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【SEO対策の大前提】対策キーワードの見つけ方・考え方

【SEO対策の大前提】対策キーワードの見つけ方・考え方

Webマーケティング情報メディアGrabを立ち上げ、もうすぐ10か月がたとうとしています。
オウンドメディアの取り組みとしては後発で、すでにかなりの知名度・コンテンツを持った競合が多い中、少しずつではありますが着実に流入数が増えてきました。
最近は主要キーワードで上位に表示されたり、他メディアに取り上げられたり、SNSでのシェア数が増えたりと、メディアとしての価値が出てきたと感じています。

メディアとしての価値を出すために私たちがやってきたことは何でしょうか

もちろん、SNS上での取り組みや他メディアへのアプローチ、ページスピードの改善、より良いデザインに向けた改善など様々なことを行ってきました。
しかし、最も重視しており、効果があったと考えていることは「質の高いコンテンツを提供すること」です。

質の高いコンテンツについては、以前の4つの検索意図から考えるコンテンツ企画Hubspotの連載記事コンテンツSEOを成功させるWebライティングのポイントなどで度々解説してきました。
しかし、何に対して質が高いと感じるかはユーザー、ユーザーの状況によって様々で、明確な答えはありません。
私たちも日々試行錯誤しています。

そこで今回は、質の高いコンテンツの大きな要因である「SEO対策キーワード」につて、見ていきたいと思います。

「SEO対策キーワード」を考える理由

Webメディアにとって、検索エンジンからの流入は非常に重要です。そのため、SEOはすべてのメディア関係者にとって最大の関心ごとだと思います。

  1. 運営するサイトに、狙いたいキーワードに沿った内容のコンテンツを作成・掲載する
  2. Googleなどの検索エンジンから高評価を得る
  3. ユーザーがそのキーワードで検索したとき、サイトが上位に表示される

これがSEOの基本的な考え方です。進めるためには何といっても“狙いたいキーワード”を選定する必要があります。

検索エンジンから流入したユーザーに適切なコンテンツを届けるには、検索意図とマッチした内容でなくてはいけません。つまり、どのキーワードに対してどんなコンテンツを出すかは記事事に入念に検討する必要があります。

では、対策すべきキーワードはどのようにして探し、見つければいいのでしょうか?

キーワードを探すときに意識すべきポイント

どんなキーワードに対して、どういうコンテンツを届けるかが重要です。しかし、どんなキーワードでもいいというわけではありません。
検索ボリューム(検索数)が少なすぎるワードを選ぶと、たとえ上位化し、ユーザーニーズを満たすことができたとしても、サイト全体への流入はごくわずかかもしれません。

ここでは、特に「初めてコンテンツSEOの取り組みを行う」という場合に役立つキーワードの探し方についてまとめてみたいと思います。

検索ボリュームを意識する

検索ボリュームとは、検索数のことで、そのキーワードが何回検索されているかを知る指標になります。
例えば、「Webマーケティング」という単語は、一か月間にGoogleで8,910回、Yahoo!で7,290回検索されています。
しかし、「Webマーケティング 最新」という単語はGoogleで22回、Yahoo!で24回しか検索されていません。



※検索ボリュームチェックツール「aramakijake」による結果 2019年2月27日

最新のWebマーケティングに関する記事を書こう! 対策キーワードは『Webマーケティング 最新』だ!」と考えてコンテンツを作り、実際のそのキーワードで上位化されたとしてもほとんどアクセスは期待できないということになります。

一方で「マーケティング ニュース」というキーワードはGoogleで352回、Yahoo!で384回検索されています。「Webマーケティング」よりは少ないですが、「Webマーケティング 最新」よりは多くなっています。
つまり、同じ新しいノウハウや事例などを紹介する記事を書くのであれば「最新」よりも「ニュース」というキーワードで対策した方が流入につながるでしょう。

このように、対策キーワードを考える際はそのキーワードの検索ボリュームを確認する必要があります。

ただし、1つ注意点があります。様々な検索ボリュームチェックツールがありますが、どれも正確ではないということです。また、微妙な表記ゆれや同意語、ロングテールキーワードまでを考えると、全体的な検索ボリュームとは大きなずれがあります。
あくまでも指標の一つとして確認しましょう。

競合性の低いキーワードを探す

「キーワードの競合性」とは、「そのキーワードで闘っている競合(ライバル)がどれほどいるか」を表す指標です。
競合性が高いものは「ライバルが多いキーワード」であり、競合性が低いものは「ライバルが少ないキーワード」であるといえます。

競合性の高いキーワードを狙うか、競合性の低いキーワードを狙うかによって、戦略や効果が変わってきます。
まずはそれぞれのメリット・デメリットを見てみましょう。

競合性の高いキーワードを狙うメリット

  • 多くの場合、検索ボリュームが多い
  • 競合よりも上位化することによるブランディング効果が期待できる

競合性の高いキーワードを狙うデメリット

  • 競合が強く、上位化が簡単ではない
  • すでにユーザーニーズが満たされており新鮮味がない(独自性が出しにくい)

競合性の低いキーワードを狙うメリット

  • 上位化が簡単
  • まだ満たされていないユーザーニーズを満たすことができる(独自性が出しやすい)

