Webマーケティング

【無料】で利用できるアクセス解析ツール5選

これまで企業は属人的な営業手法で顧客とリレーションを構築してビジネスを展開していましたが、インターネットの普及により状況は大きく変わりました。顧客は営業担当者からの情報提供がなくても、自分自身でインターネットを活用して欲しい情報を手に入れるようになりました。そのため、企業は従来の属人的な営業手法ではなく、新しい手法を求めるようになりました。

特にBtoB企業ではこの流れを受け、デジタルマーケティングに熱い視線を注いでいます。その中でもまとまった情報を配信できる基盤としてWebサイトは重要な位置を占めており、今後ますますその役割、機能への期待が増えていくことが予想されます。

Webサイトをより良いものにしていくためには正しく現状を理解し、適切な施策を実施することが必要です。いまさら言うことでもありませんが、Webサイトの状況を把握できるアクセス解析ツールはなくてはならないものになりました。

アクセス解析ツールは有料/無料と大小様々なツールが展開されています。まずは有料ツールを検討する前に無料ツールを導入して分析する習慣をつけ、分析の基礎知識を身につけましょう。

無料ツールを選定するポイント

Webサイトを改善するためにはアクセス解析ツールは必要不可欠です。
その中でも無料で提供されているアクセス解析ツールは多数存在しており、次に挙げる観点を満たしているかどうかを確認しておきましょう。

(1)欲しい情報を手に入れることができるか

アクセス解析ツールはそれぞれ特徴が異なるため、アクセス解析ツールごとに得られる情報が異なります。自社のWebサイト分析で必要となる情報を得ることができるか、網羅的にチェックを行い、後日分析した際にデータが取れないといった事態が発生しないように注意しましょう。
記事がメインのメディアサイトであれば、一番欲しい情報は「記事がどれだけ読まれているか」だと思います。メディアサイトはその情報が得られるツールを選ぶ必要があります。ECサイトであれば、カートと連動した売上分析は必須でしょう。
このように、サイトの形式や目的によって必要な情報は様々です。

無料となるため機能制限を設けているアクセス解析ツールもあるため、機能制限内でも欲しい情報が取得できるかどうかの確認も必要になります。

(2)ツールを使いこなせることができるか

アクセス解析ツールを導入しただけではWebサイトをより良いものにすることはできません。より成果の高いWebサイトにしていくためには、アクセス解析ツールを使いこなせるようにならなければなりません。
例えば、クロス分析に特化したものやサーバーのアクセスログをベースに分析するものには、統計学の知識やエンジニアリングが求められる場合があります。こうしたものを使いこなすのは簡単ではありません。

初期段階でデータはわかりやすいか、操作方法は直感的に行えるかなどを見ていきます。本やWebサイトの紹介だけではわからない部分も多いことから、実際に操作して試すことをおすすめします。
アクセス解析ツールを導入する際は、欲しい情報が手に入るか、そのツールを使いこなせるかの2点で判断しましょう。

無料で使えるアクセス解析ツール5選

では、無料で使えるアクセス解析ツールで特に機能が豊富で使い勝手が良いものを紹介していきます。

Googleアナリティクス

画像:Googleアナリティクス

GoogleアナリティクスはGoogle社が提供しているアクセス解析ツールであり、もっとも有名なアクセス解析ツールの一つです。提供されている機能も無料とは思えないほど充実しており、アクセス解析ツールに迷ったらGoogleアナリティクスを選択すればまず間違いがありません。

Googleアナリティクスは基本的な分析からリアルタイム分析など幅広く対応しています。広告の費用対効果の測定、Flash再生、動画やソーシャルネットワークなどのサイト、アプリケーションのトラッキングが可能です。売上やコンバージョン数だけではなく、ユーザーの行動や訪問経路を細かく分析できるのも特徴です。

また、Googleアナリティクスは書籍も多数販売されています。困ったときの解決に役立つサポートサイトや設定に関する情報も多数Webサイトで紹介されていることから、不明点を解決しやすいのが特徴です。

ただし、特定の条件下ではデータはサンプリングされてしまうことに注意しておきましょう。
サンプリングとは、統計学を活用して一定値のサンプルデータから実数を推測することです。Googleアナリティクスでは利用者に快適にレポート画面を使ってもらうためにサンプリングを行っており、サンプリング件数は自身で設定も可能です。セッションデータが50万件を超える場合、もしくはカスタムレポートやアドバンスセグメントなどを活用した場合に適用されます。

