ウェビナー開催のためにやるべき5つのタスク

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ウェビナー開催のためにやるべき5つのタスク

最近新たなセミナー開催方法として注目を集めている「ウェビナー」ですが、リード獲得の方法としても注目されていることをご存知でしょうか?
弊社も、会場でのセミナーができなくなった分、ウェビナーを開催していますが、より多くの方に受講いただくなど、様々なメリットがあります。

ウェビナーは、通常のセミナーと比較して開催・参加が簡単に行えるというメリットを活かして、新たなリード獲得の方法として、いまWebマーケティング担当者の間で話題になっています。
今回は、そんなウェビナーをリード獲得に活用するため、ウェビナーを実際に開催するメリットとその方法について解説していきます。

ウェビナー開催のメリット

ウェビナー開催のメリット
ウェビナーが注目されていることについて、異論はないと思います。もともと、新型コロナウイルスの影響もあり、会場で集まるセミナーの代わりに開催されていました。しかし、従来のセミナーより人が集まりやすく、またコスト、演出上のメリットも多いことから、新型コロナウイルスの影響が去った後も、ウェビナーは開催され続けるでしょう。
では、まずウェビナーのメリットを見ていきましょう。

ウェビナー開催のメリット①会場を用意する必要がない

ウェビナー開催のメリット①会場を用意する必要がない
ウェビナー開催のメリットの1つ目は、会場を用意する必要がないことです。
通常のセミナーであれば、大人数が収容できるだけの広い会場を用意して、参加者に来場してもらう必要がありますが、ウェビナーであればそういった準備は必要ありません。
そのため、開催する側にとっては会場費が不要ですし、参加する側にとっては交通費や交通時間が不要になります。
双方にとってコストを削減できるのは、ウェビナーの大きなメリットと言えます。

ウェビナー開催のメリット②全国の参加者を対象にできる

ウェビナー開催のメリット②全国の参加者を対象にできる
ウェビナー開催のメリットの2つ目は、全国の参加者を対象にできることです。
1つ目のメリットとも関連しますが、ウェビナーは会場そのものが存在せず、すべてウェブ上で行われるため、場所を選ばず参加することができます。そのため、対象となる参加者は全国すべてになります。
全国すべての参加者を対象にできるため、それだけリード獲得の可能性も広がるのです。
従来の通常のセミナーで全国のリードを集めようとすれば、実際に全国に行ってセミナーを開催しなければなりませんでした。
それが、ウェビナーならウェブ上で完結させることができてしまいます。これが、ウェビナーがリード獲得の方法として今注目を集めている最も大きな理由です。

ウェビナー開催のメリット③充実したコンテンツを準備しやすい

ウェビナー開催のメリットの3つ目は、充実したコンテンツを準備しやすいことです。
ウェビナーはあらかじめスライド資料を準備して映像として配信することができるため、会場の準備が不要なことも併せて、コンテンツの準備に力を入れやすいメリットがあります。
コンテンツの準備がしっかりと出来ていれば、ウェビナー当日の参加者の満足度を高めることもできますし、もし参加者からコンテンツに対してフィードバックがあったり、ウェビナーを行う中で気づきがあったりしても、すぐに修正が可能です。
コンテンツの準備とブラッシュアップがしやすいのも、ウェビナーのメリットの1つと言えるでしょう。

ウェビナーで見せるコンテンツは、基本的にスライドの画面共有になると思います。これは通常のセミナーと同じです。しかし、印刷して配布する必要がないので、動画を資料に埋め込むこともできますし、視聴者からの要望に応じて違う資料を見せたり、よりフレキシブルな内容にすることができます。

ウェビナー開催の準備

ウェビナー開催の準備
ウェビナーはコストや集客面のメリットだけでなく、3つ目のように内容的なメリットもあります。こうなると、会場で行うセミナーの代わりというより、また別の価値を提供する取り組みとして使っていくことができます。会場に集まることはそれ独特の価値があるので、今後は組み合わせて、見込み顧客により有益な情報を届けることが一般的になっていくでしょう。
ここからは、実際にウェビナーを開催してリードを獲得していくために、必要な準備について解説していきます。

