Webマーケティング

【競合と差をつける】効果的な競合調査の手法

競合状況を把握する必要性

インターネットで簡単に欲しい情報が手に入る今、ユーザーは沢山の情報の中から好みの情報だけを選ぶことが容易にできるようになりました。何かの決断に対しても、様々な情報を比較し検討することが当たり前になっています。

このような状況の中、事業で成功するには、他社との比較に勝つ必要があります。
今回は、競合他社に勝つために使える「競合分析ツール」をテーマにお送りします。

競合分析ツールは競合の状況を把握するだけでなく、自社の強みや弱みも把握し、強みを伸ばしながら弱い部分を改善するきっかけにもなります。
今となっては、競合分析をしていない企業のほうが少ないくらいでしょう。しかし、競合分析しても競合の状態がわからない、自社の強みや弱み、改善点が見つからないなど、分析不足なケースが多いのが現状です。
その原因の一つに、インターネットに触れているユーザーも、競合も常に変化しているということがあります。
ユーザーを取り巻く環境は日々アップデートされ、競合は日々改善を繰り返しています。

ユーザーと競合を多角的に分析するためにも、適切なツールを用い、定期的に数字を把握することはもちろん、仮説を立て検証し、自社の事業に活用することが重要です。

目的別競合分析ツール

それでは、競合分析ツールを紹介します。
競合分析ツールといっても、目的によって様々な種類があります。まずはどんなデータが必要なのか、何に活用するのかを明確にしたうえで、ツールを選ぶと良いでしょう。

SEO分析ツール

以前、「【2019年最新版】SEO対策に使える無料キーワードチェックツール11選」という記事の中で、SEO分析ツールを紹介しました。その中でも、「aramakijake.jp」「rishirikonbu.jp」「GRC」「SEOチェキ!」などは、競合分析ツールにも使えます。


画像:SEOチェキ!

例えば、「SEOチェキ!」は、任意のURLを打ち込んでそのサイトのSEO情報を取得したり、キーワードの頻出度をチェックしたりするものです。自社サイトはもちろん、競合サイトに対しても同じように使うことができます。

サイト分析ツール


画像:SimilarWeb

SimilarWebは、URLを入力することで、サイトへのアクセス数の予測値を知ることができます。使い勝手の良さもあり、サイト分析に関わる人で知らない人はいない代表的なツールです。
有料化するとデータをCSVでダウンロードするなど、より詳細な情報を取得することができます。
他にもAhrefsというツールでも同じような機能を利用できます。予算に合わせて利用する方を選択しましょう。

サイト・SEO分析ツール


画像:Semrash

Semrushは、自社サイトの競合他社のオーガニックサーチ、検索連動型広告、コンテンツ、PR、およびソーシャルメディアの戦略、お客様のウェブサイトで最も有益なキーワードを見つけるのに有効です。
2019年2月からは、日本語対応となり機能も追加されたことでより使いやすい分析ツールになりました。

競合分析の進め方

ここで紹介している以外にも、競合分析ツールは数多くあります。ぜひいろいろ調べてみて、自社の目的に合ったものを使ってみてください。
次に分析の進め方をご説明していきます。

STEP1 ターゲットを把握する

ここでいうターゲットとは2つあります。1つ目のターゲットは自社の商品やサービスを購入してくれる顧客のこと、2つ目のターゲットは自社のライバルとなる競合他社のことです。

まずは、自社の商品やサービスを購入してれる顧客を把握しましょう。自社の商品やサービスが、どういったお客様が対象となっているのか。自社が対象とする顧客像が明確になっていないと競合分析をするにも的外れなものになってしまいます。

顧客ターゲットを把握することができたら、その顧客ターゲットに対するインターネット上の競合他社を選定します。

  • 自社のターゲットとなる顧客を分析

他社を知るには、まず自社を知ることが必要です。自社ホームページにはどのような人が訪問しているのか、競合分析を行う前に、自社ホームページの顧客分析を行いましょう。年齢層や性別、職業、居住エリアなど顧客の属性を調査し把握します。