Googleアナリティクスについてより詳しく知りたい方は、下記記事をご覧ください。
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忍者アクセス解析

画像:忍者アクセス解析

忍者アクセス解析ツールは無料で利用ができるリアルタイム分析に対応したツールです。
特に細かい設定や難しい設定を行わなくても分析ができ、管理者向けのインターフェイスもシンプルに設計されているため、特にアクセス解析を始めたばかりの初心者向けにおすすめのツールです。

一人ひとりの細かい動きも解析が可能です。例えば、経路分析では流入から離脱までの一連の流れを分析できます。細かく一人ひとりのサイト内行動を浮き彫りにすることができるのが忍者アクセス解析ツールの特徴です。

注意点としては無料で使う場合には広告が表示されてしまうため、分析する際には邪魔になるケースがあります。

アクセス解析研究所

画像:アクセス解析研究所

アクセス解析研究所は、株式会社 qualitteが提供する高性能なアクセス解析ツールです。
元々はQlookという有名なアクセス解析ツールを提供していましたが、そのサービス提供が終了したことでその代替サービスとして提供されています。

GPS機能を活用してユーザーがいる地域を特定し、別のドメインに遷移したとしても追跡ができるというのが特徴です。前述したGoogleアナリティクスや忍者アクセス解析ツールは自社サイトの分析のみに特化していますが、アクセス解析研究所は離脱したユーザーの行動まで追跡することができます。

忍者アクセス解析ツールのような広告は表示されません。また、特徴的な機能としては相互リンクしている各サイトからどのくらいのユーザーが来訪しているのか、もしくは離脱していったかを分析することが可能です。解析結果もリアルタイムに更新されます。

注意点としては、31日以上利用がないとロゴマークが表示されるので留意しておく必要があります。

デモ画面が提供されているため、使い勝手などは実際に操作して試してみることをおすすめします。

User Heat

画像:User Heat

User Heatは、株式会社ユーザーローカルが提供している無料のアクセス解析ツールです。これまでのアクセス解析ツールとは異なり、このツールはヒートマップと呼ばれるユーザーの関心が高いところを可視化して表示する機能に特化しています。

例えば、ユーザーがランディングページのどのボタン、記事に注目しているかを分析することができるため、サイトの改善や動線の設計などに役立てることができます。視覚的にユーザーの動きを捉えることができるため、初心者でも安心して使用できます。

このヒートマップはPCサイトだけではなくスマートフォンサイトにも対応しており、PCサイトとスマートフォンサイトのサイト改善に使用できます。
ヒートマップ機能を搭載しているアクセス解析ツールは少ないため、他のアクセス解析ツールと併用して利用するのが良いでしょう。

SimilarWeb

画像:SimilarWeb

SImilarWebはイスラエルの会社が開発したアクセス解析ツールです。これまで説明したアクセス解析ツールとは異なり、競合サイトの分析に重きを置いています。

例えば、SEOで自社サイトを上位にランキングさせたいと考えた場合、自社サイトの改善はもちろん行いますが、競合サイトに比べて優位に立つ必要があります。そのためには競合サイトにはどのようなキーワードでアクセスがあり、どのようなURLにアクセスが集中しているかを知りたくなるでしょう。SimilarWebではこのような競合サイトの分析に必要となる情報を取得できます。

PCサイトやスマートフォンサイトの分析、アプリ分析や業界トレンドといったキーワード分析以外にも様々な分析に対応しています。導入企業数も3,000社以上となっているのも特徴です。
無料でここまで細かく競合分析ができるツールは他にはないため、自社サイトの分析と合わせて使うことをおすすめします。

まとめ

今回は無料で利用できるアクセス解析ツールを5つ紹介しました。おすすめなのはGoogleアナリティクスによる自社サイトの分析をベースに、User HeatやSimilarWebのようなヒートマップや競合分析に特化したものを組み合わせることです。

自社サイトをより良いものにするためにはアクセス解析は欠かせません。まずは無料のアクセス解析ツールで自社サイトや競合サイトの分析を行い、機能に物足りなくなったタイミングで有料のアクセス解析ツールの検討をしてみてはいかがでしょうか。