競合性の低いキーワードを狙うデメリット

  • 検索ボリュームが少ない可能性がある

理想的には、競合性の高いキーワードで競合よりも上位に表示され、競合性の低いキーワードも狙い新しいニーズにもアプローチすることです。
しかし、これは簡単なことではありません。
競合性の高いキーワードは、すでに競合の中でも大手のサイトが目をつけ、長い期間にわたってSEO対策を行い、隙がない状態になっていることが多いからです。
これから意識的にSEO対策を始めてもすぐには結果が出ない、競合大手に匹敵する多大な人的・経済的コストがかかるということになります。

というわけで、初めのうちに狙うべきなのは「競合性が低いキーワード」といえます。
「低い」というとネガティブな感じがしますが、「競合性が低いキーワードで検索順位を上げる」ということは、言い換えれば「すき間を狙う」、つまり競合が見逃しているニーズにアプローチすることになります。
いわば、いきなり大きな勢力がしのぎを削っている主戦場に飛び込むのではなく、まずは周辺で行われている中小の戦いに参加し、コツコツと勝ちを稼いでいくという方法をとるわけです。

Grabも主にこの戦略をとっており、検索ボリュームが少なく、競合性が低いキーワードを中心に狙っています。
例えば、マーケティング・オートメーションに関する記事はすでに競合が多くの記事を書いています。しかし、「HubspotというMAツールに特化してシリーズ記事」はありません。そのため、「Hubspot ペルソナ」などの「Hubspot+関連語」というキーワードでは上位化することができています。
決して検索ボリュームは多くありませんが、Hubspotの導入を検討されている企業様に対して、一定の地位、ブランドイメージをアピールできています。

ユーザーのニーズを把握する

検索ボリュームや競合性から対策するキーワードを見つけたら、いよいよそれに合わせたコンテンツを作成していきます。
このときに大切なのは、「そのキーワードで検索してくるユーザー」のニーズ、つまり検索意図をきちんと押さえることです。

ノウハウ的なことを言うと、

  • ページタイトルにはキーワードを含める
  • ある程度の文字数の記事を作成し、適度にキーワードを散りばめる
  • ユーザーが何を求めてそのキーワードで検索しているのか考え、彼らの希望に応える内容にする

といったことが重要です。

文字数について、長ければ長いほどいいというわけではありませんが、文字数が長い記事ほど上位化されやすいという統計的なデータもあります。


画像:ブログ部

上記のように、1ページ目に載る(10位以内に表示される)サイトの平均文字数は8,000文字弱です。
統計的には「文字数が多ければ多いほど上位に表示されやすい」といえます
もちろん関係のないコンテンツで文章量を増やしても意味はありません。あくまでもユーザーニーズを満たすために十分な説明ができているサイトが上位に表示されるということです。

なので、キーワードを探す際には、そもそも「このキーワードで3000文字以上のコンテンツが作れるか」「ユーザーニーズを満たすことができるか」ということを考えましょう。

つまり、競合よりも質・量の両方で優れたコンテンツができると自信をもって言えるキーワードを見つけることが理想です。

キーワードを探すときに使えるツール

キーワードを見つける際、実際に検索してみて競合がどんな記事を書いているかを知ることは重要です。しかし、検索ボリュームや競合性、類語や関連度などはツールを使った方が効率的に知ることができます。
【2019年最新版】SEO対策に使える無料キーワードチェックツール11選という記事の中で、様々なシーンで使えるキーワードチェックツールを紹介しましたが、今回はSEO対策キーワードを見つけるときに役立つものを3つ紹介します。

Googlekeywordプランナー


Googleキーワードプランナーは、Google広告を利用するユーザー向けのサービスです。広告用アカウントの取得が必要ですが、無料で利用することができます。
Googleは“ユーザー第一”を掲げ、ユーザーにとってより有益と思われるコンテンツを高く評価し、「すべてのWebサイトがそのようなコンテンツを掲載できるように」との考えのもとでこのツールを提供しています。
狙ってみたいキーワードの「検索ボリューム」や「競合性の高さ(高・中・低で表示されます)」、「関連ワード」などをチェックすることができます。

SEOチェキ!


SEOチェキ!は、キーワード調査、競合調査、SEO調査など、様々な目的で利用できる老舗ツールです。サイトのURLを打ち込むと、そのサイト内で頻出するキーワードを列挙。また、サイトの構造を分析した結果を表示してくれます。
対策キーワードを見つけ、そのキーワードで上位化されている競合サイトのURLを打ち込んでみてください。類語や関連語が見つかったり、どんなメタ情報(title、descriptionなど)を使っているかを知ることができます。

aramakijake.jp


aramakijake.jpは、SEOに重要な検索ボリュームをチェックできるツールです。キーワードを入力するだけで、ボリュームを知ることができるシンプルさが魅力です。
対策したいキーワードの候補をいくつか見つけたら、ここで検索ボリュームをチェックしてください。あまりにも少なければ考え直す必要があるでしょう。

まとめ

今回は、SEO対策キーワードについて、紹介しました。
Grabでも、日々新しいコンテンツを企画・作成し、ユーザーへ届けています。しかし、何度やっても適切なSEO対策キーワードを見つけることは”難しい”と感じます。
今回紹介した手順にしたがい、適切なキーワードで対策したとしても、上位化されるとは限りませんし、上位化されてもクリック率が低かったり、検索ボリュームが予想以上に少なかったり、流入につながらないこともあります。

SEOやコンテンツ、ユーザーニーズといったテーマに対して、”正解”はありません。日々試行錯誤し、PDCAサイクルを回し続けることが、最も近道といえるかもしれません。