【インフルエンサーマーケティング】成功のカギとなるインフルエンサーの探し方

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インフルエンサーマーケティングの成功のカギ

テレビや雑誌で見る芸能人・有名人よりも距離が近く、身近な憧れとして大きな影響力を持っている「インフルエンサー」。そんなインフルエンサーに商品・サービスをPRしてもらう手法がインフルエンサーマーケティングです。

このページでは、インフルエンサーマーケティングの成功のカギとなる

・インフルエンサー選定の方法・ポイント
・選定したインフルエンサーへのアプローチ方法

を解説していきます。これからインフルエンサーマーケティングを始めようとしている方は、ぜひ参考にしてくださいね。

インフルエンサーマーケティングの概要

インフルエンサーマーケティングとは、インフルエンサーを起用して商品・サービスを宣伝してもらうマーケティング手法です。

インフルエンサー(influencer)とは、influence(~に影響を及ぼす・~を促して~させる)を語源とした言葉で、その発信や行動が多くの人に影響を与える人のことを指します。有名タレントやスポーツ選手などもインフルエンサーに入りますが、インフルエンサーマーケティングでいう「インフルエンサー」は、多くの場合、SNS(YouTube・Instagram・Twitterなど)上でフォロワーの多い一般の人(芸能人などではない人)を指します。

1-1.インフルエンサーの種類

インフルエンサーは大きく4つに分けられ、種類によってフォロワー数と向いている商品・サービスが異なります。

インフルエンサーの種類

インフルエンサーの種類

上記のようにインフルエンサーの種類によって、向き・不向きがあるため、インフルエンサーマーケティングを始める前には、自社の予算や目的を明確にしておく必要があるでしょう。

1-2.インフルエンサーマーケティングの市場規模

株式会社デジタルインファクトの調査によると、インフルエンサーマーケティングの市場規模は2018年には219億円でした。そこから右肩上がりに伸びていき、2025年には3倍超の674億円、2028年には4倍超の933億円になると予測されています。

チャネル別内訳では、YouTubeが一番高く、2018年時点で85億円。次がInstagramで、2018年時点で59億円。3位がTwitter/ブログで、2018年時点で50億円となっています。

注目したいのは、2019年以降の市場規模予測で、Twitter/ブログがほぼ横ばいなのに対して、YouTubeとInstagramは毎年堅調に伸びる予測となっている点です。この点から、これから先もさらに注目度が高まっていくのは、YouTubeやInstagramを利用したインフルエンサーマーケティングと言えます。

インフルエンサー選定の手順・ポイント

インフルエンサーマーケティングを行うためには、まずは依頼するインフルエンサーを選定する必要があります。その際の手順やポイントについて解説していきます。

2-1.①インフルエンサーマーケティングを行う目的を明確にする

インフルエンサーマーケティングに限らず、他の広告を配信する場合なども同じですが、まずは「何を目的として」宣伝するのかを明確にしておきましょう。

たとえば、

・多くの人に商品・サービスの存在を認知してもらう
・実店舗の来店者数を増やす
・販売サイトへのアクセスを増やす
・販売数を増やす

など、目的を明確にすることで、SNSの選定からインフルエンサーを起用まで、この後の手順での失敗を避けられるようになります。

2-2.②商品・サービスに合ったSNSを選ぶ

各SNSには特徴があり、宣伝したい商品・サービスによって向き不向きがあります。

ここでは、インフルエンサーマーケティングの市場規模が大きいYouTube・Instagram・Twitterの3つについて、いくつかの項目で比較してみましょう。

各SNSの違い

各SNSの違い

このようにSNSごとに特徴が異なります。

市場規模やユーザー数はもちろん、拡散性の高さや向いている商品などがSNSごとで異なるため、自社の商品・サービスと相性の良いSNSを選定してください。

2-3.③選んだSNSでインフルエンサーを探す

②でSNSが決まったら、そのSNS内で影響力のあるインフルエンサーを調べましょう。インフルエンサーを調べる主な方法としては、下記のようなものがあります。

インフルエンサーの見つけ方

インフルエンサーの見つけ方

インフルエンサーを見つけるのは、「思ったよりも簡単そうだ」と感じるかもしれませんが、インフルエンサーを見つけるのがゴールではありません。

インフルエンサーを見つけた後に必ず確認しておく点は「フォロワーを購入していないかどうか」という点です。フォロワー数が多くても購入したフォロワーでは意味がありません。フォロワーを購入しているのかどうかを調べるツールを使用して、フォロワーの質を見極めることを忘れずに。

