【Instagramのビジネス利用】ビジネスプロフィールの機能と有効活用する方法

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【Instagramのビジネス利用】ビジネスプロフィールの機能と有効活用する方法

Instagramは2018年11月1日、同日に開催したビジネス向けイベント「Instagram Day Tokyo 2018」にて、国内の月間アクティブアカウント数が2900万を突破したことを発表しました。

2017年10月に2,000万人を突破していますから、約1年で900万ユーザーも増えたことになります。
今最も注目を集めているSNSは間違いなく「Instagram」でしょう。

今回は、Instagramをビジネス活用するための「ビジネスプロフィール」をテーマにお送りします。

Instagramは“インスタ映えする”画像を投稿することで楽しく有益な情報をシェアできるSNSです。
お気に入りのファッション、オシャレなカフェの美味しいパフェなどの写真をアップして個人が楽しんでいる印象が強いかと思いますが、現在、ビジネス利用に特化した「ビジネスプロフィール」の利用が広がっています。
ここでは、ビジネスプロフィールとは何か、どのように活用できるものなのか解説してみたいと思います。

Instagramのビジネスプロフィールとは?

Instagramのビジネスプロフィールとは、ビジネスに利用するためのアカウントのことで、「アクションボタン」や「ショッピング機能」など、ビジネス向けの機能が数多く用意されています。

2016年にリリースされ、2017年7月に全世界で1500万アカウントを超えました。さらに、2017年12月には2500万アカウントを超えるなど、半年弱の間に1000万以上も増加しています。
日本国内のアカウント数に関するデータはありませんが、「ぐるなび」と連携するなど話題に上がることも多かったため、2019年は日本国内でも利用が広がることは間違いないでしょう。

ビジネスプロフィールがリリースされる前は、個人も企業も店舗も一般的な「個人用アカウント」を持つしかありませんでした。
たとえば、個人が店舗の投稿に興味を持ってコンタクトを取ったり、店舗のアクセス情報を確認したりする場合、いったんネットで検索し直したりInstagramのコメント欄から連絡したりするしかありませんでした。

ビジネスプロフィールは、そのような“回り道”をせずに直接ユーザーと店舗・企業をつなげる機能を果たします。
具体的には、店舗や企業は個人用アカウントからビジネスプロフィールに切り替えることで、アカウントのプロフィール欄に電話番号やメールアドレス、店舗や企業の位置情報などを登録できるようになります。
ユーザーはプロフィールに記載されている情報をもとに、スムーズに店舗・企業にコンタクトをとることができるようになるわけです。
さらに、アクセス解析が行えるなど、Instagramを使ってビジネスを発展されるための機能が用意されています。

また2018年現在、個人用アカウントからビジネスプロフィールへの切り替えが簡略化されています。
以前はビジネスプロフィールに切り替えるためにFacebookアカウントを用意する必要がありましたが、2018年5月以降、Instagramアカウント単体でビジネスプロフィールに切り替えることができるようになりました。

ビジネスプロフィールの活用方法について

ビジネスプロフィールには、アカウントに店舗・企業情報を記載するだけでなくInstagramを使ったマーケティングをより効率的に進めるための機能も備えられています。
それらの機能を活用する方法について解説する前に、今のアカウントをビジネスプロフィールに切り替える方法を見ていきましょう。

  1. Instagramのアカウント設定から「ビジネスプロフィールに切り替える」をタップ
  2. 機能の説明を見ながら「次へ」をクリック
  3. Facebookページがない場合は「今はFacebookにリンクしない」をクリック
  4. ビジネスカテゴリを選択
  5. 店舗の連絡先(電話番号)を入力して完了

最低限の設定は3分程度で完了します。その後、ビジネスに活用するために「アクションボタン」をはじめ、様々な機能を活用しましょう。
次は、ビジネスプロフィールで活用できる機能について見ていきましょう。

○「インサイト」でユーザーニーズを把握

インサイトとは、プロフィールへのアクセス数や投稿への反応、閲覧ユーザーの性別やオンラインの時間帯などのデータを確認できる機能です。
ユーザーに注目された投稿や、アクセスしているユーザーの情報がわかれば、プロモーションの方向性をよりしっかりと定めることができます。
特に注目すべきデータは、以下の4つです。

  • いいね(お気に入り)数の多い投稿
  • フォロワーが増えたきっかけになった投稿
  • ユーザーの性別
  • ユーザーのオンライン時間

これらのデータを参考にすることで、ターゲットとするユーザーのニーズにより合った投稿を、多くのユーザーがInstagramを利用しているタイミングでアップロードすることができます。

ただし、インサイト機能はフォロワーが100人以上になることで解禁される機能です。まずは積極的に投稿するなどして、100人以上のフォロワーを獲得する必要があります。

○Instagram広告を掲載し集客を加速

ビジネスプロフィールを使えば、Instagram内に広告を掲載することが可能です。
ターゲットにしたいユーザーの年齢層や地域などを細かく指定できるので、より効率的にユーザーにアピールすることができます。

ここでは過去に投稿した写真を広告として配信することができます。そのため、最もエンゲージメント(アクセス・いいね・コメントなどユーザーからの反応)の高い投稿を選ぶことができるため、比較的低リスクで広告出稿ができます。

インサイトでチェックしたデータをもとに投稿を選び、ターゲティングすることで、より広告効果を高めることができるでしょう。
また、通常のInstagram広告はFacebookのビジネスマネージャーから豊富な機能を活用して配信します。そのため、高度な運用スキルが必要になりますが、ビジネスプロフィールから掲載する場合は、費用やターゲットを選択していくだけで出稿できます。
運用経験がなくても、ある程度の効果が期待できるため、ぜひとも活用したい機能です。

〇アクションボタンを利用し店舗へ誘導

ビジネスプロフィールでは、電話番号、メールアドレス、位置情報などを設定できます。
位置情報を入力すると「道順を表示」というボタンが表示され、ユーザーの現在地からあなたの店舗までの道順を伝えることができます。

また、それ以外にも様々なアクションボタンを追加することができます。
アクションボタンについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。

ぜひとも活用したいアクションボタンは「ぐるなび」の予約機能です。このボタンを設定すると、プロフィールページに「席を予約する」というボタンが掲載されます。
このボタンをタップすると、そのままぐるなびの予約ページに誘導できるため、大きな集客効果が期待できます。

まとめ

今回は、急成長するSNS「Instagram」をビジネス活用するために欠かせない「ビジネスプロフィール」について紹介しました。

ぐるなびとの連携記事インフルエンサーマーケティングの活用IGTVの発表など、Grabでも何度かInstagramを取り上げています。
というのも、現在主流となっているSNS(Twitter、Facebook、Instagramなど)のなかで、Instagramが最も将来性があり、ビジネスの発展に貢献できると考えているためです。

「インサイト」「広告」「アクションボタン」という機能を活用することで、「思わず人気が出た投稿を広告を使って最大限にアピールする」や「Instagramで認知してもらったユーザーに来店してもらう」といったことが、戦略的に実施していくことができます。
もしもまだビジネスプロフィールを利用していない場合は、まずは今回紹介した方法で切り替えてみてはいかがでしょうか。