ウェビナー開催の準備①資料作成

ウェビナー開催の準備①資料作成
ウェビナー開催の準備の1つ目は、資料作成です。映像配信を通じて行われるウェビナーにおいて、資料作成は通常のセミナーよりも重要と考えた方が良いでしょう。
参加者は、画面に映し出される資料を見ながら解説を聴くことになりますので、資料の内容が整っていなければウェビナーの内容についていくことができません。
また、ウェビナーでは紙の資料が配布されず、参加者がその場でメモを取るということが難しいため、資料はそれを見るだけで内容がわかるように詳細に作りこむ必要があります。
しかし、資料にアニメーションや動画があまりに多いと、映像配信時にカクカクしてしまって参加者にストレスを与える恐れがあるため、資料はあくまでもシンプルに作成したほうが良いでしょう。

印刷して読みやすい、分かりやすいデザインとディスプレイに表示して分かりやすいデザインは違うので、デザインにも気を配る必要があります。

ウェビナー開催の準備②ツール選定

ウェビナー開催の準備②ツール選定
ウェビナー開催の準備の2つ目は、ツール選定です。ウェビナー開催は会場の準備が必要ない代わりに、映像配信のためのツールや機材の準備が必要になります。
ウェビナー開催のための配信ツールとして最も手軽なのは、YouTube Liveでしょう。無料で使えて、限定公開機能やアーカイブ機能もあり、参加者は自由かつリアルタイムにコメントで質問をすることができます。
YouTube Liveで映像を配信するためには別途デスクトップキャプチャソフトが必要になりますが、こちらは無料で使いやすいものが多数あるのでお好みのものを使っていただいて問題ありません。

インタラクティブな対話形式のウェビナーの場合は、ZoomやCisco Webex、GoogleハングアウトといったWeb会議ツールを活用することがおすすめです。こうしたツールには、チャットコメント以外に質問を投稿する機能があったり、視聴者にウェブ上で登壇してもらったりといった機能があります。

数あるWeb会議ツールの中でも、特にウェビナー開催におすすめなのが、「Cisco Webex Events」です。
こちらは、通常のWeb会議ツールの「Cisco Webex」のウェビナー特化版とでもいうべきツールで、ウェビナーの管理・運営からアフターフォローまで、ウェビナー開催のための充実した機能が揃っているツールです。
ウェビナー参加者の情報をリードとして登録し、CRMツールやMAツールと連携して利用することも可能なので、ウェビナーを開催するだけでなくその後のリード活用までサポートしてくれます。

弊社ではZoomを使ってウェビナーを行っていますが、質問やチャット、投票などセミナー自体を盛り上げる機能もありますし、HubSpot CRMと連動したり、視聴時間を記録したりなど、便利な機能が備わっています。

ウェビナー開催の準備③リハーサル

ウェビナー開催の準備の3つ目は、リハーサルです。ウェビナーであっても、通常のセミナーと同様に、開催前のリハーサルは重要です。「習うより慣れろ」の精神で、解説する内容をしっかりと頭に染み込ませるようにリハーサルを行いましょう。

映像配信という形式では、解説者の話の不自然な間は、参加者にとっては通常のセミナーよりも長く感じられるものです。解説者の自信のなさは確実に参加者に伝わってしまいますので、堂々とした解説ができるよう、練習は怠らないようにしてください。
また、ウェビナー特有の要素として、機材トラブルや通信トラブルというものは常に付きまといます。
そんなトラブルがあったときにものを言うのが事前の練習量です。トラブルがあったときこそ、事前の練習量を活かして、落ち着いて対処できるようにしましょう。

ウェビナー開催の準備④集客

ウェビナー開催の準備の4つ目は、集客です。ウェビナー開催を通じてリード獲得を目指すためには、何と言っても大勢の参加者を集めて、とにかくウェビナーに参加してもらうことが大切です。