■チェックツールの例
「さてはフォロワー買いました?」(https://item.woomy.me/analysis/)

2-4.④インフルエンサーを選ぶ

次に、見つけたインフルエンサーの中から、誰に依頼するのかを決めます。

【1.どの種類のインフルエンサーに依頼するか決める】

先述していますが、インフルエンサーにはフォロワー数による分類があり、それぞれの起用に向いている商品・サービスがあります。

まずは【1-1.インフルエンサーの種類】を参考に、自社の目的に合った種類のインフルエンサーに依頼しましょう。
自社の目的と異なるインフルエンサーに依頼してしまうと、目的達成が難しくなる可能性が高くなるため、しっかり見極めるのがおすすめです。

【2.PRしてもらう商品・サービスとの相性をみる 】

例えば、20代男性向けの商品PRを依頼しようと考えたとき、どのようなインフルエンサーを起用しますか?20代男性向けの商品PRを依頼したいのに、40代女性のフォロワーが多いインフルエンサーを起用してしまった場合はどうなるでしょうか?
いくらフォロワーが多くても商品・サービスとの相性が良くなければマーケティング効果は得られにくいため、相性は必ずチェックしておきましょう。

・インフルエンサー自身の年齢・性別などがターゲット層と合うか
・フォロワーの年齢・性別などがターゲット層と合うか
・普段の投稿内容が商品・サービスと合うか

このような項目をあらかじめ確認しておき、自社の目的に合ったプロモーションができるかを見極めてください。

【3.PR効果の高いインフルエンサーを選ぶ 】

自社商品・サービスと相性の良いインフルエンサーを何人かピックアップしたら、その中でPR効果が高いインフルエンサーを探しましょう。

PR効果の高さを知るには、下記のような項目をチェックします。

PR効果の高いインフルエンサーをチェックする方法

PR効果の高いインフルエンサーをチェックする方法

これらの項目の中でも、最も重要とされているのがエンゲージメント率です。
リーチ数やインプレッションが少なくても、エンゲージメント率が高い場合は、影響力が高いインフルエンサーであると考えられます。逆に、リーチ数やインプレッション数が多い割にエンゲージメント率が低い場合は、十分なPR効果が得られない可能性があるため、注意が必要です。

また、PR投稿の割合があまりに高い場合はエンゲージメント率が低くなる傾向があるため、投稿内容も忘れずにチェックしておきましょう。

■インフルエンサー検索ツールの例
・Social Insight (YouTube・Instagram・Twitterなど)
・Followerwonk(Twitter)
・BuzzSumo(Twitter)
・NoxInfluencer(YouTube)

選定したインフルエンサーへのアプローチ方法

前項の手順でインフルエンサーの選定が終わったら、いよいよ目当てのインフルエンサーへアプローチしましょう。

アプローチ方法は、主に下記の4種類があります。

・インフルエンサー自身が指定している連絡方法(メールや問い合わせフォームなど)で連絡を取る
・DMからインフルエンサーへ直接連絡を取る
・所属事務所へ連絡を取る(事務所所属のインフルエンサーの場合)
・キャスティング会社に依頼する

すでにPR案件などを請け負っているインフルエンサーであれば、プロフィール欄などに、「お仕事の依頼はこちら⇒メールアドレスやURL」のように書いている方も多くいらっしゃいます。また、事務所に所属しているインフルエンサーであれば「〇〇所属」と書かれているため、事務所に連絡を取ることになります。

インフルエンサーのキャスティングを行っている会社に依頼する場合は、インフルエンサーの選定から依頼、投稿内容などの管理、分析までを一貫して任せられるのがメリットです(分析は別料金など、キャスティング会社によって内容・料金体系が異なります)。
ただし、自社で選定や分析を行う場合より費用が高くなるため、費用と手間などを天秤にかけてどちらを選ぶかよく検討する必要があります。

【インフルエンサーマーケティング】成功のカギとなるインフルエンサーの探し方 まとめ

インフルエンサーマーケティングの市場はこれから先も、高い伸び率を維持していくと予測されています。

宣伝したい商品・サービスに合っていてPR効果が高いインフルエンサーを選定する方法、選定したインフルエンサーへのアプローチ方法などを理解しておけば、自社サービスの認知促進や、商品の売り上げ数UPのための施策として取り組むことができます。

ぜひこの記事も参考にインフルエンサーマーケティングに取り組んでみてはいかがでしょうか。