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Instagramインフルエンサーマーケティング【費用・成功ノウハウ】

Instagramインフルエンサーマーケティング【費用・成功ノウハウ】

近年、急速に注目を集めているマーケティング手法に「インフルエンサーマーケティング」があります。
インフルエンサーマーケティングとは、SNSなどで特定の層に影響力を持った一般人に協力を仰ぎ、プロモーションに活用する手法です。広告よりも一般ユーザーの声のほうが消費者に届きやすいことは間違いありません。インフルエンサーマーケティングは、SNS時代の新しいプロモーション手法として注目を集めています。


インフルエンサーマーケティングの市場規模は年々増加しており、媒体で見るとYouTubeとInstagramの増加が見込まれています。

自社の商品やサービスのマーケティング施策の一つとしてインフルエンサーマーケティングを検討している方は多いのではないでしょうか。今回の記事では、Instagramを使ったインフルエンサーマーケティングにフォーカスし、その特徴やかかる費用、成功するためのコツについて解説します。

Instagramのインフルエンサーマーケティングとは?
Instagramは、国内における月間アクティブユーザー数3,300万人(2019年6月時点)を有する最大規模のソーシャルメディアです。利用者の拡大に伴い、企業の公式アカウントやブランド浸透など、ビジネスにおける利用も加速しており、施策の一つである「インフルエンサーマーケティング」は近年市場規模が拡大しています。

特にInstagramには、企業を受け入れやすい文化があるため、他のSNSと比較しても高い効果が期待できることで知られています。
>>Instagramとは何者だ? 13のデータで捉えるビジネスチャンスの正体

インフルエンサーマーケティングとは、多くのフォロワーを有する「インフルエンサー」に、自社商品やサービス、ブランドについて紹介してもらい消費者の認知を上げ、商品の購入を促す手法です。
インフルエンサーは、フォロワー10万人以上の「インフルエンサー」、1〜10万人の「ミドルインフルエンサー」、1万人〜10万人の「マイクロインフルエンサー」、1,000人〜1万人の「ナノインフルエンサー」に分類されます。
「フォロワーの数が多い=影響力が大きい」という事は当然ですが、たとえフォロワー数1万人のナノインフルエンサーだとしても「コアな領域」でファンを獲得している場合はエンゲージメントが高く、マーケティングの観点ではより効果的という考え方もあります。単純に数で判断せず、自社がアプローチしたいターゲットに効率的にリーチできるインフルエンサーを選択することが効果的です。
そのため、以前は「フォロワー単価制」で、「フォロワー数×3円」のような課金体系が一般的でしたが、最近はエンゲージメント(いいねやコメント)数をベースにした「エンゲージメント課金」のサービスも登場しています。

Instagramインフルエンサーマーケティングのメリット・デメリットとは?

ではInstagramのインフルエンサーマーケティングを行うメリット・デメリットはそれぞれどのようなものが挙げられるのでしょうか。ここではメリットを5つ、デメリットを2つ挙げ、それぞれ解説していきます。

Instagramインフルエンサーマーケティング5つのメリット

ここではInstagramのインフルエンサーマーケティングのメリットとして「商品やブランドの浸透に効果的」、「商品の売上UPにつながる」、「広告費用の削減」、「ターゲットを絞ったアプローチが可能」、「ユーザーに受け入れられやすい」という5つについて紹介します。

  • 商品やブランドの浸透に効果的

影響力のあるインフルエンサー、自社との相性が良いインフルエンサーを適切に選び活用する事で、商品の認知やブランドの浸透を促進させる事が可能です。キャンペーン用の独自ハッシュタグの有効活用、シェアやリポストにより、インフルエンサーのフォロワーを越えた拡散も期待できます。

  • 商品の売上UPにつながる

商品の見せ方やアピールの仕方によっては、商品やサービスの購入を促進できる可能性があります。消費者にとっては、自分が好き、または憧れているインスタグラマーがその商品を紹介するので、「使ってみたい」「買ってみたい」という気持ちを高める事ができます。

  • 広告費用の削減

フォロワーや投稿数次第ではありますが、基本的に広告を出稿するよりもコストを抑える事ができます。インフルエンサーマーケティングの場、「フォロワー数に対していくら」「エンゲージメントに対していくら」という形で相場が決まっており、数万円から投稿を依頼することが可能です。費用の詳細については、後半に解説します。

  • ターゲットを絞ったアプローチが可能

インフルエンサーマーケティングでは「ターゲットを絞りやすい」という点も大きなメリットの一つです。基本的にある共通の関心事でフォロワーが集まっているので、適切なインフルエンサー選びが出来れば、アプローチしたいターゲット層に的確にリーチする事が出来るのです。