そして、どのようなルートでホームページを訪れるのか流入経路を分析し、さらにどういったキーワードで流入してくるのかを調査します。

どのような顧客が、何を求めてホームページに訪れるのかを分析することで、顧客のニーズを把握し、自社がターゲットとする顧客像を明確にすることができます。

  • 競合調査のターゲットとなる他社を選定

インターネット上での競合会社は、必ずしも同じ業種で同じくらいの規模の会社になるわけではありません。
インターネットでは、ユーザーが必要とする情報を検索した際に、そのキーワードに合致していると思われるサイトが表示されます。そのため、想定もしていなかった業種のホームページが上位に表示されていることもありますし、小規模でもSEO対策をしっかり行っている会社のホームページが表示されることもあります。

自社のホームページに流入の多いキーワードで検索した際に、検索エンジンの上位に表示されるホームページを運営している会社が、インターネット上での競合他社となるわけです。

STEP2 集客方法を調査する

競合分析のターゲットが決定したら、次はそのライバルサイトがどのような方法でサイトに人を集めているのか、集客の方法を調査していきます。

自社ホームページの顧客分析と同じく、どのような人がどのくらい訪問しているのかを調べます。アクセス数や訪問者の属性、平均滞在時間数、流入経路などを調べることで他社サイトの状況が把握できます。

  • アクセス数、滞在時間

ライバルサイトにはどのくらいのアクセス数があるのかがわかれば、自社ホームページとの単純な比較が可能になります。自社サイトよりも格段に多いユーザーが訪れているということであれば、その市場はまだまだ開拓の余地があり、自社では取りこぼしが多くなっているということがわかります。

また滞在時間が長ければ、ユーザーにとってそれだけ魅力的な情報があるサイトだという判断になります。自社ホームページにおける平均滞在時間数と比べてみて、コンテンツ内容や掲載している情報のボリュームなどを見直すきっかけになります。

  • 流入経路

検索結果からの流入は多いのか、SNSや広告、外部サイトからの流入はどのくらいなのかを分析することで、どういった経路で集客できているのかがわかります。

広告をどのように展開しているかも調査し、効果的な手段や用いているビジュアル、キャッチコピー、ランディングページを自社と比較します。リスティング広告で指定しているキーワードも、競合のデータを見ることで、自社では思いつかなかったコストパフォーマンスの高いキーワードが見つかる場合もあります。

ターゲットとなる顧客が重なるため、他社で成功している集客方法は自社に活かせることは確実です。自社で行っていない有効的な集客方法がわかれば、積極的に取り入れることができます。

  • SEO対策

ユーザーが検索するであろうと想定したキーワードでの検索順位を調査します。また実際に流入しているキーワードを比較すると、自社が対策しているものとは異なるキーワードからの流入が多い場合もあります。また、他社が対策を行っているキーワードもメタ情報やコンテンツ内容から調べることができます。

被リンク数やリンク先のサイトなども調査すると、ライバルがどのくらいSEO対策に力を入れているのかも把握することができます。強力なSEO対策を施し、上位表示に成功しているキーワードがあった場合には、追随を図るのが難しい場合もあります。
その際は、ライバルとは重ならない別のキーワードに注力してSEO対策を見直すことも大切です。

まとめ

今回は、自社の事業成長に欠かせない競合分析をテーマにお送りしました。
様々なツールがありますが、目的に合わせて使い分けることが重要です。

また、競合分析を始めたら定期的にデータを取得し、自社・競合含めデータの変化を見続けることも大切です。
そうすることで、自社の場合は、施策後の変化やトラブルに気づきやすく、他社の場合は、
アップデートのタイミングに気づきやすくなります。
分析の目的は、あくまでも改善に向けた準備、検証です。サイトの現状把握をした上で更なるアップデートを図ってこそ、分析ツールの価値が発揮されるのではないでしょうか。