていることは大切です。
hタグが正しく組まれていると、それだけで記事の見やすさが数段アップしますので、ユーザーの滞在率や回遊率も上がります。「正しく組む」というのは、「見出しを見ただけで記事の流れやユーザーのニーズを網羅できている状態」を指します。
タグを整理することで、ユーザだけでなくGoogleのクローラーも正しく記事を読み取ることができるので、SEO対策効果もアップします。
4.hタグ(見出し)内にも対策したキーワードを入れる
タイトルだけではなく、hタグ内にも対策したいキーワードを入れるとよいです。
たとえば、「SEO 初心者」が対策したいキーワードである場合、下記のようなhタグの組み方が望ましいです。
<h2>初心者がまず知っておくべきSEO対策ポイント</h2><h3>1.内部対策と外部対策について</h3>
無理にキーワードを入れると読みにくくなることもありますから、全体の構造を考えたうえで作成しましょう。
5.記事に共起語を盛り込む
記事の中に共起語を盛り込むことで、Googleから「情報が網羅的にまとめられている」という評価を得られるため、SEO上の効果が期待できます。
共起語とは、特定のキーワードとの関連性が高いと位置づけされている単語を指します。
たとえば、「SEO」の共起語は「検索」「対策」「サイト」などです。
6.パーマリンクに対策したいキーワードを入れる
パーマリンク(URL)に対策したいキーワードを入れることで、一定のSEO効果を得られます。
「SEO 初心者」を例にした場合のパーマリンクは下記の通り。
キーワードを区切る際は、ハイフン(-)がGoogleに推奨されています。
7.画像のaltタグに適切なテキストを記述する
altタグとは、画像を構成するタグの一つ(alt=”○○”)で、「テキスト画面」「メディア」などで編集可能な要素になります。altタグ内には、画像を説明するためテキストを端的に記述しましょう。
SEO対策に気を取られすぎて、テキストを入力しすぎないようにしましょう。
8.対策したいキーワードに適した記事になっているか
記事を作成する際は、必ず対策したいキーワードに適した内容になっている必要があります。
「ユーザーが欲しい情報を網羅できているか」という視点を持ち、ユーザーの心理・心境を踏まえた上でライティングをするのがコツです。
9.無駄な表現や情報を入れない
ユーザーが欲しい情報を網羅することも大切ですが、不要な情報を入れないことも大切です。
SEOの観点では、「コンテンツのボリュームがあること」も重要視されますが、これは決して「文字数が多いこと」と同義でないことを覚えておきましょう。
10.画面のスクロールを意識したライティングをする
対策するキーワードによっても異なりますが、ユーザーはスマホを使用してサイトを閲覧することが多いです。そのため、上から下にスクロールすることを意識してライティングすることはとても重要になります。ユーザー目線でのライティングを追及しましょう。
SEOライティングを行うメリット
コツを学んだあとは、SEOライティングを行うことで得られるメリットについて解説していきます。
Google検索順位の上位表示
SEOライティングを行うことで、Google検索順位の上位表示が可能です。
Googleは公式で、「情報を検索するユーザーの皆様を将来にわたって支援し続けます」と公表しています。これは”Googleにとっていいサイト”ではなく「ユーザーにとって優良なコンテンツであるかどうか」という視点が重要であることを表しています。
実際のところ、先ほど紹介した「hタグを正しく組む」「altタグを設定する」などといったポイントも、全てユーザーの利便性を上げるための施策です。
このことからも、SEOライティングが上位表示のキーポイントであることが分かります。
見込み顧客にリーチできる
Googleの検索エンジンのシェアは8割以上です。Googleのアルゴリズムに従ってSEOライティングを行い、対策することで多くの見込み顧客へのリーチが可能となります。
またSEOライティングで集客した顧客をナーチャリングすることで、自社オウンドメディアのファン化へつながることも可能です。
ナーチャリングに関しても基礎となるSEOライティングができていれば、さほど難しいことではありません。
低コストでCV率の向上につなげられる
Googleが販売しているリスティング広告を利用することで、検索順位に関係なく上位表示を獲得することは可能です。しかしリスティング広告は入札式の広告であるため、対策するキーワードによっては広告単価が非常に高くなることもあります。検索ボリュームの多いキーワードの場合は多くのコストを投資しなければならない場合もあります。
SEOライティングのポイントを押さえておけば、自社の人員でコンテンツを作成できるため、低コストでCV率の向上につなげることが可能です。
【初心者向け】オウンドメディア運営に使えるSEOライティングのポイント まとめ
オウンドメディアを運営する上で、SEOライティングの知識・スキルは非常に重要です。そして記事でも紹介しましたように、ライティングにはいくつかのポイントがあります。
これらのポイントを網羅することも大切ですが、「ユーザーファーストで作成する」という絶対的な大前提を決して忘れないようにしてください。Googleと同じ前提をもっておけば、SEOへの理解も深まりやすくなり、オウンドメディアの成長も必ず加速します。