ウェビナーの集客方法には大きく2通りの方法があります。
1つ目は、ウェビナーの情報サイトに登録する方法です。ウェビナーの情報サイトは数多くのものがあり、ストアカやPeatixなどが代表的です。
これらの情報サイトに開催するウェビナーの情報を登録しておけば、参加者が自分の求めるウェビナーを検索して参加してくれます。
また、これらの情報サイトは有料のチケット販売にも対応していますので、有料のウェビナーを開催する場合にもこれらの情報サイトの活用が便利です。

2つ目は、オウンドメディアを活用してウェビナー開催の情報を拡散する方法です。
オウンドメディアは自社の重要な集客チャネルです。その中でも、SNSはウェビナー集客に有効です。SNSを使ってウェビナーを探すユーザーは多く、SNS特有の拡散力をうまく活用できれば集客が期待できます。
ウェビナーの情報サイトに登録する方法であれば、登録してからユーザーに検索されるのを待つというやや受け身気味の集客になってしまいがちですが、SNSをはじめ自社のオウンドメディアを活用すれば自発的にウェビナー開催の情報を発信していく積極的な集客を行うことができます。
SNSごとにユーザー層やユーザーの利用目的は異なるので、開催するウェビナーの内容に合わせて発信するSNSを使い分けることで、より効果的な集客が行えるでしょう。
SNSを使った集客のデメリットとして、有料のウェビナーのチケット販売がしづらいという点が挙げられますが、その点に関しては、1つ目の方法としてご紹介したウェビナーの情報サイトと組み合わせることで解決ができます。
例えば、Facebookでウェビナー開催の情報を発信しつつ、ストアカのウェビナー情報ページに誘導してチケットを購入してもらうといった具合です。
このように、ウェビナーの集客方法としては、ウェビナーの情報サイトに登録して参加者を募りながら、SNSで積極的に発信していく組み合わせの方法が効果的と言えます。

ウェビナー開催の準備⑤フォローアップ

ウェビナー開催の準備の5つ目は、フォローアップです。ウェビナー後の動きですが、事前に準備しておくことが非常に重要です。
通常のセミナーを開催する際にも言えることですが、ウェビナーを開催する際は、最後に必ず参加者に対してアンケートを取るようにしましょう。参加者の声をフィードバックとして捉え、次回のウェビナー開催時に反映させる、というのがウェビナーをより良いものにしていくための鉄則です。
Zoomではウェビナーの最後にGoogleフォームのURLを掲載することができます。弊社ではもともとウェビナーが終わった翌日などにメールでアンケート回答を募っていたのですが、ウェビナー終了後にすぐGoogleフォームのURLを掲載することで、回答率が数倍に上がりました。

また、ウェビナーを開催する際は必ず質疑応答の時間を設けるべきですが、ウェビナーの開催時間が決まっている以上、質疑応答の時間だけでは回答しきれない質問も出てくるでしょう。
そういった、回答しきれなかった質問についても、ウェビナー終了後に参加者全員へのお礼メール等で回答することが重要です。
ウェビナーは開催して終わりではなく、終了後も最後まで参加者の満足度を高められるように努めましょう。

ウェビナーは、通常のセミナーよりも繰り返しの開催がしやすいのもメリットの1つですので、繰り返し開催することを意識して、常に参加者の満足度を意識しておけば、参加者からの評判が高まり、次第に参加者が増加することにも繋がるかもしれません。
そうなれば、良質なリードをより多く獲得できるようにもなりますから、フォローアップも手を抜かないようにしてください。

ウェビナー開催準備まとめ

今回は、新たなリード獲得の方法として注目を集めている「ウェビナー」開催のための方法として、ウェビナー開催の準備について解説してきました。
ウェビナーは、通常のセミナーよりも低コストで、より多くの参加者を対象に開催できるというメリットがありますが、通常のセミナーと同様に、やはり事前の準備が大切なのは変わりません。
弊社でもウェビナーを積極的に行っていますが、多数のお客様と濃い関係構築ができていると実感しています。

ただし、ウェビナーで一番重要なことは、学びのある内容にすることです。リード獲得も重要ですが、まず受講者が受けてよかったと思えるようなウェビナーを企画することから始めましょう。

これからウェビナーの開催を検討しているマーケティング担当者の方は、今回ご紹介した内容を参考にして、ウェビナー開催を成功させましょう。