  • ユーザーに受け入れられやすい

インフルエンサーによるポストは、企業からの広告に見えない点で、消費者に受け入れられやすいと言えます。もちろん「#PR」などの記載は必要ですが、自分が好きな有名人や憧れているインスタグラマーが通常のポストと同じように商品紹介を投稿することで、より自然な形で消費者に伝わるでしょう。

Instagramインフルエンサーマーケティング2つのデメリット

ここではInstagramのインフルエンサーマーケティングのデメリットとして「投稿にURLリンクが貼れない」、「ステルスマーケティングと誤解されるリスクがある」という2つについて紹介します。

  • 投稿にURLリンクが貼れない

Instagramの投稿内では、リンクを貼る事が出来ません。正確に言うと、URLを貼り付けることは可能ですが、リンクとしては機能しません。興味を持ってくれた人が自社Webサイトや購入サイトにスムーズに行けるように、指定ワードでの検索を促す、プロフィール欄にリンクを貼るなどの誘導策の検討が必要でしょう。

  • ステルスマーケティングと誤解されるリスクがある

金銭を受け取りながら商品を紹介する場合は、それが分かるような記載が必要です。炎上につながる恐れもあるため、ステルスマーケティング対策として「#PR」などのハッシュタグを必ず入れるようにしましょう。

Instagramインフルエンサーマーケティングの費用とは?

Instagramインフルエンサーマーケティングの費用は、インフルエンサーが世の中に与える影響度によって変わってきます。
基本的には、彼らが有するフォロワー数で計算される事が多く、フォロワー1人につき約2〜3円が相場です。人気があり影響力が高いインスタグラマーだと、フォロワー1人につき約4〜6円の場合もあります。
代理店を通してインフルエンサーマーケティングを行う場合は、さらにディレクション等の費用が加算されることになります。例えばフォロワー10万人のインフルエンサーに投稿を頼む場合、100,000×3円=300,000円に、ディレクション費用として数万円〜数十万円の費用がかかります。
また最近は、ユーザーのいいねやコメントといったエンゲージメントに対して課金するサービスも出てきています。

安い業者を探すと「フォロワー単価0.2円」のようなものも見かけますが、あまりお勧めできません。0.2円で受けられるようなアカウントはだいたいボットやツールで自動的に運用したり、フォロワーを購入したりしてるケースが多く、良い成果は見込みにくいでしょう。

Instagramインフルエンサーマーケティング成功のコツ

Instagramでのインフルエンサーマーケティングを成功させるためには、どのような点に気をつけなければならないのでしょうか。ここでは成功のコツとして3つのポイントを解説していきます。

  • インフルエンサーと自社の相性

インフルエンサーマーケティングは、インフルエンサーの選び方で成果が決まる言っても過言ではありません。そのインフルエンサーの過去の投稿内容を確認することはもちろん、投稿のテイスト、フォロワーの特性、エンゲージメントの高さ、過去に受けたインフルエンサーマーケティングの実績(どのくらいアクションがあったか、コンバージョンにつながったか等)もチェックしましょう。
このことはデータからも明らかになっており、インフルエンサー・マーケティング・プラットフォームのマーカリー(Markerly)によると「スポンサーつきでないインスタグラムの投稿に対する「いいね!」の割合は、フォロワー数1000未満のアカウントでは8%だが、フォロワー数1000~1万のアカウントでは4%になる」といいます。

またフォロワーの数だけで良し悪しを決めず「自社にとって相性の良いターゲットがどれだけいるか」という事に着目することが重要です。

  • 投稿はインフルエンサーの世界観を尊重する

商品の紹介となると、企業側は「あれもこれも」と伝えたくなるかもしれません。インフルエンサーマーケティングを活用するメリットは、あくまでインフルエンサーの視点から語ることで、自然に消費者に受け入れられるという点です。
商品の良さやメリットを全面に押し出した企業からの純広告とは違うことを理解し、インフルエンサーの世界観を尊重しましょう。

  • 効果測定できるKPIの設定

インフルエンサーマーケティングの課題として、効果測定が難しいという点があります。デメリットでも言いましたが、Instagramは投稿にリンクを貼れません。そのため、自社サイトに誘導してコンバージョン率を測る、ということはできないのです。
なので、インフルエンサーマーケティングを行う前に効果を測定するためのKPIを設定しておきましょう。代表的なものとしては「インプレッション・リーチ数」「エンゲージメント数」「クリック数」「コンバージョン数」などがあります。マーケティング施策の目的と合わせて、適切なKPIを設定しましょう。

まとめ

今回はInstagramでのインフルエンサーマーケティングについて、その特徴やメリット・デメリット、成功するためのコツについて紹介しました。インフルエンサーマーケティングは取り組む企業が増えてきており、今後も拡大すると予測されています。
今のうちに取り組みを始め、自社内に知見やノウハウを溜めていきたいものです。効果的なインフルエンサーマーケティングを検討するために、是非今回の記事を参考にしてみてください。